4月6日に書いた「せんなきこと なれど」という日記で、東京駅で見かけた新函館北斗駅の駅名の文字数が多すぎることを嘆いたわけだが、今日の道新をみて、もうこれは画像や記事をそっくりそのままの転載になるので申し訳ないが、これは記録の為にどうしても保存しておかねばと、本日の日記を書くことにした。


◆ 「新函館北斗」ローマ字ミエマセン 仙台駅、行き先が小さすぎ

doushin20160427

JR仙台駅の券売機やみどりの窓口のモニターに表示される新幹線の「空席表」で、北海道新幹線の行き先となる「新函館北斗」の駅名がローマ字表記では文字が小さくなり、見にくい状態になっている。JR東日本仙台支社は改善を検討している。
仙台駅の新幹線の空席表は列車番号や行き先駅、空席状況などを表示。日本語表示は50秒、ローマ字表示が20秒で交互に行われる。
道内方面への「行き先」として表示される駅は「新函館北斗」「秋田」「盛岡」「新青森」。日本語表示では、新函館北斗の文字サイズは他の駅とほぼ同じだが、ローマ字では小さくなる。例えば、秋田のローマ字表示は5文字なのに対し、新函館北斗はハイフンを含め20文字。同じスペースで表示するには文字数が増えれば文字サイズが小さくなるのは避けられないという。遠くから見ると、線のように見えることもある。
JR東日本仙台支社は「利用者からの苦情はない」としながらも「ご不便をおかけしているのでシステム改修も含め、改善を検討する」と話している。(東北臨時支局)



申し訳ない。だが爆笑してしまった。


現状、道商連(北海道商工会議所連合会)などが長万部先行開業とか、倶知安先行開業とか要望を出し始めているわけだが、実現すれば一時的にでも終着駅になる可能性がある長万部倶知安は、名称変更をするなら駅名選定に議論を深めてほしい思う。


日本は、いつからこんな長い名称をつけるのが好きになったんだろう。
新幹線の駅名だけでまずはみていきたい。

わが国初の新幹線である東海道新幹線からみていくと、2つの地名を組み合わせる事例としては1964年開業の岐阜羽島駅が最初になる(三河安城は1988年開業)。
それでも「ぎふはしま」でひらがな5文字アルファベット表記でも「Gifu-Hashima」で12文字だから、新函館北斗よりはだいぶ短い。
そもそも、岐阜羽島を終着とする新幹線は無いから、文字が小さくて読めないような問題は起きない。

次に、1972年岡山(暫定)、1975年博多(全線)開業となった山陽新幹線もみてみる。
山陽新幹線には2つ以上の地名を組み合わせた駅は一つも存在しない。
一応、東広島駅新下関駅ひらがな7文字・アルファベット16文字ではあるが、やはり新函館北斗ほど長くは無い。
博多発で新下関が終着の列車はあるけれど、窮屈だとはあまり聞かない。


1982年開業の東北新幹線上越新幹線から、2つ以上の地名の組み合わせ駅名が一気に3つも出てくる。
繰り返すが、山陽新幹線には2つ以上組み合わせる駅名事例は一つもないので、東北・上越新幹線とは対照的だ。

おそらく、東北新幹線開業以前まで岐阜羽島駅は特殊な例として存在していたと思うが、東北新幹線開業以降、新幹線駅名における地名の複合が特殊でなくなったのだと思う。

そういった意味で、地名複合駅名が全国に誕生する嚆矢になったのは那須塩原駅白石蔵王駅燕三条駅の3駅だろう。
(旧国名を冠する越後湯沢は除外しておこう)


気になるのは、同じ高速交通インフラである高速道路のインターチェンジ名

日本初の高速自動車国道である名神高速には、地名複合によるインターチェンジ名は無い。

ところが、名神に続いて開通して行った中央道では国立府中IC(1967年開通)、東名高速でも大井松田IC(1969年開通)と、割と早い段階から地名複合の例が出始めた。

その後、漢字6文字の西那須野塩原IC(1974年開通)とか、それを上回る漢字7文字の溝部鹿児島空港IC(1976年開通)が出て以降も同じく7文字猪苗代磐梯高原IC(1991年開通)が誕生するなど後を絶たず、地名複合ではないが遂に2001年には大分農業文化公園ICなる漢字8文字まで出てきた。

新幹線より高速道路の方が、長い名称を採用するのが早く、事例も多いのだ。


長い高速IC名が増え続ける実態を見ていると、
新幹線の駅名が長くなるのも避けられない傾向なのかもしれない。


僕はやがて来る北海道新幹線延伸時に長万部駅の駅名がどうなるか、今から気がかりだ。

新幹線開業の暁には、長万部駅を利用する人は長万部町民よりも室蘭市や伊達市・登別市など胆振地方住民の方が圧倒的に多いだろう。

室蘭本線沿線自治体 人口比較図
【画像はクリックで拡大します】

長万部町の人口は6,000人くらいしかいないが、新幹線開業後に長万部の駅勢圏に入るであろう室蘭都市圏の人口は約20万人にも及ぶからだ。
それに苫小牧まで加われば、40万人近い人口まで膨れ上がる。


長万部駅の新幹線停車本数を増やしてほしい」という要望をするとなれば、長万部町は西胆振の各市町村の協力がどうしても必要になってくるだろう。

長万部が西胆振と連携して要望をすることになった場合、胆振方面からバーターとして「長万部の新幹線駅名に『胆振』、『室蘭』、『洞爺』などの地名を加えてくれ」という市民運動や政治家の動きが起こることは無い、と誰が予想できようか。

小生の杞憂に終わればいいのだが。

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