2011年7月24日。
東日本大震災で、特に深刻な被害を受けた岩手、宮城、福島の3県を除き、アナログ放送が終了した。

1969年にATVが開局して以来、津軽地方や陸奥湾沿岸部のみならず秋田県大館市付近まで、馬ノ神山から送信され続けたATV青森親局アナログ38chも、この日をもって役目を終え、完全に停波した。

そして、同じ周波数でのデジタル開局以来、重複によって受信不可能と思われてきた、UHB渡島福島中継局デジタル38chが果たして受信できるのか、確認する時が来た。

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鰺ヶ沢町長平から権現崎越しに松前半島を望む。
※正式な中継局名は福島ですが、本記事では便宜上、渡島福島と表記します。


鰺ヶ沢町長平

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【受信レベル(12セグorワンセグor受信不可)】
●写真左:UHB渡島福島局(38ch):49
●写真右:TVH渡島福島局(40ch):45

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●写真左:HBC函館送信所or福島白符局(17ch):45
●写真右:STV函館送信所or福島白符局(15ch):46
●写真右:HTB函館送信所or福島白符局(23ch):36

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●写真左:NHK-G函館渡島福島局(46ch):33
●写真右:NHK-E函館渡島福島局(42ch):49


現場はナクア白神から少し西に移動した地点で、標高は大差ない。
こんなあんばいで、UHBTVHの渡島福島局を12セグで受信できるようになった。

アナログ停波まで、弘前市の座頭石地区や、同じ長平地区のナクア白神ではUHB渡島福島中継局デジタル38chの受信はできなかった現象で、やはりATV青森アナログ親局38chによる重複から解放されたのが要因だろう。
同様に、NHK-G青森アナログ五所川原中継局46chの重複が解消したNHK-G函館渡島福島中継局ワンセグながら受信できるようになった。

TVH渡島福島中継局40ch12セグ受信成功は、たまたま伝搬状況が良かっただけなのか、それともABAアナログ深浦風合瀬中継局40chによる若干の重複が解消されたことによるのか、推測の域は出ないが、アナログ停波がきっかけになってはいる気がする。

HBCSTVHTBの3局については、渡島福島局はスキャンされつつも弾かれてしまい、その受信レベルを測定できなかった。
代わりにそれぞれ17ch15ch23chが自動選択されたが、HBCSTVHTBの3局は函館送信所と福島白符中継局で同一周波数の為、どちらを受信しているのか明確な判断はつかない。

ただ、福島白符中継局の開設以前に、長平で函館送信所の波を12セグで受信した経験はなく、もしかすると福島白符中継局の波が届いていて12セグ復調できたのではないかと考えている。


この後、長平集落→いのしし牧場→建石→なおじろう→グランメール山海荘→海の駅わんど→日本海拠点館→わさおの焼きイカ屋と走行したが、長平集落内でUHBワンセグで受信できたほか、グランメール山海荘付近と日本海拠点館周辺でワンセグ復調しかけるところ(レベル10前後)まで行けた。


なお、あくまでフィルムアンテナを使用した車載テレビでの受信結果であり、実際に八木を立てれば映るという確証はありませんので、あくまで参考までに。

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