北海道最北端の都市・稚内を目指すには様々なルートがあるが、今回、分析の対象にするのは深川留萌自動車道である。


札幌・稚内間をJR函館本線・宗谷本線経由で結ぶ特急スーパー宗谷と対峙するのが、宗谷バスや北都交通などで運行される特急わっかない号特急はまなす号になるが、このバスが経由するのは深川留萌道になる。

ご存知の通り、札幌以北は函館本線と宗谷本線に沿って道央道が整備されているが、札幌・稚内を結ぶ都市間バスは留萌本線と往年の羽幌線に沿うルートを採っている。

前者の鉄道が1日に往復3便・概ね5時間〜5時間41分程度であるのに対し、後者のバスは1日に往復6便・概ね5時間50分。
俊足の特急スーパー宗谷はともかく、サロベツになると一番遅い便は5時間41分かかってしまう。

都市間バスは留萌以北はほぼ一般道だけになるにもかかわらず、あまり遅延することは無く、それどころか10〜15分程度早着するケースが珍しくないようだ。
そんな都市間バスのルートの一部を構成する深川留萌道について、どう利用すれば最大限の短縮効果を得られるのか、空知管内の北竜と、留萌北隣の小平の間で最速ルートの分析をした。


さて、当ブログではこれまで東京⇔青森の一般道(無料高速)最速ルートや、函館⇔札幌の一般道最速ルートを計算してきたとおり、高速道路だけではなく一般道での最速ルートも計算していくことにする。

札幌から道北へ北上する一般道ルートとして、国道12号に対抗する有力ルートである国道275号を利用することを想定し、国道233号と接続する北竜町の碧水交差点起点にしたのである。

留萌以北は日本海沿いの国道232号の一本道であるが、留萌市をどう通過するかは検討の余地がある。
そこで、留萌北隣の小平町の小平蘂川に架かる高砂橋北詰終点とし、いくつかのルートで比較をした。

深川留萌道 留萌通過 最速ルート分析
【地図はクリックで拡大します】


さて、まず碧水交差点からであるが、一応、沼田IC北竜ひまわりICとどちらを利用すべきか、計算した。

まあ、計算するまでもなく北竜ひまわりICという結果。





で、そこから深川留萌道に上がるとして、面白そうな分岐が出てくるのが留萌幌糠IC

このまま深川留萌道を北上して留萌市街を抜けても良いが、内陸を迂回して小平に抜ける道道550号もある。


平成22年の道路交通センサス当時では開通していない留萌幌糠以北は、開通済み無料区間の平均値を代入することとし、留萌市を抜けることにした。
道道550号ルートは、インターを降りてすぐに踏切(道道指定無し)を渡る短絡ルートとし、小平側ではそのまま道道550号で小平蘂川の左岸を行くか、やはり道道指定無しの平和橋で右岸の道道126号で行くか、検討した。

道道指定無しのルートは道路交通センサス対象外であるので、前後の道道の数値を流用した。



留萌幌糠小平町高砂橋北詰ルート比較表


経由ルート距離平均旅行速度所要時間
深川留萌道・国道232号25.5km51.5km/h29分44秒
道道550号・国道232号25.9km54.1km/h28分45秒
道道550号・道道126号26.3km56.4km/h28分00秒

ご覧の通りで、見事なまでの接戦。

平成27年(ことし)のセンサスの結果が出てから結論を出すべきかと思うが、留萌市街地の通過に時間を費やす深川留萌道と、市街地を迂回可能な道道550号互角の勝負になるというのは間違いなさそう。

道道126号ルートはセンサス対象外の区間が0.9km含まれているので除外するとして(距離も最長になるし)、道道550号最速ルートにしておこうかと思う。
平成22年は留萌幌糠IC以北が開通してなかったしな。


というわけで、北竜町碧水⇔小平町高砂橋北詰の最速ルート道道550号ルートとしたい。

距離=42.2km
平均旅行速度=54.1km/h
所要時間=46分46秒


というところかな。

まあ、このルートを使うと札幌・稚内間の貴重な休息ポイントである留萌を完全にパスしてしまうので、そこは考えどころか。


さて、余談ながら、留萌の通過ルートとして留萌港を通過する国道231号バイパスも計算に入れてみた。

留萌に詳しい方ならご存知だと思うが、留萌本線と交差する踏切前後だけ、国道指定を受けていないのである。

留萌港 バイパス
Googleストリートビューをみてみると、こんな風にバイパスを事実上構成する部分なのに踏切のまま暫定供用し、立体交差にしそうな気配が感じられない。

海が近いから、立体交差にするならアンダーパスではなく跨線橋になるかと思うが、その気配がないというのは、国道231号バイパス整備時点で、いずれ留萌本線が廃止されるのを見越して計画したからなのかと勘ぐりたくなってしまった。

まあ、せっかく跨線橋造ったのに線路が廃止されたなんてことになったら跨線橋は無駄になってしまうし、広尾線とか道東の廃止路線跡に架かる「跨線橋」を冠する橋を見ると悲しくなってしまうが。

いずれ留萌本線は廃止になるということを、JR北海道が廃止検討という前から留萌の人たちは心のどこかで思っていたのかなあ。

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