当ブログでは国道230号中山峠方面と、札幌市街を介して道北方面へ行く最速ルートについて数回に分けて分析してきた。


国道231号石狩・留萌方面へ抜ける最速ルート

国道275号または道央自動車道で、石狩川右岸の浦臼・沼田方面や道央道沿線の各都市へ抜ける最速ルート

国道12号石狩川左岸の岩見沢・滝川方面へ抜ける最速ルート



の主に3つである(リンク先参照)。

国土交通省の平成22年道路交通センサスを用いて算出したので、センサスに載っていない市道・農道・臨港道路その他の私道は対象としていない。
よって、他にもっと速い抜け道がある可能性はあるが、あくまでもセンサス対象路線を用いた場合の最速ルートとしてみてもらえればと思う。


さっそくだが、各最速ルートを下の図にまとめてみた。

赤線が国道
緑色の線が主要地方道の北海道道
青緑の線が主要地方道の札幌市道
黄線が一般道道で、
それぞれの太線が、最速ルートを構成する路線である。

また、青線が有料道であり、二重線は高速道路である。

国道230号⇔札幌市街通過⇔道北方面 ルート図
地図はクリックで拡大します。



それぞれの最速ルートだが、豊平川の土手を一方通行するため上下線で距離が異なる豊平川通(真駒内篠路線)を、必ず通過することになる。
豊平川通を含むと計算が複雑になるので、下記のように各最速ルートの両端の交差点5か所を「札幌」の基準地点として設けたい。

国道230号方面南35西11
国道231号方面北1西1
国道275号方面東苗穂1-3
国道230号方面札幌IC
国道12号方面白石本通13南


今後、道北方面への最速ルートを計算していく際には、各ルートの札幌の基準地点としたい。


上の地図にも数値は載せてあるが、各ルートでの札幌市街地通過のデータを載せておこう。

(R230)南35西11⇔北1西1(R231)距離平均旅行速度所要時間
真駒内篠路線(豊平川通北行)6.7km30.8km/h13分03秒
真駒内篠路線(豊平川通南行)7.3km28.5km/h15分21秒
(R230)南35西11⇔東苗穂1-3(R275)距離平均旅行速度所要時間
豊平川・南7条米里通(豊平川通北行)10.6km27.8km/h22分54秒
豊平川・南7条米里通(豊平川通南行)10.7km26.5km/h24分14秒
(R230)南35西11⇔札幌IC(道央道)距離平均旅行速度所要時間
豊平川・南7条米里通(豊平川通北行)11.2km27.4km/h24分33秒
豊平川・南7条米里通(豊平川通南行)11.3km26.2km/h25分55秒
(R230)南35西11⇔白石本通13南(R12)距離平均旅行速度所要時間
豊平川・道道453号(豊平川通北行)9.5km28.1km/h20分17秒
豊平川・道道453号(豊平川通南行)9.8km26.8km/h21分59秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)




いきなり裏高速に足を掬われる国道12号


さて。
国道231号方面へ向かう際の基準地点とした北1西1であるが、これは札幌都心の街割りを東西に分ける地点である。

厳密には、北1西3国道12号の起点になるのだが、札幌都心から国道12号で北上する場合を考えて、北1西1からのルートをみてみよう。

東橋
【Googleストリートビューより引用】

札幌の北1東13の分岐点において、上のストリートビュー画像の標識の「→旭川」の通り、旭川へは国道12号と案内されている。
直進する国道275号方面は「↑月形 当別」。旭川の文字は無い。


札幌都心をスタートした国道12号は終点の旭川市へ向けて北東に進路をとる・・・と思わせておいて、苗穂駅近くの北1東13(東橋)南東に向かってしまう。

大谷地まで白石区内の国道12号は、南側の豊平区内を行く国道36号と並行しているのである。国道36号といえば千歳市、苫小牧市を経て室蘭市に行く国道であり、国道12号は札幌市内では迂遠しているのだ。


この国道12号の迂遠ルートに対するように(?)、国道275号北1東13からそのまま北東方向へ伸び続けていく。

国道275号は江別市の角山で石狩川の左岸堤防に達する。
角山から国道275号は新石狩大橋で対岸の当別町方面へと伸びていくが、石狩川左岸を上流に向かって行く国道337号も分岐しており、こちらは江別市の王子国道12号に再合流する。





国道275号国道337号のリレーの方が速いんじゃないの?


計算したらその通りだった(結果は、一番最初に出した地図上に記載)。

北1西1王子で距離19.8km、所要時間はほぼ30分。

距離で国道12号経由より2.6km短く、所要時間で15分も早かった。


白石や新札幌副都心、大麻、野幌、高砂と江別まで市街地が連続している国道12号の流れが速いわけがなかった。
国道275号は札幌新道を越えれば郊外然としてきて、東雁来から豊平川を渡ればあっという間に田園風景に変わってしまう。

道内では裏高速なんて呼び方もあるという国道275号(それだけに道警の取締も厳しいらしいが)、やはり速かった。

南35西11王子国道12号国道275号を比較


というわけで、国道230号南35西11からだと国道275号国道12号のどちらが王子に早着するのか、計算してみた。


南35西11江別市王子交差点 ルート比較表

経由ルート距離平均旅行速度所要時間
南7条米里通・275号(豊平川通北行)26.3km37.2km/h42分26秒
南7条米里通・275号(豊平川通南行)26.4km36.6km/h43分15秒
道道453号・12号(豊平川通北行)25.2km30.9km/h48分52秒
道道453号・12号(豊平川通南行)25.5km30.4km/h50分21秒


計算の結果、豊平川通南7条米里通国道275号の組み合わせの方が速いという結果が出た。

距離では1kmほど遠回りになるが、それでも平均旅行速度が速く、5分以上の短絡ができるようだ。

もっとも、南7条米里通が渋滞したりすればこの通りにはいかないだろうから、交通情報を聞きながら速そうな方を選ぶのが賢明だろうか。


江別市内でも大麻や野幌など札幌寄りの方なら、道道453号国道12号で良いだろうが、江別以北の国道12号沿線に行くのなら東苗穂1-3から国道275号が速いというのが、H22道路交通センサスによる計算結果だ。



数回にわたった札幌市街通過最速ルートの分析も一段落。

次回以降、稚内目指して最速を求めるルート比較を行っていきたい。

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