◎江差線廃止 来年5月12日 JR北海道が届け出
 【札幌】JR北海道の小池明夫社長は26日、JR江差線木古内—江差間(42・1キロ)の廃止日を2014年5月12日とし、国土交通省に届け出た。代替輸送の経費支援について沿線自治体3町と合意しており、来年5月11日の最終運行以降、同区間はバス転換される。同社は廃止までの残りの運行をイベント性の高いものにする方針だ。同社の路線廃止は1995年9月の深名線(深川—名寄)以来。
(以上、2013年4月27日付 函館新聞より抜粋)

木古内−江差が廃止になるとは聞いていたので、実は4月28日に江差線に乗ってきた。
おそらく、自分にとってはこれが最後の乗車になるだろうと思っていたのだが、函館新聞の記事を読んで「?」と思ったのは、最終運行日(2014/5/11)と廃止日(2014/5/12)に1日のずれがあったことである。

調べてみると、函館19:31発江差行最終列車の江差到着時刻が21:50
一方で、江差発函館行最終列車の江差発車時刻が19:08(函館着は21:16)ではないか。

これはつまり、5/11の廃止日に江差まで運行した最終列車を、翌日に江差線外へ回送させるために廃止日を5/12にしたということか??
廃止当日は江差駅でお別れのセレモニーとかやるんだろうけど、名残惜しんで江差町民が集まってる中で「はい さようなら」と、回送列車がすぐ木古内へ引き上げていくとは考えづらいし・・・。



まあ、写真撮ってきたので、興味ある方はもう少々お付き合いください。
小生は乗り鉄なので、寫眞のクオリティはアレなんですけど。

■ 木古内駅で乗換え。
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写真左:木古内駅5番線に停車中のキハ40系。
写真中:江差方面」と書かれた案内看板ももうすぐ無くなるのか。。。
写真右:江差−木古内−函館」のプレート。

■ 江差線の車窓から。
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写真左:沿線の北海道道5号には撮り鉄の皆様のクルマというクルマ。「わ」ナンバー多し。
写真中:稲穂トンネルを越えた檜山側では、日本海に注ぐ天の川を眺める。
写真右:上ノ国を過ぎ、外を眺めながら撮影中の女子鉄越しに日本海を。

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旧国鉄の「JNR」ロゴが付いた扇風機。久しぶりに見た気がする。

■ 湯ノ岱駅では交換もあった。
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写真左:これって183系で良いんだっけ?一瞬、特急オホーツクかとビックリ。
写真中:臨時急行えさしとの交換。タブレット持った駅員さんダッシュ!
写真右:臨時急行えさしを撮りたくて、撮り鉄の人たちいっぱい来てたのか。

■ 江差駅に到着。
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写真左:なぜか既視感のある江差駅待合室。浅虫温泉駅のような、昔の鯵ケ沢駅のような。
写真中:観光パンフレットもいっぱいで賑やか。本当に廃線になるのか。。。
写真右:駅窓口では、江差駅発行切符を求めて皆様行列中。この隙に戻りの窓際座席確保。

■ 江差駅を外から。
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バイクで江差に来る度、江差駅には立ち寄ってきたが、実際に列車で来たのはこれが最初。
ちょっと江差の市街地とは離れてるので、徒歩では不便。
そりゃ、乗ってきた列車の折り返しの木古内行じゃなく、次の木古内行を待てば市街地まで行けるけど、次まで3時間以上あるのでやめた。



■ かつて旅行した奥尻島の目線で江差線を考える。
思えば、奥尻の帰りにハートランドフェリーを使ったが、公共交通機関での江差から函館への接続はもっぱら函館バスのようだった。
フェリーでは「函館行のバスに乗り継ぐ人は、江差港のバス停で待っててもらう手配をするから、船員まで申し出てください」的な船内放送も流れていた。

函館⇔江差の移動は自家用車というのが主流の中で、苦戦を強いられている公共交通機関での移動は、完全に函館バスに軍配が上がっていたのだろう。

特に、奥尻目線で考えると、観光シーズン(5〜9月)のハートランドフェリー奥尻便のダイヤとの接続する江差線の連携は、お世辞にも良いとはとても言えなかった。

1日2便の奥尻発1便は江差着が9:00だが、これに接続するのは10:27発の木古内行で、木古内で特急に乗り継いでも函館着は12:22。
次の奥尻発2便の江差着は18:15だが、接続は19:08発の函館行で、函館着は21:16だった。
江差港についてから函館まで、3時間もかかるんじゃ江差線は敬遠されてしまうだろう。。。
(大きな声で言えないが、50ccの原チャでも函館港から江差港まで2時間でお釣り来たし)

その逆の奥尻行への接続も不便である。
江差港発のフェリー1便は9:30。
一応、函館発6:53の江差行1番列車に乗れば江差9:17着だが、13分で江差駅から江差港まで移動して乗船手続というのは無理がありすぎる。
木古内6:43発江差行の1番列車なら、江差着7:49という余裕ありまくりの接続はできる。
が、函館から木古内6:43発江差行に接続する列車がない。
朝一の特急はおろか、函館3:22発の急行はまなすでも無理(だって木古内に止まらないし)。
江差港発の2便は18:45だが、函館16:21発が江差に18:58着となり、間に合わない。
木古内14:44発の江差行なら、江差着15:51なので間に合うが、なんと江差で3時間近い接続待ちである。
14:44に木古内にいるためには、函館発13:56の特急か、普通列車なら函館13:15発に乗らねばならず、これも現実的な選択肢とは言えないだろう。

もう、最初から奥尻のフェリー江差線は、どちらも接続を視野に入れてなかったと考えるべきだろうか。


そんな江差線の廃止まで、今日であと265日。
せめて、北海道新幹線開業まで、もってほしかったかな。
満身創痍なのはわかってるけど。