◆ 道南から石狩までは、寿都経由と中山峠経由のどちらが速いのか?


当ブログでは2014年9月に「函館⇔道北 一般道最速ルートを検討した(追記有)」の記事から北海道内のルート分析を始めたわけだが、その後に札幌市道・真駒内篠路線こと豊平川通ルートに速達性がある事に気が付いたり、小樽⇔石狩間でも「小樽⇔石狩方面 最短経路再計算」と題し、別ルートの再計算を行ってきた。

結局のところ、中山峠ルートにも寿都岩内ルートにも短絡可能なコースが見つかってしまったわけだが、今のところ、きちんとした比較をしていない。
まずはこれから決着を付けていこうと思うが、今まで触れていない小樽市街地の通過ルートもまずは取り上げておきたい。
小樽通過作戦
地図はクリックで拡大します。


詳細は上の地図の通りだが、港側を行く方がややそうなのである。

稲穂5丁目⇔小樽IC距離平均旅行速度所要時間
国道5号3.8km23.4km/h9分46秒
道道17号・454号・820号3.5km26.3km/h7分58秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

こんなわけで、小樽も道道17号で抜ける方が速い。
寿都岩内ルート、逆転来るか!?


早速、中山峠ルートと比較してみよう。
(こちらも札幌都心通過には自専道の創成トンネルを平均旅行速度60km/hで利用するものとする)
対象としたのは、遠く道南・長万部町の国道5号・37号分岐点から、石狩市の新港東2交差点までの区間である。

長万部R5・37交点⇔石狩新港東2距離平均旅行速度所要時間
寿都・岩内・小樽ルート158.4km52.0km/h3時間02分41秒
中山峠(豊平川通北行)159.2km53.0km/h3時間00分20秒
中山峠(豊平川通南行)159.5km52.8km/h3時間01分40秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)


やっぱり中山峠を越える方が速いか。

札幌市街地の渋滞リスクもあるものの、国道230号豊平川通創成川通で抜けるべきなのだろう。
(とはいえ、距離では寿都岩内ルートが短絡路である)

ということで、次の目的地である留萌小平までの比較に移りたい。

◆ 札幌から小平までは、沿岸経由と内陸経由のどちらが速いのか?


当ブログでは2015年12月に「深川留萌道 留萌通過最速ルートの分析」という記事にて、札幌から内陸の国道275号を利用して沼田に至った場合の、留萌通過最速ルートを計算済みである。

深川留萌道 留萌通過 最速ルート分析
碧水⇔小平ルート図
【地図はクリックで拡大します】


ということで、寿都岩内ルートを破った中山峠ルートを基本的に使うものとし、石狩・増毛と海沿いを北上する国道231号ルートと、内陸の国道275号深川留萌自動車道をリレーして行く場合のどちらに速達性があるか比較する。

札幌小平
札幌南35西11⇔小平本町ルート図【地図はクリックで拡大します】

上図のルートにて、札幌側の起点を南35西11とし、小平側の終点を小平本町として比較した結果が下表となる。

札幌⇔小平 沿岸ルート距離平均旅行速度所要時間
国道231号経由(豊平川通北行)149.1km46.7km/h3時間11分43秒
国道231号経由(豊平川通南行)149.4km46.5km/h3時間12分41秒
札幌⇔小平 内陸ルート距離平均旅行速度所要時間
国道275号・深川留萌道経由(豊平川通北行)150.3km52.5km/h2時間51分49秒
国道275号・深川留萌道経由(豊平川通南行)150.4km52.4km/h2時間52分17秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)


札幌から小平へは海沿いより内陸を行く方が速いようだ。

海沿いを石狩、厚田、浜益、増毛と経由する方が距離では近いが、平均旅行速度で6km/h程度遅く、所要時間で内陸経由には及ばないようだ。
海沿いルートは、おおむね札幌市街地を抜けてしまえば平均旅行速度は所によっては60km/hを超える区間もある快走路なのだが、石狩・留萌の境である雄冬から留萌にかけては40km/h台に速度低下し、これが響いたようだ。

対する内陸ルートの国道275号は札幌・旭川間の一般道最速ルートの一部を構成するだけあって、札幌を抜けてしまえば平均50km/h台以上で流れ、所要時間の短縮に繋がった。

とりあえず、本州・函館方面から稚内を一般道のみで目指すにあたって、国道231号は最速ルートから外れることになる。

◆ 寿都経由は本当にだめなのか?

もうしつこいくらいかもしれないが、寿都経由ルートに望みをかけて計算するのもこれが最後である。

留萌の小平を目指すにあたって内陸の国道275号深川留萌自動車道を利用する方が海沿いを行くより速いというのはわかったが、

寿都経由ルートから、国道337号・道央圏連絡道路にリレーし、国道275号へ行くのはどうなのか。

具体的には、こちらの「小樽⇔石狩方面 最短経路再計算」の記事で検討した、小樽市の銭函1丁目交差点から道道225号国道337号とリレーし、当別町の蕨岱立体交差国道275号に接続するというルートである。

このルートは札幌都心をバイパスできるのだ。
札幌都心部を抜けなければならない、国道230号中山峠ルートに勝てるチャンスはあるのか。

国道5号国道37号が分岐する長万部町から、当別町の蕨岱立体交差まで、寿都経由ルート中山峠ルートの最後の比較を行いたい。

長万部R5・37交点⇔当別R275・337交点距離平均旅行速度所要時間
寿都・岩内・小樽ルート173.2km51.9km/h3時間20分23秒
中山峠(豊平川通北行)162.6km53.1km/h3時間03分44秒
中山峠(豊平川通南行)162.7km53.0km/h3時間04分12秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)


札幌都心をバイパスできてもやっぱりだめか。

道南から留萌の小平までの一般道最速ルートは、
国道230号中山峠ルートから豊平川通と南7条米里通・環状通で札幌都心部を通過し、
国道275号深川留萌自動車道道道550号だ。




ということで、平成22年の道路交通センサスを基に、函館から稚内を目指す一般道最速ルートの計算だが、寿都経由ルートはなくなった。
ここで、これまでの結果と今後の有力ルートをチャート化した図を載せておきたい。

函館稚内ルートチャート01
【地図はクリックで拡大します】


ご覧の通り、函館から一般道のみで稚内を目指す場合の最速ルートは、新十津川まで決まった。

新十津川以北を、今回求めた小平経由ルートで行くのか、それとも旭川経由なのか、北竜から幌加内を抜けて美深まで経由するのか、計算はこれからである。

次回以降、稚内目指して最速を求めるルート比較を行っていきたい。

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