◆ 新十津川から美深までは、旭川経由と幌加内経由のどちらが速いのか?

前回の「長万部⇔留萌小平 一般道最速ルートの比較」の記事で、函館をはじめとする道南方面から道北を一般道で目指す場合の最速ルートが新十津川まで確定した。

新十津川以北も引き続き内陸を北上していく場合において、旭川経由か幌加内経由という2ルートが出てくる。

まず、前者から。
旭川市内の通過に関しては、1月5日の記事「旭川通過 一般道最速ルートの分析」にて、国道12号旭川新道から道道89号にリレーしてタカス峠を越えて和寒に抜けるのが最速だという結果を得ている。
和寒以北はおおむね国道40号一本であるが、将来的に道央道と接続される名寄美深道路が無料開放されており、自動車専用道路ならではの高速度が期待される。

後者は、ひたすら雨竜川沿いに美深まで行く国道275号のルート。
沼田を出ると幌加内町を通過するが、幌加内は町全体で1,500人程度の人口しか無く、美深まで人口希薄地帯をひたすら進むことから信号も少なく、こちらも平均旅行速度には期待が出来る。

さっそく、比較してみよう。

新十津川側の基点は滝新橋西詰の交差点で、美深側の終点は美深北ICである。
なお、平成22年時点では名寄美深道 美深-美深北が未開通なので、開通済みの名寄-美深の加重平均値を代入して計算した。

新十津川美深
【地図はクリックで拡大します。】


滝新橋西詰⇔美深北IC距離平均旅行速度所要時間
国道12号・40号・名寄美深道146.1km56.7km/h2時間34分41秒
国道275号150.3km52.5km/h2時間51分49秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)



ご覧の通りで、旭川経由ルートの方が速いようだ。

道道89号のタカス峠ばかりは線形の悪い山道ではあるが、他はさすが2ケタ国道というべき整備状況が功を奏し、高い水準の平均旅行速度で名寄美深道路に接続した。


対照的に、国道275号のルートは、沼田から幌加内にかけての約42kmに於いて平均旅行速度が50km/hに届かず、幌加内市街地以北の添牛内や朱鞠内を経由していく本格的な人口希薄地帯区間でも平均旅行速度は60km/hに届かなかった。
北海道の地方部の国道にしては珍しく、制限速度を超えることのない「お行儀の良い」道路なのかもしれない。


ただ、余談ではあるが、名寄美深道路を利用せずに国道40号で名寄市街を通過するルートの場合は、2時間52分57秒に達するという計算結果も出た。
名寄美深道路整備前であれば、国道275号の方が速かったのであろう。



ということで、新十津川以北も内陸を進むルートにおいて、幌加内経由ルートはなくなった。
ここで、これまでの結果と今後の有力ルートをチャート化した図を載せておきたい。

函館稚内ルートチャート02
【地図はクリックで拡大します】


次回以降は、留萌の小平から日本海側を行くルートとの対決となる。
終点は天塩大橋を予定している。

稚内目指して最速を求めるルート比較を行っていきたい。

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