以前公開した、「滝沢分レ(盛岡・仙台方面)⇔青森 国道4号VS国道282号 比較」と題して公開した記事に、

宮城県内から青森ですと、大衡-R457-岩出山-R47-鳴子-R108-湯沢(雄勝こまち)と行き、そこから野岩羽ルートに繋げるルートも有力だと思うのですが、データ上はどのようになるのでしょうか。

というコメントをいただいた。
(コメント主の宮城県民さん、どうもありがとうございます。)


いわゆる、仙秋サンラインとか鬼首道路と呼ばれる国道108号で秋田と宮城の県境を直接越えるルートだ。
僕自身も、これが秋田と仙台の一般道最速ルートを構成しているのはほぼ間違いないだろうとみている。

さっそく、平成22年度の道路交通センサスを基に計算して地図に落としてみた(下図)。
区間ごとの詳細なデータは図をご覧いただきたい。

仙秋鬼首ルート
【地図はクリックで拡大します】


仙台から国道4号で北上し、大衡村大柳交差点国道457号へ分岐して岩出山へと北上。
岩出山より国道47号で鳴子へ北上し、国道108号に分岐して県境を越え秋田県湯沢市雄勝の新万石橋交差点にて国道13号に接続し、湯沢横手道・雄勝こまちICまでアプローチして行くルートだ。

★ 大衡村大柳交差点雄勝こまちIC 最速ルート概要
経由ルート距離平均旅行速度所要時間
457号・47号・108号99.2km51.7km/h1時間55分05秒


だいたい100km、約2時間で仙台近郊の大衡村と秋田県最南端の雄勝を結べるのだから快速ルートだろう。

これを当ブログでは「鬼首ルート」と呼びたい。


さて、これに東京⇔青森の一般道最速ルートである野岩羽ルートを組み合わせてみよう。
湯沢横手道・雄勝こまちICから青森市長島交差点までの最速ルートは以前に計算済みだ。

それと比較対象となるのが、国道4号を滝沢分レまで北上し、国道282号へリレーするルート。

野岩羽ルート国道7号で矢立峠を越えて青森県に入ることになるが、後者は国道282号で坂梨峠を越えて青森県に入る。

前者と後者が合流することになる平川市碇ヶ関交差点を終点に、大衡村大柳交差点からのルート比較を行った結果が下表だ。

★ 大衡村大柳交差点平川市碇ヶ関交差点 ルート比較
経由ルート距離平均旅行速度所要時間
鬼首・野岩羽301.4km53.6km/h5時間37分11秒
4号・282号ルート287.3km45.7km/h6時間17分22秒


実に面白い。
距離では14kmほど長いが、平均旅行速度が8km/hほど速い事もあって、40分程度、仙台と青森を速く結ぶことが出来るのだ。

鬼首ルート野岩羽ルートをリレーさせることで、仙台・秋田間の最速ルートは仙台⇔青森の一般道最速ルートにもなるようだ。


鬼首ルートは東京⇔青森最速路になれるか?


答えはだ。

野岩羽ルート国道4号から分岐する栃木県矢板市の蒲須坂(南)交差点と、国道4号を北上し続けて宮城県から鬼首ルートを使った際に、両者が合流する秋田県湯沢市雄勝の新万石橋交差点の間を比較すると以下のようになる。

★ 蒲須坂(南)交差点新万石橋交差点 ルート比較
経由ルート距離平均旅行速度所要時間
野岩羽ルート334.7km52.5km/h6時間22分15秒
4号・鬼首ルート345.6km45.6km/h7時間34分37秒


鬼首ルートとの差は距離は11km程度であるが、平均旅行速度が7km/hも速いこともあって、所要時間で約1時間20分ほど野岩羽ルートの方が速かった。

やはり郡山、福島、仙台と東北屈指の人口集中地区を通過することで平均旅行速度が伸び悩む国道4号を走る距離が長いだけ、鬼首ルートは分が悪いようだ。

って、これで鬼首ルートが勝っちゃったら数カ月かけて制作した東京⇔青森一般道最速ルートの分析がパァーになるところだったぜ

福島市や郡山市と、青森市を一般道で結ぶ場合の最速ルートも、国道13号で栗子を越えて米沢から野岩羽ルートに入る方が速いだろう。
鬼首ルートは、あくまで仙台市や大崎市などと、青森市や秋田市を結ぶ一般道最速ルートを構成するということのようだ。

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