小生が義務教育で社会科の「地図帳」や「資料集」というものに初めて出会った頃、北日本(主に東北以北)の主要都市の人口の特徴は以下のようなものであった。

〇ニ攣圓論臑羯圓稜椶阿蕕た邑を擁する巨大都市。
∪臑羯圓論令指定都市なのに人口90万に届かない。
E賈迷2のいわき市と、北海道第2位の旭川市の人口がデッドヒート。
とヾ杙圓録邑30万を超え、仙台以外の東北の県都より人口が多い。
トヾ杙圓鳩柑鎧圓判田市が人口30万くらいでどんぐりの背比べ。
青森市にとって人口30万は「越えられない壁」。
Г任眄朕校圓呂箸蠅△┐此∧‥膸圓篁碍岨圓篝慌市より人口が多い。
┐箸いΔ青森第2位の八戸市の人口が岩手県都の盛岡市より多い。
釧路市の人口が20万を越え、帯広市に大差で勝っていた。
室蘭市はまだ人口10万を維持していたが、江別市は10万に届かない。
秋田県と岩手県には県都以外で10万以上の都市がない。
南極と同じ「白色」の樺太に、豊原という人口10万を超す都市がある。



このうち、△砲弔い討論臑羯圓100万都市になったので過去の話だが、,蓮∈もほぼ健在だろう。
2013年8月1日現在の数値で、仙台の1,067,615に対し、札幌の人口は1,935,400。
「100万都市」仙台に対してダブルスコアでの勝利ではないが、札幌は「200万都市」目前といってよい。

後述するがは飛ばす。

い砲弔い董
函館市は、残念ながら衰退したというべきだろう。
亀田半島一帯が平成の大合併で新・函館市になったが、それでも人口28万を割るのだ。
かつての函館市単独で30万を軽く超えた時代からは想像がつかない。

イ里Δ繊郡山市については今回の日記のテーマだが、詳しくは後ほど。
平成の大合併でだいぶわからなくなったが、郡山と秋田は今も32万のあたりで競っている。
郡山は大合併してないと思うけど、秋田市はだいぶ広くなったよね確か?
とりあえずイ砲弔い討枠ヾ曚魎泙犇チ茲ら郡山と秋田が抜きんでたというべきか。

Δ蓮速報値だが21世紀に入って1回だけ、浪岡町との合併前の旧青森市も人口30万を超えたことがあった。

Г蓮∈もだいたいそうだろう。
都市圏人口になると、追い抜かれるけど。

┐楼娚阿任靴隋
都南村を併呑するまで盛岡市は23万都市だが、八戸市は単独で24万都市だった。

について、釧路市の隣に釧路町があるのが不思議だった。
1回だけ釧路に行ったことがあるが、釧路市も釧路町も市街地が続いているのに、今も、合併してないんだね。

、初めてフェリーで室蘭港に着いて、国道36号室蘭新道が、自動車専用の4車線高速道路だと知ったときは、室蘭は凄い都市だと驚愕した記憶が。
だって10万ちょいの人口で、市街地に高速道路だよ。札幌にも仙台にも都市高速がないのに。

、大館市は秋田第2の都市だと聞いていたから、普通に10万くらいはあるんだと勝手に思ってた。

地図上で「色が白い」というだけで、極寒の人が住むような場所じゃないと思ってたから、とにかく何だ此処はと不思議だった。





さて、話が長くなったが、本題に移ろう。

いつの間にか、東北第2の人口を擁す都市の地位が逆転しそうなのである。

そう、いわき市と郡山市である。




実は、少し前から気になっていたので、毎月のように2市の人口を見比べていたのだが、2013年8月1日現在の人口を見て愕然とした。


【2013年8月1日現在(カッコ内は前月差)】
いわき市:328,064人(-107人)
郡山市:327,903人(+210人)


前月478人あった、いわき市と郡山市の差が、161人まで縮小したのだ。
ついに年度内に、東北第2位都市(北日本第3位都市)の地位は、逆転があるかもしれない。

義務教育時代の小生の記憶では、いわき市と郡山市の人口には、明らかに小都市1個分くらいの開きがあったはずなのに、である。


1966(昭和41)年に誕生したいわき市にとって初となる1970(昭和45)年の国勢調査では、いわき市の327,164人に対し、郡山市は241,726人だった。
この時は、85,438人もの大差があった。

そこから、いわき市の人口増が緩やかだったのに対し、郡山市の人口増は著しく(1970年の時点で県都・福島市を凌駕していた)、差は徐々に縮まった。

下のグラフは、福島県3市(いわき、郡山、福島)の人口推移である。
いわき郡山福島

1970〜2010年の数値は国勢調査、2013年は8月現在の住民基本台帳数値である。

このグラフを見ると、もともと郡山の独り勝ち・いわきの衰退が続いているように見える。
いずれ、いわきは郡山に追い抜かれる運命だったのかもしれない。

が、グラフに見えないところを紐解くと、両市とも東日本大震災を境に人口が大幅減に転じる様子が見えてしまう。


郡山市は2005年に338,834人と、国勢調査上でピークに達した後、実は東日本大震災直前の2011年3月1日に、それを更新する338,858人の記録を出している。
そう、郡山は2005年から震災直前まで、人口338,000前後で横ばいだったのだ。
(注1:ただし、地方都市の場合、国勢調査数値より住民基本台帳数値が大きく出る傾向はある)

市勢を維持していたはずの郡山市が、震災からわずか2年5か月で10,955人の激減になったのである。
浜通り地方からの被災者転入があったにも関わらず、である。
(注2:郡山市に転居しつつも、原発周辺の浪江町などに籍を置いている方もいるので、必ずしも郡山市の人口に反映されてはいない)

対するいわき市の2011年3月1日時点の人口は341,453だったので、現在までに13,389人の減となる。
いわきの場合、1995年から2010年まで平均すると1.0%/年前後の減少率だったのが、震災直後からの2年半では約1.6%/年の減少率に悪化している。
このいわき市も、被災者転入や原発事故関連の作業員の転入があったにも関わらず。

同じ被災地で比較しても、三陸沿岸の被災者を収容して、減少し続けていた人口が増加に転じた盛岡市とは対照的と言える。



さて、北日本第3の都市の座をかつて争った旭川市といわき市を比較したグラフが次である。
いわき旭川

抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げてきた2市だが、旭川市が最近ふたたび35万人台に迫ろうかという回復傾向にあり、旭川が確固たる「北日本第3位」の地位を築いたとみてよかろう。

いわき、郡山に次ぐ都市は秋田、青森、福島など色々あるが、いずれも人口減少中で、旭川との差を劇的に詰める可能性は低かろう。
被災者を収容して盛り返した盛岡も、周辺から働き手を集めるようなめぼしい産業はなく、諸都市をごぼう抜きで旭川に迫ろうかという要素は無さそうである。



話は変わるが、今年ついに仙台市の人口が秋田県の人口を抜いたことにも気が付いた。

仙台市:1,066,079人
秋田県:1,052,698人

広島市より人口が少ない鳥取県や島根県、あるいは福岡市より人口が少ない宮崎県や大分県や佐賀県、というように、中四国や九州では中枢都市よりも県の人口が少ない例はあったが、ついに東北地方でも出たか。

こういう、人口の逆転をみると、「追い越した方がすごい」というより、寂しさを感じてしまう。
もちろん、両方とも人口増加中で、片方が追い越すとなれば、その勢いに感心するのだろうけど。

近い将来、郡山市はいわき市を逆転するのだろう。
2市とも「原発事故」という暗い影を落とす中での逆転劇となるだけに、なんともやるせない。

そして、現在193万を超す札幌市の人口が、福島県の人口を逆転する日も遠くないかもしれない。
かつて人口210万を越えた福島県が、今、195万人を割っている現実は、寂しい。

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