最近,うちのゼミで本を出すということで,ゼミ生各自が撮影してきた写真を載せて執筆する作業をやっています.最初は地理の巡検ガイドブックを作るって話だったのに,いつの間にか,写真から景観を読み取る本ってことになってしまいました.いい写真も多いんです.でも正直言って,笑えないくらい失敗作になると思います.今からでも共同執筆者から脱退したい気分です.

青森県道12号その1へ



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僕は小さい頃から,学級新聞やら,授業で調べたことを班でまとめて新聞にするとか,共同執筆というやつが嫌いだ.文章を書くこと自体はさほど嫌いじゃない.どうも,全体で決めたスタイルに合わせて書くというのが好きじゃないんだな.もちろん全体のスタイルの完成度が高ければ,お願いしてでも参加させて欲しいくらいだ.こち亀の白鳥なぎさの写真集の話ではないが,徐々に方向性を見失っていくような作品に自分が共同執筆者として加わるのかと思うと嫌になる.


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こち亀のなぎさの写真集は,両津の判断で最終的に白黒印刷の辞書サイズで発行し,社運を賭けていた出版社を倒産に追い込むという話だ.原因は不注意でネガを消失したことだが,アイドル写真集に社長の挨拶やポエムを載せるなど方向性を見失ってしまった部分は,我がゼミの本の話とも似ている.方向性は最終的にはゼミ生数人の会議で決まったことなのだが,反対意見を述べたのが自分一人であった.対案を示すか,脱退か,了承かの選択肢で一番大変なのは対案を示すことである.自分は情けなくも対案を示せなかった.


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巡検ガイドを作るという話で聞いて用意した僕の写真は,とても景観から何を読み取るかに適したものではないのだ.しかも当初カラー印刷と聞いていたものが,白黒印刷になるということだ.そればかりか,印刷は学校の研究室の備品で100部発行の計画でやるというから,完成度はかなり見えている.それなら,ホームページで公開した方が遥かに高品質のものが生み出せるというもの.いやらしい話だが,竜飛の階段国道はユニークアクセスでも1000人以上の方にご覧頂いた


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というわけで,組織の多数決に屈した僕の愚痴に長々と付き合ってくださいましてありがとうございます.僕はたった今,共同執筆者から脱退してまいりました.与えられた任務ではなく,任意参加なので,職務放棄ではありません.もう迷いもないので,ちゃんと道路レポやります.ゼミの本に出す予定だった原稿は今後,めんこいブログで公開します.大平トンネル開通に伴う旧道区間は路肩が崩れていたり,補修していたり,両脇から笹薮が迫ってきたりと,ちょっとだけ廃道らしくなっているものの,まだまだ廃道とはいえません.廃道の入門にどうぞ.


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と思いきや,上の写真の急坂を下ると,川が道路を横断している.雪解け直後の5月ということで,サケの遡上は難しいだろうが,らんまがギリギリ女になるかならないかくらいの水量だ.呪泉郷の「娘溺泉」に落ちた経験のある方は注意が必要だ.アスファルト舗装されているので当面は損壊はしないであろうが,未舗装路ならえぐられてしまいそうな感じで,実際,川が流れてくる方向に派生している林道はかなり深い溝が走っている.

青森県道12号その3へ続く

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