◆ 新十津川から天塩大橋までは、内陸経由と沿岸経由のどちらが速いのか?

前回の「新十津川⇔美深 一般道最速ルートの比較」の記事で、新十津川から道北を一般道で目指すにあたって内陸経由を選択する場合の最速ルートが旭川経由ルートと計算された。


今回は美深よりさらに北に位置する、国道40号天塩大橋南詰を目的地とする。


内陸を北上してきた旭川経由ルートをリレーするのは、さらにひたすら天塩川に沿って国道40号を進むルート。


対するのは、新十津川から留萌小平へ抜け、沿岸を進む羽幌経由ルート
新十津川から小平までのルートはコチラを参照して頂くとして、小平以北は日本海沿岸を国道232号で北上するルートである。
オロロンラインを北上するルートと言った方がわかりやすいかもしれない。



さっそく、比較してみよう。

基点は変わらず滝新橋西詰の交差点で、終点は繰り返しになるが天塩大橋南詰とする。

新十津川美深天塩道路図
【地図はクリックで拡大します。】


滝新橋西詰⇔天塩大橋南詰距離平均旅行速度所要時間
国道12号・40号・名寄美深道240.5km58.1km/h4時間08分25秒
深川留萌道・国道232号186.1km50.0km/h3時間43分20秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)



ご覧の通りで、羽幌経由(オロロンライン)ルートの方が速いようだ。


羽幌経由(オロロンライン)ルートは、新十津川・天塩大橋間の距離にして内陸経由より54kmもの短縮効果があるのである。

国道232号の平均旅行速度はなかなか50km/hを超えないのだが、沿岸の平地を行く国道だけあって線形も悪くなく、走りやすい道路のようだ。

平均旅行速度が伸び悩む要因だが、どうやらなかなか厳しい道警の取締りのドル箱路線にもなっているらしく、点在する集落内では40km/hや50km/hでのネズミ取りを頻繁に実施しているようだ。
また集落から外れた原野のような所でも、本州ではあまり見かけることが無いが道警のレーパト(速度レーダーを搭載したパトロールカーのこと)がしばしば出没するようで、一例を挙げると小平町鬼鹿と苫前の間の追越禁止規制解除区間などは取締の名所だそうだ(いったいどこで低速車を追い越せばよいのだろう…)。


一方、敗れた旭川経由の内陸ルートであるが、音威子府やオホーツク海側の浜頓別などへ向かう場合は当然ながら速達効果がある。
国道40号も2ケタ国道だけあって整備状況が良いのか、平均旅行速度は美深町恩根内から音威子府村咲来の間の約13kmの区間においては自動車専用道路ではない一般道路ながら平均旅行速度が70.6km/hにも達する。
◆ 道道688号名寄遠別線の全通は面白いかもしれない

ところで、前回の内陸ルートの比較で名寄美深道路を擁する国道40号に負けた国道275号から、面白い道道が分岐する。

分岐する場所は幌加内町北部の朱鞠内にあり、ここから朱鞠内湖の西岸を行くのが道道528号蕗の台朱鞠内停車場線
道道528号を16.6kmほど進むと、幌加内町蕗の台にて道道688号名寄遠別線に接続するのである。

幌加内町蕗の台から北西方面へ10.4kmほど進んだところで、道道688号名寄遠別線道筋は途絶える・・・・・・のだが、実は幌加内町と遠別町を結ぶ区間の建設は今も継続しているのだ!

未開通区間を挟んで遠別町正修から遠別町中心部までの35.5kmは既に開通している。

詳細は北海道の公式サイトに出ているが、未通箇所は約7.8km。

開通すれば幌加内町朱鞠内から遠別町中心部までは70.3kmとなる。
新十津川から朱鞠内まで国道275号で109.4km、平均旅行速度は51.4km/hで所要2時間7分36秒である。

新十津川から遠別まで沿岸ルートで行くと3時間1分というところなので、朱鞠内から遠別までの約70kmを53分程度で結べれば(平均旅行速度が79.2km/hにも達してしまうが)、最速達ルートに化けるのである。

函館稚内ルートチャート03
【地図はクリックで拡大します。】

話はそれてしまったが、いよいよ天塩まで来た。
残すは、天塩から稚内までとなる。

上図にも少し顔を出したが、沿岸を行く道道106号も出てくるし、現時点で日本最北の高速道路である豊富バイパスも出てくる。

東京⇔青森 一般道(下道、無料高速)最速ルートの算出から約2年。

いよいよ、東京から、我が国が実効支配している最北の都市・稚内までのルートが次回で確定するのである。

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