今から10年近く前に奥尻島に行った際、僕は瀬棚のセイコーマートでサッポロクラシックと食料を買ってから、ハートランドフェリーに乗りこんだ。

セイコーマートと言えば北海道を愛し北海道に愛されたコンビニであるが、セブンイレブンローソンなどの大手が進出していないような地域にも出店していて、ツーリング中にたびたび御世話になっているという本州からのライダーも多い様に思う。
とはいえ、当時はさすがに離島の奥尻には出店していないという事前情報を得ており、最寄の瀬棚店を利用したのである。


ところが、かつて一緒にツーリングに行っていた知人からとんでもない情報が入る。



「奥尻にセイコーマートが出来てた」




まじでか!

この知人はウニを愛し(多分ウニには愛されておらず)、平舘の旅路や佐井のぬいどうでは飽き足らず、「北海道新幹線も出来たことだし、記念にウニ食いに行ってきた!」と言うのである(というかバイクで行っているのだが…)

北海道ではセイコーマートが無い市町村の方が珍しいというくらいだが、実際のところ今でも出店していない市町村というのはどのくらいあるのだろう。

ということで、2017年3月1日現在の出店状況を調べてみた。
対象としたのは現行のものではなく、平成の大合併前の札幌市10区と211の市町村を合わせた、かつての「221市区町村」である。

早速、店舗数の階層別に色分けしたのが下図になる。

北海道旧221市区町村別セイコーマート店舗数階層図


北海道212市町村別セイコーマート分布
【上図はクリックで拡大します。】


未出店の市町村は青で塗りつぶしてみた。
どうやら、合併前の市町村名でいうところの旧恵山町、旧椴法華村、真狩村、神恵内村、月形町、浦臼町、幌加内町、占冠村、旧朝日町、旧白滝村、旧端野町旧11町村でセイコーマート未出店ということのようである。
平成の大合併後の現行市町村で未進出は真狩村、神恵内村、月形町、浦臼町、幌加内町、占冠村の6町村ということのようだ。

札幌にも近く、旭川をはじめとする道北方面への主要交通路上に位置する月形町に無いというのは意外であるが、月形にはセブンイレブンローソンが進出済みで、もう一つサンクス(今後はファミリーマートに移行か?)もあったようだ。

なお、隣接する浦臼町にはコンビニが一軒も無い。人口で比較すると月形が約4,500で浦臼は2,500とだいぶ少ないが、既存コンビニとの競争が避けられるので浦臼の方に先に出店していくかもしれない(個人の憶測である)。

旧北見市と網走市および旧美幌町に隣接していた旧端野町も人口5,000を超えているにも関わらずセイコーマートは無かった。
しかし端野にもセブンイレブンローソンが4店舗もあるようで、近隣市町村の店舗も含め、意図的に競争を避けるべく出店を見送っているかもしれない。

なお、真狩村についてはセイコーマートが運営しているハマナスクラブ(SPAR)がある。
今後は空白地域でもハマナスクラブならある、という事例は出てくるかもしれない。

北海道 セイコーマート店舗数ベスト20
順位市区町村名店舗数
1位中央区
53軒
2位旭川市
50軒
3位東区
47軒
4位北区
45軒
5位苫小牧市
40軒
6位白石区
36軒
7位豊平区
35軒
旧函館市
35軒
9位西区
31軒
10位帯広市
30軒
11位旧釧路市
28軒
12位南区
23軒
江別市
23軒
14位手稲区
22軒
15位室蘭市
18軒
稚内市
18軒
17位旧北見市
17軒
18位小樽市
16軒
旧石狩市
16軒
20位厚別区
15軒

さて。
市区町村別の店舗数のランキングは上表の数値のようである(2017年3月1日現在の値)。

概ね、人口の多い所ほどセイコーマートの店舗数も多い傾向にあるが、やはり本社のある札幌を中心に道央圏で店舗数が多いようにみえる。
道央圏の例を挙げれば、苫小牧市は人口約17万強だが、道南の人口約27万都市・函館を上回っている。


もう一つ、触れておきたいのは、セイコーマートの店舗数では帯広が釧路を上回っているという点。

かつて道東の中心都市と言えば釧路市だったものの、最近では釧路の人口減が激しく、道東の中心地はもはや釧路ではなく帯広なのではないのか、とも言われがちでもある。
一方で帯広と言えば、卸売業・小売業の年間商品販売額が函館市を越え道内3位だと市役所がPRするほどなのである。

帯広市は、セイコーマート店舗数では道内10位である。


それから、稚内市は人口4万を割っているのに、18軒もあって堂々の第15位ランクインである。
かつて人口10万を超えていた室蘭市と同数である。

稚内という遠隔地ゆえ、物流拠点の整備が必要になるセブンイレブンローソンが進出をしたがらないという中で、セイコーマートだけは果敢に進出している姿勢はとても好感が持てる。



道内全市町村に進出を果たした暁には、我が青森県にも進出してきてほしいではないか。

首都圏でも店舗は少ないながらも大手コンビニに負けず支持を得ているのをみると、セイコーマートは北海道と気候や風土が似ている青森県でも受け入れられるように思うのである。

なんとなく、苫小牧から仙台あたりにワープされちゃいそうな嫌な予感もするが、あえて函館から本州最北端の大間あたりにポツンと1軒だけ上陸してくれたりしたら、谷啓出演のCMを青森で見ていた本州のセイコーマートファンとしては「セイコーマートらしいな。」と買い物に行きたくなってしまうのである。

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