ダムに沈んで使命を終えた旧廃道はもはやダムサイトに接近するだけの盲腸線かと思われたが、なんとその先には廃隧道が……。
これまでの記事→ 0 1 2
素掘りなので当然といえば当然だが照明設備はなく、暗い(素掘りでも照明がある場合もないわけではない)。そしてこの素掘り、ボロボロボロボロ崩れてるんですが。ナイフみたいに尖ったギザギザハートの落石が路面いっぱいに広がっていて走りにくいことこの上ない。
大変よく崩れておはします。
素掘りは今までにも見たことがあるが、竜飛に向かう国道339号の十三洞門がそうであるように、素掘り面はコンクリなどでコーティングされていることが多い。ところがコーティングなどされず素掘りのまま地肌が露出している隧道を見るのは青梅の明治吹上以来じゃないかと思う。
抜けてみたらなんか、廃隧道と廃道と4スト50ccのスクーターという、なんともシュールな絵だ(これだけのために青森市から100km以上の距離を走ってきましたが何か)。残念なことに上流側にも扁額は残されていない。坑口の上部にはいかにも扁額がありましたと言わんばかりの四角い凹が残っており、かつては扁額が誇らしげに掲げられていたであろうと思うと惜しい気持ちになる。
1本目を抜けたところで2本目のトンネルに向けて藪を進む。乾燥しているため、序盤の湿地帯に比べればだいぶ走りやすく、クマさんが出ないことを祈りながらサクサク進む。実は小生、山梨の御坂峠でクマさんと対峙したことがござい。青森だとクマに遭遇して110番するとすぐ東奥日報で記事になるので、これは山梨日日に載れるぞと山梨県警に通報しましたら「あぁ、山だから熊ぐらい出ますよ」とあっさり言われてしまい拍子抜けした記憶がある。
この写真でもよーく目を凝らすと第二の隧道坑口が藪越しに見えているんだが、この崩落である。写真で見ると大したことがなさそうだが、実際に見るとなかなかきつい崩れ方で、スクーターが通れるように落石を除去する工事を行う。焦って無理に進んでパンクでもしてしまっては青森市はおろか最寄りの市まで帰ることもできなくなるので、一呼吸おいて土木作業を行うことにした。
4へつづく
コメント
コメント一覧
どこだか気になって気になってしょうがありません・・・おかげさまで毎日ウォッちずとにらめっこですよ。
続きに期待してます。
嬉しいコメントありがとうございました!
年内は更新できるか微妙なのですが年明け御用始めあたりには更新再開したいと思います。
どこの隧道かですが、第0話の5枚目のゲートの写真と、第2話の4枚目のダム建設中の仮設橋の資料写真がヒントです。
次回作もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m