◆ 天塩から稚内までは、道道106号と豊富BPのどちらが速いか?

前回の「新十津川⇔手塩大橋 一般道最速ルートの比較」の記事で、札幌方面から内陸の旭川や名寄等を経由して北上してくる国道40号が宗谷管内に入る天塩大橋を目的地とした場合、沿岸の羽幌を経由してくる国道232号の方が速いことを算出した。

今回はいよいよ稚内に達するわけだが、沿岸を北上して来ても、天塩からは大きく2ルートに分かれる。

ひとつは、天塩町市街地で分岐して天塩河口大橋で天塩川を渡り、日本海沿いに北上する道道106号のルート。

もう一つは、天塩大橋で天塩川を渡り、国道40号幌富バイパス・豊富バイパスで内陸を北上するルート。



さっそく、比較してみよう。

基点は天塩町立天塩中学校に近傍の、国道232号道道106号が分岐する天塩中学校入口(便宜的に命名)の交差点で、終点は稚内市の稚内駅前の交差点とする。

新十津川美深天塩稚内道路図
【地図はクリックで拡大します。】


天塩町⇔稚内市距離平均旅行速度所要時間
道道106号68.0km65.7km/h1時間02分05秒
豊富バイパス・国道40号71.6km63.4km/h1時間07分46秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)


道道106号稚内天塩線、やっぱり速い!

1024px-道道106号線(画像はWikipediaより引用)

道道106号は、北海道好きのドライバーやライダーなら一度は走ってみたいと思う道路であろう。ほぼ直線でサロベツ原野西縁の砂丘地帯を貫き、水平線の向こうに利尻富士を望むこの道路は稚内市民が札幌方面へ向かうメインルートでもあり、その平均旅行速度も65.7km/hに達するのである。

内陸を行く日本最北の高速道路である豊富バイパスも平均旅行速度は80.1km/hと、名寄美深道路深川留萌自動車道を上回る高速度を記録しているが、天塩⇔稚内通しでは平均旅行速度で及ばなかった。

これで、稚内までの一般道最速ルートが確定した。

長かった……

◆ 宗谷岬に行くなら内陸ルート&旧天北線ルートもありか?

ところで、稚内市街地から約30kmほど北東に離れた、日本が実効支配している領土最北端・宗谷岬へ向かうのであれば、音威子府から国道275号で浜頓別へ抜け、国道238号も近そうにみえる。
これは、1989年に廃止されたJR天北線に沿うのに近いルートである。

道都・札幌から北へ向かう国道は12号や231号などがあるが、道北の浜頓別まで来るのは国道275号だけであるし、内陸ルートの比較でずっと基点から計算してきた路線である。
そんな国道275号を最後まで計算してみたいという思いがある。

果たして、新十津川町の滝新橋西詰交差点から内陸ルートで音威子府まで進み、旧天北線ルートに近い国道275号国道238号で向かう場合はどのような結果になるのか。

新十津川⇔宗谷岬距離平均旅行速度所要時間
名寄美深・国道12・40・275・238号297.1km59.6km/h4時間59分18秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)


道道106号から最短で稚内市の潮見4丁目に抜ける市道が道路交通センサスの対象外なので正確な比較はできないが、道道106号を用いた場合の新十津川・稚内駅前間の所要時間が約4時間22分
当然、市道を使えれば稚内駅前よりもっと手前から潮見4丁目に接続する分だけ所要時間は短くなるわけだが、潮見4丁目から宗谷岬までは約26分。

宗谷岬に行くにも、道道106号で稚内市街地を経由して行くのが速いであろう。

函館稚内ルートチャート04
【地図はクリックで拡大します。】


というわけで、函館から稚内までの最速ルートが決まった……
本当に長かった。

次回、これまでの計算結果を整理し、まとめようと思う。

もう少々、お付き合いを。

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