城ヶ倉大橋の開通で廃止された国道394号旧道.
徒歩散策路として転用が図られるも,落石や斜面崩壊などの危険のため現在は封鎖され,事実上の廃道となっている旧道に潜入.

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九十九折れを繰り返しながら城ヶ倉渓流との落差はだいぶ大きくなってきているのだが,谷側の鋼鉄製ガードロープが外されている(!).いくら徒歩道とはいえ,危険だ.今回は登りなのでいいが,下りの場合は路面が濡れている上に落ち葉がある影響で非常に滑りやすい.ブレーキが整備不良な状況で突っ込むとかなり危険だと思われる.コースアウト即城ヶ倉ダイブだ.


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ただでさえ狭い路上に落枝がある.以前のレポで奥入瀬落枝訴訟について書いたことがあったが,このような事態は決して珍しいことではない.管理されていない廃道に限らず,落枝のような自然災害は現道でも起こりうる.自然公園内でこれらの災害を皆無にすることは困難である.ヨーロッパの場合,自然公園内での事故は自己責任となるそうだ.ヨーロッパに習えとは言わないが,危険と隣り合わせであることを覚悟の上で自然公園に入るべきではないだろうか.


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頭上についに現道の城ヶ倉大橋のアーチが見えてきた.だいぶ合流点は近くなっているのだが,旧道との高度差はまだまだ大きく,この先にもヘアピン(ヘアピンには,徒歩同時代に整備された東屋もある)が控えている.
それにしても城ヶ倉大橋は巨大だ.一方で旧道は自転車道路とあまり変わらないような貧相さを露呈しており,コントラストが際だっている.


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城ヶ倉大橋を真下から見上げてみると暫定2車線規格の高速道路のようにも見える.現役末期の1994年にここを通った際にはもちろん城ヶ倉大橋も架かっていたのだが,それにも関わらず工事の仕上げが完全に終わってはおらず,そのために渡れないことが理不尽に感じられてならなかった.ただでさえ見通しが悪く狭い上に,紅葉の時期ともなれば対向車も頻繁に現れるだけの交通量があった.そしていよいよ,ヘアピンの先に徒歩道としての役割も廃止に追い込んだ原因が次に現れる.


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最後のヘアピンをターンしていると,ついに,

落石出現.

道そのものを塞ぐような巨大なものはないが,頭部を直撃すれば致命傷となりうるサイズの石が路上に散乱している.普段チャリで散策している際にはヘルメットを着用していないのだが,ここは油断しない方がいい.


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夕方前の調査で,西側を向いて撮影したために逆光となってしまった.
進路左側には,荒川上流部の深さ122mもの谷を一跨ぎする城ヶ倉大橋が一望できるようになった.しかし,ガードレールのない旧道側からは荒川の谷底は全く見えない.先ほどまで下ってきた対岸の旧道も,の中に完全に沈んでおり視認することはできない.


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山側からは木々の侵攻を受けつつ,再び城ヶ倉大橋をくぐるべく,
ゆっくりと登っていく.


 「国道394号」レポは写真ノーカット版のため,標準の5コマ編成ではなく,8コマ前後の変則編成で投稿しております

最終回へ続く

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