北海道の皆様、おめでとうございます。

祝・北海道新幹線開業



開業を記念して、少し古い書籍から面白い地図を引用したいと思ふ。

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【地図はクリックで拡大します】

引用元は、1988年の川島令三著『新幹線事情大研究』(草思社)。


1988年なので、「仙台で新幹線を止めるとはけしからん。だが、わしの目が黒いうちは青森や北海道に新幹線はやらん」と言ったとか言わないとか伝わる、我田引鉄で有名な田舎議員が利益誘導を図った中途半端な地点で東北新幹線が止められている頃だ。

上の地図をみると、東北・北海道新幹線の停車予定駅が面白い。

盛岡沼宮内二戸八戸新三沢(仮称)七戸新青森中小国湯ノ里新函館(仮称)大沼公園八雲長万部倶知安小樽札幌


野辺地が野辺
になっているとかツッコミどころはあるが、新三沢(仮称)とは興味深い。

これが実現していれば、十和田観光電鉄とは柳沢・七百間の付近で接続したことになる。
もっとも、これによって十鉄が対三沢・十和田へのフィーダー路線としての機能を持っていたとしても、通学定期客の激減という逆風の中で、廃線までの延命効果がどれだけあったのか疑問はある。


北上して、中小国奥津軽いまべつ駅に互換されたとみればよいだろう。
海峡を越えて湯ノ里は本当は知内かと思うが、今は無き江差線が分岐しているので木古内駅とみればよいだろう。


で、新三沢(仮称)よりもっと興味深いのは、新函館(仮称)の位置。

北斗市上磯のあたりにあるのだ。


もしも、もしもの話だが、現・上磯駅付近で、江差線に接続する場所に新函館(仮称)駅が出来ていたら。


上磯に新函館駅を設置していたら
【左の図はクリックで拡大します】

仮に、茂辺地−上磯間にある太平洋セメントの工場を避けるように、江差線が北に膨らむ地点にて新函館(仮称)駅が接続できていれば。

東京−新函館(仮称)の所要時間は4時間を切れていただろうと思う。



そのかわり、将来的な函館⇔札幌間の移動を考えると、新函館(仮称)駅だと新青森・東京方に一旦迂遠してから函館市街にアクセスすることになる。

上磯と渡島大野の2か所に新幹線駅となると、水沢江刺・北上・新花巻とか新鳥栖・久留米・筑後船小屋みたいな短距離間隔になってしまう。

将来性を考えれば、渡島大野に新函館北斗駅で良かったんだろう。


しかし、早く札幌まで繋がってほしいもんだ。
全線開業したら、山口(岩国など東部は除く)が広島よりも福岡を向いているように、青森から都会に遊びに行くとなれば札幌で、仙台なんぞ眼中にもないという時代が来ると確信している。

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