八戸鹿角
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前回、秋田⇔八戸のルート計算をした際に、読者のぽいふるさんのご指摘もあって、鹿角以東は国道104号で田子経由で三戸に抜けるより、秋田県道128号国道454号で五戸に抜けた方が短絡可能であるという結果が出た。

この結果をみてしまったら、八戸大館の一般道最速ルートも求めたくなった。



2005年に、秋田県第二の人口を持つ都市は8市町村が合併した横手市になった。
横手も、大仙(旧大曲)や湯沢より大きく賑やかで、雄物川流域の盆地を代表する都市であるのは間違いない。
国道13号を南下して横手に行けば、秋田市以来の賑やかな雰囲気を醸し出しており、合併前は人口4万を切っていて黒石と同じくらいの都市だったとは思えないほどの規模である。

だが、秋田県第二の都市といえば横手ではなく大館だと考える人は少なくないのでは、と思う。
実際、平成の大合併以前において、大館市は単独で人口約7万と、秋田県2位の人口を誇っていた。
2010年の国勢調査でも、DID(中心市街地)人口は横手の13,386人に対し、大館は倍近い24,373人で秋田県2位をキープしている。
県立高校の配置で見ても、大館鳳鳴高校は旧制秋田県第二尋常中学だが、横手高校は旧制秋田県第三尋常中学だ。
(ただし旧制中学の番号でいうと青森の都市の序列は弘前>八戸>青森>木造>野辺地>その他諸都市になるので説得力に欠ける。。。)

幼少期のおぼろげな記憶だが、大館にはデパートの正札竹村やアーケードの商店街があり、道は混んでいるし人もたくさん歩いている賑やかな街という印象が強い。
中三、丸友、マルキとデパートが3つもあった『商都・五所川原』の賑やかな時代の記憶も自分にはあるため、五所川原とどちらが賑やかだったかという記憶の比較は難しいが、大館は少なくとも同じ秋田県北の能代を圧倒していた。
能代は平成の大合併まで秋田第3の都市で、2010年のDID人口でも20,382人と横手を上回り、秋田3位であった。
こうした事情もあって、自分の中では秋田県で2番目に大きな都市は大館市であり、3番目が横手か能代という印象があるのである。



無駄話が長いのが僕の悪い癖だが、ともに県内2位都市という地位にある八戸大館の一般道最速ルートを求めるために、国道103号国道104号が接続する鹿角市中滝の交差点以西で、大館市へ至るルートを比較することにした。

ひとつは、北側を走り小坂経由で大館市に至る、秋田県道2号(樹海ライン)のルート。
ふたつめは、南側を走り、十和田南経由で大館市に至る、国道103号のルートだ。

で、国道103号は大館南バイパスが開通し、市街地を走る旧道区間が道路交通センサスの対象外になってしまったので、大館側の基準点をそれぞれ設けることにした。

秋田県道2号(樹海ライン)の場合は、国道7号に接続する有浦の交差点。
国道103号の場合は、旧道に接続し大館市街地に最寄りとなる大館南バイパス 池内ランプとした。
かつての正札竹村の位置する大館市大町26が大館市街の中心とすれば、有浦から1.9km、池内から2kmと、ほぼ等距離と言っていい位置かと思う。

計算結果が、下図だ。
大館中滝
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大館⇔中滝の移動は、国道103号経由に軍配が上がった。
国道103号の方が距離で5km程度短く、平均旅行速度で5km/hほど速いこともあり、所要時間で11分の差になった。

十和田湖へのアクセスでは秋田県道2号(樹海ライン)に分があるのだけれど、一気に発荷峠まで登ってしまうのが対八戸への移動という面では仇となってしまった。

大館⇔中滝を国道103号で移動し、中滝⇔八戸は迷ヶ平経由の秋田県道128号国道454号で行くと、八戸・大館間の計算結果は距離=111.2km、所要時間=2時間8分37秒であった。



それにしても、大館市と鹿角市を結ぶ区間であるというのに平均旅行速度が58km/hにも達する国道103号の俊足ぶり。
末広や十二所、大滝温泉、比内町などをバイパスでガンガン通過し、大館南バイパスに至っては4車線で立体交差完備。
前にも書いたけど、大館南バイパスは人口7万の地方都市にしてはオーバースペックだ(笑)。
だって大館は国道7号ですら4車線区間ないんだぞ。
都市圏人口では30万超を誇る弘前だって、地域高規格道路・弘前黒石I.C.連絡道路は信号だらけだったりするわけで、同じ東北道へのフィーダー路線で比較しても大館南バイパスの整備のされ方は際立っている。

1955(昭和30)年に小畑勇二郎(旧早口村→早口町→大館市出身)が知事になり、1979(昭和54)年には佐々木喜久治(小坂町出身)に知事が交代し、1997(平成9)年に寺田典城が当選するまでの42年間、大館近隣出身者が秋田県知事だったというのも、大館・鹿角間の道路整備に多大な影響を与えたんだろう。
(余談ながら小畑勇二郎が旧制秋田中学、佐々木喜久治に至っては旧制横手中学卒業で、旧制大館中卒ではないのが意外である)

我田引水ならぬ我田引道の証拠はないけど、相当の政治力がなけりゃ、人口10万未満の大館に4車線・立体交差付きの無料都市高速みたいな大館南バイパスは無理でしょ。

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