この日記は2014年に作成したものを再編集したものです。


2014年11月15日早朝6時、人生最大規模の旅行の行先を九州に定めた我々は、都内の自宅を出発したのである。

天候は晴れ
最寄駅の高速バス停から空港リムジンバスに乗車し、首都高速を順調に進み、羽田空港には予定より早着した。


q001
リムジンバスは多少の渋滞も考慮して余裕あるダイヤにしているのだろう。
福岡行のJAL309便も、定刻で離陸した。


q002
離陸して間もなく、いつも青森や三沢に飛んで行くときに通過する千葉・茨城方面に筑波山が遠望された。
関東平野は実に広大だ。


q003
続いて、旋回した飛行機は横浜上空へ。
ベイブリッジやみなとみらいが良く見渡せる。
首都圏の景色とはいったん、おさらばだ。


q004
この日は空気が澄んでいて、三浦半島から南の方に伊豆諸島が見えていた。
伊豆大島にも、こっちにいる間に1回は上陸してみたいが・・・

さて、ここで機長から一言入る。

『途中、気流の乱れている箇所があるため、通常より低い高度で飛行します』

これは、窓の外を見ないわけにいかないでしょう!


q005
富士山がこんにちは。
やっぱり、良い山だ。噴火しなきゃいいけどなあ。


q006
名古屋、大阪を越えてしばらく飛行すると、本州と四国を隔てる瀬戸内海上空。
しまなみ海道の橋梁もくっきり見えた。
大陸から流れ込む空気が汚い西日本で、こんなにハッキリ見えるなんて珍しいと思う。
高校時代、10日間ほど広島県福山市の鞆の浦に滞在したことがあったが、対岸の香川や愛媛の陸地が見えたのは2回だけ(それもうち1回は夜中に工場の煙突が点滅するのが見えただけ)だった。


q007
関門海峡も見えてきた。
自分にとって、7年ぶり2回目の九州上陸までもう少し。

そして、低空飛行した分、定刻より多少遅れて11時25分に福岡空港に着陸。
自分自身は2007年、33番目に上陸した都道府県となった福岡県であるが、北海道と本州と佐渡以外の島に渡った経験のない妻は九州自体が初上陸である。


荷物を受け取り、地下鉄でJR博多シティに移動し、昼食を狙い始めた時刻は11時50分を回っていた。

当初予定では、だるまに入る予定だったが、行列が30mにも達しており「12時36分発の新幹線に間に合うか?」と聞くも店員からは色良い返事が得られず。

どこに入ろうか思案しているが、行列店か、ガラガラの店か、2極化してしまってるんである。

そんな中で、唯一、「12時36分ですか・・・?・・・いいでしょう!」と言ってくれた行列店が、新風さん。


q008
店員さんに敬意を表し、奮発して「全部のせ」をいただく。
当初の予定にない店だったが正解の美味さ!
東京で食う博多ラーメンより、スープにコクがあるし、細麺の噛み心地もちょうどいい堅さだ。
固めの替え玉までしてしまった。

「ごちそうさまです♪」


おなかいっぱいで新幹線コンコースに入ると、あれ??

q009
乗る予定の九州新幹線「さくら551号」10分遅延だという。

駅員の放送の声が籠っていて、新ω¥●*駅で停電」とは聞き取れたが、新ω¥●*駅は新大牟田かどこかだろう。JR九州たるんどるぞくらいに思っていた。


q010 q010b
ホームに上がったら、停電を起こしたのは新横浜駅で車体によじ登って地絡させた輩だと判明・・・・・・
日本は本当に自殺問題に深刻に取り組んだ方がいいと思うぞ。


q011
ともあれ、無事にグリーン車にて出発!
これで、日本の新幹線の既乗区間は下記のとおりとなった。

東北東京−新青森】
上越大宮−新潟】
東海道東京−新大阪】
山陽新大阪−新山口】
九州博多−鹿児島中央】

未乗は北陸新幹線(高崎−長野)と、山陽新幹線(新山口−博多)だけか。

福岡の街が車窓から消えたと思ったら、トンネルに入り、佐賀県の新鳥栖駅に停車。
q012
ちょこっと通過するだけだが、42番目の上陸都道府県「佐賀」を達成する。


q013
一瞬の佐賀県を経て、再び福岡県に。
どう考えても新鳥栖、久留米、筑後船小屋、新大牟田と、新幹線の駅が多すぎる気がする筑後平野を南下。
こりゃ無駄に駅が多い岩手県の一ノ関、水沢江刺、北上、新花巻、盛岡もびっくりの駅間隔だ。


q014
なんやかんや、新鳥栖と久留米だけ停車し、都心から離れた位置にある熊本駅に到着。
43番目の上陸都道府県「熊本」も達成。
熊本は、後日再びじっくり見物予定である。


q015
熊本を過ぎてビックリしたのは、海側に巨大な山が見えたことだ。
冷静に地図を頭に浮かべ、有明海の向こうにそびえる、長崎県の雲仙普賢岳だと理解。
しかし、海沿いを走る鉄道で、海の向こうの火山が間近に見えるのって、ここの他には宗谷本線の利尻富士くらいしかイメージ湧かない。

少なくとも、新幹線では九州だけじゃなかろうか。

かつてのターミナル駅・新八代は呆気なく通過され、なぜか川内には停車し、鹿児島中央へと南下していくさくら号。


q016
ところで、新幹線の遅延時間10分は取り戻すどころか、南に向かうにつれ、徐々に拡大しているんである。
鹿児島中央駅での、指宿枕崎線への乗り換え時間は13分とかだと思ったが、だいじょうぶか?



だいじょうぶじゃありませんでした(泣)



同じグリーンに乗っていて、日豊本線の特急で国分へ行く指定席券を持っている女性の元へは車掌がやってきて、「鹿児島中央で接続を行います」と言っているが、指宿枕崎線の普通列車に乗り換える我々には「頑張って超ダッシュか、1時間後のやつがあるよ」という話orz



・・・・・・・



こんな乗り換えダッシュ、経験したことねーよー。。。
という勢い。
福島駅の福島ダッシュや、往年の青森駅の青函連絡船ダッシュはこんな感じだったのだろうか。


指宿枕崎線、山川行ご利用のお客様ァ、間もなく発車しまァす、お急ぎくださァい」と放送が鳴り響く鹿児島中央駅の人混みの中、荷物満載のスーツケースを引っ張って、かみさん付いて来てるか振り返りながら、全力疾走。


q017
なんとか指宿枕崎線に飛び乗るが、窓ガラス割れた東京メトロ東西線かという満員ぶり。

この指宿枕崎線の鬼のような混み方だが、実は我々の1本前の九州新幹線も遅延しており、14時2分発の「特急指宿のたまて箱5号」に乗り換えできなかった指宿温泉目当ての観光客が、後続の14時14分発の普通列車に殺到してしまったのだ。

それが土曜日の高校生の帰宅時間にも重なり、鹿児島のローカル線とは思えない酷い混みっぷりになってしまったというわけである。

新横浜駅で新幹線に上って地絡させた自殺志願者の影響は、薩摩半島にまで及んだんである。

砂蒸しの前に、満員で蒸されてしまった。

桜島が車窓から見えるが、とても写真撮れるような状況でもなく、身動きができないまま南下。


q018
そうして列車は、薩摩今和泉駅に到着。
なんか、いるぞ。


q019
指宿商業高校の野球部が、折り返し鹿児島中央行の「特急いぶすきのたまて箱」が通過するのを、黄色い旗を振ってお出迎えしているんであった。

交換で特急が通過すると、ダッシュで撤収し、今度は反対側から、我々の乗った普通列車前に整列している。

普通列車が動き出すと、今度はこちらに黄色い旗を振るのであった。
車内に笑いが起こる。

これはいい取り組みだ。
青森県の五能線沿線なんて、「リゾートしらかみのせいで、高校生乗るに良い汽車ねぐなって不便だじゃあ」と不満ばりぐだめいで、チャリで通える距離を、甘やかしの馬鹿親がクルマで送迎とかやっちゃってるが、少し鹿児島を見習えい。
観光客目当ての「指宿のたまて箱」が走っていても、地元と共存できているじゃないか。


q020
長渕アニキのゆかりの地・宮ヶ浜駅。
もう、だいぶ指宿が近くなってきたが、まだ座席は空かない。
鹿児島中央から乗ってきた鶴丸高校の生徒が1人、ここで降りて行った。


q021
かくして、指宿駅に到着したのである。
寄り道しながら来たけれど、都内の自宅から9時間。

沖縄より相当北に位置しているのだけれど、指宿市の雰囲気は、沖縄の宮古島平良とか石垣島の大浜の住宅街みたいだった。

こういう南の空気って、青森県人からすると、たまらなく心地よいんである。


本日のお宿は、豪華に指宿白水館。

q022
なんと、たまたま離宮が空いたから、ハネムーンのお二人にサービスです、ときた!


q023
普通の部屋でも十分すげーのに、グレードアップしていいの??


q024
天井には、豪華そうな絵が。
こういうの、よくわからないんだ、すまん。


q025
薩摩半島の知覧の抹茶をいただくという至福。

「たまんないねぇ!」

そう、長渕アニキが2002年に桜島で行ったライブで叫んだ言葉が脳裏に浮かぶ。


q026
さっそく、自慢の名物・砂蒸しへ。

なーんぼあずましぃばぁ〜♨

本当に、気持ちいいんだよ。

ここ数か月、かみさんに付き合わされて岩盤浴というのに通っていて、暑さに徐々になれてきたせいもあるのかもしれない。

周囲の客が「暑い・・・」と10分か15分で脱落していく中、心地よくて笑いっぱなしで20分も入ってしまった。
出るよう促されなければ、30分以上いれた。

指宿の砂蒸し、本当に、本当に気持ちいいんだよ(2回目)。


q027
部屋に戻ると、錦江湾越しに大隅半島が夕陽に照らされていた。

錦江湾の美しさに、思わず長渕剛の「桜島」の歌詞を口ずさむ。

錦江湾に陽が沈み
海が赤く血の色に燃え始める
照りかえす雲は紫に染まり
鋭んがったまんまでモクモクと息をしてる
俺は桟橋から桜島フェリーに乗り
山よ、岩肌よ、ゴツゴツのおまえ
貴様の前に立つ
燃えて上がるはオハラハー桜島
丸に十の字の帆を立て薩摩の風が吹く


q028
指宿の港に、対岸の根占の方から来た高速船が入っていく様子が見えた。
ああ、良いなあ。
ヤシの木が、南国ムードを盛り上げる。


q029
そして夕食。
豪華じゃないか!


q030
鹿児島と言えば、黒豚。
しゃぶしゃぶでいただく。

お肉が美味い、というか、脂が美味いねぇ!
もっと食べたいが、懐石なのでこれだけ。
がまん、がまん。


q031
部屋に戻ると、指宿の街は暗闇の中に輝いていた。

本当は少し、夜の指宿の街を散策してみたかったけれど、歩くと少し離れているのでやめた。
一人旅だったら、行くんだけど。


さて、この夜は珍しく地上波で錦織×ジョコビッチの試合があるんだった。
鹿児島は民放4系列が揃う日本最南端の県なので、テレ朝系鹿児島放送(KKB)で錦織の準決勝が見れる。
日程が1日ずれていて宮崎だと、テレ朝系がない民放2局地区なので高い確率でアウトだったろう。
そう思って、番組表を見て、たまげた。

なんと、薩摩半島も南端に近い指宿だというのに、

宮崎放送(MRT)
テレビ宮崎(UMK)
NHK総合宮崎
NHKEテレ宮崎

以上、宮崎全4局が勢ぞろい(笑)

あれ?錦江湾の対岸の大隅半島って宮崎県領じゃないよな??

岩手局が折爪岳の二戸中継局から青森太平洋側に電波ダダ漏れをやるように、宮崎局も鰐塚山から鹿児島県大隅地方に電波ダダ漏れをやらかしているとは聞いていたが、薩摩地方南部の指宿まで届くとはすごいな。


ツーリングマップル九州沖縄を開いて、明日の宮崎までの道を考えながらビールを飲んでいたら、錦織の試合を見る前に、ほろ酔い気分でウトウト。

そのまま1日目が終わった。

2日目「南九州白熊編」はコチラ↓

blog_rankingクリックでブログランキングに投票!