青森岩手県境の馬淵川に架かる旧国道4号の青岩橋は老朽化を理由に廃止が検討(デーリー東北記事)されており、現役を退く日も遠くなさそうだが、保存への望みもそこにはあった。



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国道4号を仙台方面へと南下し岩手県境に差し掛かると、現道の青岩大橋と旧道の青岩橋が馬淵川に架けられている。大型トレーラーですら平均80km/hで走行するこの区間ではほとんどの車が自動的に青岩大橋へと流れるが、それでも旧道の青岩橋へと向かう車もちらほらとみられる。とはいえ、旧道を岩手側の現道合流点まで走り切るという車両はほとんどいないが。


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さっそく白看の登場で、「盛岡87km福岡10km」と距離が表記されている。福岡と言っても九州のではなく、1972(昭和47)年まで存在した「福岡町」のことである。福岡町と金田一村が合併してできたのが二戸市であり、市町村名としては1972年までは四戸のみならず二戸もなかったのである(二戸郡はあった)。


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旧道とはいえかなり広い幅員をもっており、さすがは1桁国道である。二戸郡も三戸郡も元々は南部領で、二戸は明治初期には青森県に属していたこともある。二戸は十三本木峠を越えて盛岡へ出るよりも馬淵川沿いに八戸へ出る方が便利で、大きな買い物や映画などの娯楽では八戸や下田まで出るのが普通の地域であるし、金田一の舌崎地区からなら三戸中心部まで原チャで10分の圏内だ。


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白看の宝庫かここは。冒頭リンクのデーリーの記事を読んだ方なら既におわかりかと思うが、二戸市舌崎地区の住民が八戸・三戸方面へ出るには青岩橋を渡るのが最短ルートであり、現道の青岩大橋を渡るためにはいったん二戸方面へ逆戻りしなくてはならないという事情がある。青岩大橋を利用した場合の遠回りの距離は2kmにもなるといい、原チャで制限速度を順守して走行すると4分のロスとなる。


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旧道に入って程なく青岩橋が見えてくるが、橋梁部分だけインチキ2車線幅になっており、さらに通行制限のバリケードのせいか入口のみ1車線となっている。すでに対岸・二戸市の家も見えており、三戸と二戸の近さを改めて感じる。
ところで、2006年ごろまではこの付近に「金田一村」の白看があったようだ(参考リンクwindy-excursion)…。嗚呼、金田一村の白看が一番見たかったのに、遅かったようだ……

2へつづく

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