秋田県の県庁所在地・秋田市は北東北3県で最大の人口を擁する都市である。
クルマで何度も秋田市に行っている自分の感覚では、海手から秋田駅方面へ山王大通りなんかを走っていると秋田市が北東北3県で最大の都会だとも思う。

過去に『合併前の旧市域の人口ランキング(北海道・東北)』という記事を書いてから、「東北 第二都市」をキーワードに当ブログにお越しくださる読者様も多いのだが、異論覚悟で東北の都会を序列化すれば、1位仙台、2位郡山、3位秋田であると個人的に思う。

僕は東北ナンバー3の都会だと思う秋田市だが、近隣の県都まで陸路で行くのが異様に不便な都市でもある。
一応、高速道路だけで青森、盛岡、山形や新潟にも行くことはできるのだが、非常に大回りである。
唯一、仙台だけは秋田道が北西から南東に斜めに伸びているおかげで"高速で直結している感"があるが、問題は鉄道だ。


秋田新幹線も、序盤は北西から南東に斜めに向かって行くのだが、秋田県内陸南部の重要都市・横手を目前に、大曲でスイッチバックして北東に進路を変え、田沢湖線に遠回りしてしまう。
田沢湖線に比べ大幅に短縮できる路線であり、東北新幹線開業前は「特急あおば」なんかも走った「北上線」が横手と北上の間にあるのに、だ。
山形新幹線の開通も理由にあるが、秋田新幹線のために奥羽本線の対山形直通機能も失われてしまった。

秋田新幹線の恩恵を最も受けたのは、実は秋田(県・市の両方を含む)じゃなく、盛岡市じゃないかとすら思えるほどだ。



秋田新幹線で強く結ばれた秋田市と盛岡市の関係だが、クルマで行くとなると不便なのは解消していない。
青森市・新潟市の両方面へは秋田道・日本海東北道、山形市方面へも東北中央道が徐々に整備され全線開通の目途も見えつつあるが、地域高規格道の盛岡秋田道路は角館で少し開通しているだけで、整備はだいぶ先になりそうな状態だ。

そんな秋田市と盛岡市の移動で、最短距離で結ぶ国道46号と、北上を経由する秋田道で、どちらが速いのかを、道路交通センサス(H22)で比較した。
結果は予想通りになっちゃったが…

秋田⇔盛岡 ルート比較図

秋田盛岡ルート図
【画像はクリックで拡大します】

秋田側の基点を秋田道 秋田南I.C、盛岡側の基点を
東北道 盛岡I.Cとした比較だ。

高速に上がらず、国道46号 仙岩トンネル経由の一般道ルートであれば、距離は97km。
日中12時間上下線平均で、所要約1時間45分である。
一般道ながら平均旅行速度も55.5km/hに達するので、ノロノロ運転や渋滞にイライラすることも少なかろう。


一方で、高速を使う場合は距離で国道46号経由より60kmも長い157kmに達する。
所要時間でも、日中12時間上下線平均で1時間58分、まあ2時間というところ。
秋田道は暫定2車線対面通行の区間も長く、遅い車主催・奥羽山脈横断パレードに巻き込まれたら北上JCTに会いたくて会いたくて震えっぱなし必至である。

とりあえず、秋田⇔盛岡の自動車の移動だったら国道46号一択に尽きる。
と言って問題ないだろう。


余計なひと言で、盛岡秋田道路に言及するとすれば、現道でも55.5km/hも出てるなら、全線を自動車専用道路で整備する必要もないような。

岩手県側は盛岡I.Cから雫石バイパス終点までの国道46号を4車線化して、制限速度50km/hを撤廃して仙岩道路を秋田県側まで全区間60km/h制限に緩和して、秋田県内は山間部と田園地帯にゆずり車線と登坂車線を整備しまくるので十分と思う。

センターポール付の追越禁止インチキ高速なんか作っても、三陸や仙台平野みたいな地震・津波頻発地帯なら良いかもしれんけど、豪雪地帯だと真冬に仇になることも多々あるからだ。

猛吹雪のときに吹き溜まりとか交通事故で止まったら、もちろん大型車はUターンで逃げれないし、センターポールのせいで道路中央の除雪が出来ないもんだから雪のナチュラル中央分離帯が出来て、4WDの乗用車でもUターン不能になるから。

津軽道で、スリップして横向きに路肩の雪藪に刺さって梗塞道路にしちゃった2台前のヴェルファイヤを追い越そうとして、雪の中央分離帯に果敢にアタックして横転したジムニーを真後から見ていた俺が言うんだ、「雪国にインチキ高速なんかイラネ」、で間違いない。

blog_rankingクリックでブログランキングに投票!