前回の記事で、国道230号(中山峠方面)国道275号および道央自動車道 札幌ICへの最速ルートを分析した。

H22道路交通センサスの数値を用いれば、いずれも豊平川通(真駒内篠路線)南7条米里通(旭山公園米里線)の組み合わせが良いだろうという計算結果であった。

今回は、いよいよ国道12号へのリレーだ。


札幌南部道路図
地図はクリックで拡大します。



おなじみの地図だが、中山峠方面から国道230号で来た場合、国道12号へ出るルートとしては、2本の候補に絞りたい。

というのも国道12号側の基準点になりうるのが、道道453号(白石藻岩通)と交差する白石本通13南ぐらいしか見当たらないのである。

白石本通13南より札幌都心寄りであれば、計算すべき地点は道道89号(環状通)と交差する白石中央1-7になってしまい、旭川など道北方面へ向かうには遠回りになってしまう。
道道89号(環状通)の平均旅行速度は、距離で短い道道453号(白石藻岩通)よりも遅いため、勝ち目がない。

都心寄りがだめならと旭川寄りの地点を選ぼうとすれば、新さっぽろで接続する道道1138号厚別平岡線(厚別中央通)との交点になるが、これを使うためには清田区の美しが丘まで国道36号を南下する必要があり、これも大迂遠ルートだ。



このような理由から、国道230号国道12号の連絡には道道453号(白石藻岩通)を使用するものとする。


白石本通13南に行くにあたっては、国道36号と交差する月寒中央通10からケーズデンキ月寒ドーム前を通過する所は必ず通過するものとするが、月寒中央通10までのルートは2本ほどある。


一つは、豊平川通(真駒内篠路線)から道道453号(白石藻岩通)に入るルート。
(国道453号など競合する他ルートより速いという計算結果は、前回までに算出済みである)

もう一つは、道道82号西野真駒内清田線を使い、札幌ドームと月寒中央通10の間を国道36号で移動するルート。
(蛇足だが、「北の国から'89帰郷」で、れいちゃんが働いていたロイヤルホスト前を走るコースだ)

国道230号から道道82号が分岐する月寒中央通10からケーズデンキ月寒ドーム前を通過する所は必ず通過するものとなるが、川沿アンダーパス交差点と、月寒中央通10の間で2路線をまずは比較したい。
これで速い方が、白石本通13南への連絡も速いことになる。


川沿アンダーパス⇔月寒中央通10 ルート比較表


経由ルート距離平均旅行速度所要時間
豊平川・道道453号(豊平川通北行)7.9km31.0km/h15分16秒
豊平川・道道453号(豊平川通南行)8.2km29.3km/h16分47秒
道道82号・国道36号8.4km28.1km/h17分57秒




計算の結果、豊平川通(真駒内篠路線)道道453号(白石藻岩通)の組み合わせの方が速いという結果が出た。

が、あくまで道路交通センサスに載っている路線の組み合わせしか使っていない。


道路交通センサスに載っていないルートとして、有力そうな道は他にもある。



一例を挙げれば、水源地通
西岡3-8⇔西岡3-1を、この水源地通で走ることが出来れば豊平川通(真駒内篠路線)国道36号経由より速く、道道453号(白石藻岩通)に出ることが出来そうである。
4車線道路で、流れが著しく遅いという事もなさそうだ。


もう一つは、札幌ドームから国道36号を突っ切って国道12号まで行ってしまう向ヶ丘通
ラウンドワン白石本通店や焼肉徳寿白石店付近の信号のない丁字路にて国道12号に接続する道路だ。
2車線道路の為、札幌ドームでのファイターズ戦やイベント時には渋滞が激しいようだが、距離だけなら相当に優秀な数値を出しそうだ。


抜け道を知っている道民の方から「もっと速い道がある」という声が上がりそうだが、あくまで道路交通センサスに載っている道路で算出した、ということを改めて書いておきたい。

センサス非掲載・大谷地の連絡道路を用いて独自に算出をする

道路交通センサスに載ってない道路は使わないと言っておきながら、結局使うとは何事かと言われそうだが、ご勘弁ください。


センサス非掲載の道路を使いたくない理由は、何といっても数値の信頼度が落ちることにある。
それでも、掲載道路の新規延伸区間などであれば、前後の数値を代入するなどの手法で、ある程度、信頼度が高まる数値を求めることもできよう。
だが、前述の向ヶ丘通や水源地通となれば、僕の想像でしか数字を算出できない。

が、非掲載道路の距離がきわめて短いのなら、独自の数字を当てはめてもある程度の信頼度は出せるかもしれない。

大谷地の連絡道路を使う、と言い出したのは、そのような理由からである。
大谷地付近拡大図
地図はクリックで拡大します。



まずは上の図を見て頂こう。


これは白石区との境に近い、厚別区大谷地の地図である。

ご覧の通り、大谷地西2の交差点で道道3号国道12号が札幌市道を介し約50mという極めて短距離まで接近する。
しかし、その連絡する市道は道路交通センサスに載っていない道なのである。

これを見て、どうしても例外として使いたくなってしまう。

幸い(?)、このすぐ付近に、道路交通センサスの算出基準地点たる白石区・厚別区 境がある。
この存在は精度が上がるというものである!

この白石区・厚別区 境から国道12号大谷地交差点までの0.3kmを仮算出し、道道3号(南郷通)を使って大谷地で国道12号に出る短絡コースの計算を行うのである。
白石区・厚別区 境大谷地西2の間は0.2kmとし、そのまま道路交通センサスの前後の区間と同じ値である27.6km/hをあてる。
次の、大谷地西2から大谷地までは距離は0.1kmとするが、信号を介することと、4車線道路である国道12号に信号のない交差点で右折しないといけない構造を考慮し、平均旅行速度は極めて遅めの10.0km/hと仮定したい。

そうした条件の下、道道453号(白石藻岩通)南郷通南14交差点から、大谷地交差点まで、白石本通13南経由で国道12号で行くのと、道道3号(南郷通)で直接行くのとを比較したい。


南郷通南14大谷地交差点 ルート比較表

経由ルート距離平均旅行速度所要時間
国道12号(白石本通13南)経由2.7km29.4km/h05分30秒
道道3号(南郷通)経由2.4km26.8km/h05分22秒



ああ……
なんとも微妙な差だ。。。

距離で短絡可能だが、8秒差という時間をどう評価すればよいのだろう……

国道12号は車線数が4で迂遠するのに対し、道道3号車線数が6で距離も短いので、もっと差がつくと思っていた。
ならば信号の数の差だろうか。

道路交通センサスでみると国道12号は11か所、道道3号は12か所のようだ。
遠回りする国道12号の方が信号の数が少ないのだ。
事実、国道12号の区間では平均旅行速度が32km/hを越えており、これは道道3号より5km/hほど速い。

やはり、信号が少ない程、流れは良いのだ。
信号の連携次第では、白石藻岩通⇔大谷地に限っては、遠回りでも白石本通13南経由で国道12号で行った方が速いかもしれない。
(もっとも、札幌都心に近づくにつれ国道12号が迂遠する距離が長くなり、平均旅行速度でも低下するので、都心部なら南郷通でよいだろう。)



まあ、普通に、道道453号(白石藻岩通)で白石本通13南を経由するのを最速ルートにしておこうかな。


これで、道南から国道230号で札幌に来た場合に、国道231号国道275号国道12号道央自動車道 札幌ICのそれぞれへ最速で連絡するルートが確定した。
次回の記事で、札幌通過の最速ルートの総括をしてみたい。



今回はこの辺で。

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