『岩手県が長すぎる』


東北自動車道で、東京⇔青森を往復する度に思う。
同じことを思うのは自分だけではないようで、ことし初めて青森ねぶたを見に行った知人も同じ感想を漏らしていた。

静岡県の東名高速も長いが、こちらは富士山に富士川、由比海岸、安倍川、牧之原の茶畑地帯に浜名湖と風光明媚な車窓が連続して飽きることがない。
駿河、遠江と旧国を2つ(通過しないが伊豆にも接近する)も通過するのもあるかもしれない。


これに対して、岩手県の東北道には、これと言って素晴らしい車窓が広がることは少ない。
もっとも、観光道路でもない高速道路に車窓の美しさを求める方がどうかと思うし、東北道沿線でいえば岩手に限ったことではなく、青森だって岩木山が時々見えるくらいだ。

そんな中、かれこれ東北道を30回以上往復して、新たに思うことがもう一つ。


『宮城県も長い気がする』


今日は、そんな僕の思い込みに纏わる話になる。


三日月の丸くなるまで南部領。

三日月の丸くなるまで南部領
(C)KOEI

岩手県といえば、北海道に次ぐ広大な面積の県である。

岩手の面積は15278.89k屬砲盖擇咫∪朕(9644.54k)の1.5倍以上もある。
東北で2番目に広い福島(13783.75k)と比較しても、沖縄本島1個分(1208.19k)以上の面積差を誇るのだ。
(福島県+国後島の面積が15282.31k屬箸覆蝓△曚楷篌蠍の面積に近い広さになる)

岩手県の広さを知っているからこそ、岩手県が長すぎるというイメージを持つのだろう。
それは事実でもあるのだが。



一方で、だ。


宮城県の面積といえば、東北では最も狭い7282.14kである。
ここに東北最大の230万近い人口を抱えるので、人口密度では約320人に達し、それに続く福島や青森の約140人にダブルスコア以上の大差となる。


僕は東北6県の中において、宮城県は狭い所に人口が集積する県というイメージを持っていた。
これも事実なのだけれど。




三十路に入ってからというもの、肉体が20代の頃とは異なって、疲労に対して敏感になったように思う。

最近、東北自動車道を走り終えた自分の肩とか腰から「宮城って、実は長いんじゃね?」という信号が脳に向けて出されているような気がした。

これまでだったら、「仙台周辺はグニャグニャだし交通量も多いから疲れたんじゃね?」と片付けていたところだが、せっかくなのでH22道路交通センサスから調べてみることにした。


埼玉県から青森県に至るまで、東北自動車道沿線各県別の延長(距離)と、平均旅行速度・所要時間を算出したのが、下表だ。


東北自動車道 県別 距離・所要時間一覧表

東北道 県別 距離 所要時間表
【画像はクリックで拡大します】


ほら。

狭いと思っていた宮城県の東北自動車道、距離にしたら実は長かった。

広い岩手県には及ばないけれど、約132kmという距離も、約1時間40分かかる所要時間も、沿線各県の中では宮城が2位である。


宮城は交通量が非常に多い仙台以南(蔵王PA付近〜泉IC付近)に80km/h制限の急カーブ・急坂地帯が連続し、運転による疲労に拍車をかけるように思う(わたし自身の感想なので個人差があります)。

比率にすると岩手も80km/h制限の区間は同程度存在するが、交通量が多くないので、宮城ほどの疲労を感じないのだろう。



疲労の感じ方は個人の主観に基づくものがあるので数値化しがたいが、実は岩手以上に宮城でダメージを喰らっているような気がする。

ていうか、岩手・宮城2県連合でほぼ300kmもあるなんて・・・

この表を作って計算して、盆に青森に帰る前に気分が憂鬱になってしまった。
おれ、八戸自動車道で帰るから、岩手だけで202.9kmもあるんだよ('A`)

blog_rankingクリックでブログランキングに投票!