古隧道の少ない青森県において、険道の先に控える昭和世代の現役隧道を攻略したので紹介。




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延長21.5kmで普通車から830円も取る上に制限速度わずか60km/hという、ほとんどぼったくりのみちのく有料道路。この欠陥道路をやがては八戸自動車道に編入しようと企んでたというから青森県もなかなかのものである。このみちのく有料道路と並行する険道242号に二戸ノ瀬トンネルは残されている。入口には青森県の隧道直前ではおなじみの高さ制限ゲート(参考:手倉橋)。



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みちのく開通時点で本来なら廃道となる区間なのだが、原付などを通すために旧道が残されているのだと思う。県道242号は田代平から上北鉱山を経て天間林に抜ける県道なのだが、一部区間がみちのくに潰されており、原付などで通行しようとすると、自動車専用道路であるみちのくの西天間トンネルなどが通行不能となってしまうからだ。みちのくから分岐してほどなく現れる二戸ノ瀬トンネルの青森側は1998年に改修されており、「二戸ノ瀬トンネル」の表示。



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【写真左】照明はない。ライトを点灯させて撮影した内部。青森側の隧道内。見るからに新しいコンクリートで吹き付けられており、1998年の補修時のものと思われる。
【写真中】天間林側は一部手掘りにコンクリ吹きつけとなっている。
【写真右】天間林側の内壁には突起物がいっぱい。照明はないが、トンネル自体が長くはないため太陽光が届き、明るい。



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天間林側の二戸ノ瀬トンネル坑口。青森側と異なり改修されていないようで、いかにも昭和生まれの古めのコンクリトンネルという雰囲気を醸し出している。それにしてもフキまみれ。春に来たらフキノトウまみれになっているんだろうか。まさにおバッケの出るトンネル。
参考までに、ほとんどが赤フキなので食用には適さないと思うが。



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扁額を狙ってみたが、天間林側には見あたらない。もしかすると改修前の青森側にも扁額はなかったのかもしれない。今となっては「二戸ノ瀬」というプレートが青森側にあるものの、かつては県に問い合わせでもしない限り、名前を確認することすら困難だったのではと思う(“二戸ノ瀬”をググった結果は僅かに1件)。ていうかー、てゆうかー、名前が「二戸ノ瀬トンネル」だってわかったものの、読み方すらわからんのよ。ニノヘノセ?ニトノセ?ニコノセ?



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天間林側にも高さ制限のゲート。青森側の出口の明かりまで見渡せる。
高さ3.8mまでの制限とのことだが、天間ダムサイトから上流側は完全1車線ダートで天間林側から車高3.8mもある車両が来るのはなかなか困難な険道であり、黎明期のORRの酷道電撃ネットワークによく出てきそうな素敵な道路だ(ORRによる田代からみちのく有料までの区間はこちら)。
人里離れているためか、ゴミや落書きはあまり見られない(青森側に殺すって書いてあっただけ)。



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【おまけ】
半兵衛橋において、険道242号よりダム側に架かる謎の旧橋を発見してしまった。これについては、森林鉄道やダム工事用軌道のものではなく、車道だったものであると確認がとれれば、そのうちまた報告。


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