前回の「天塩⇔稚内 一般道最速ルートの比較」の記事で、函館・札幌から北海道最北端の都市・稚内までの一般道(下道・無料高速)での最速ルートが確定した。

かつて、「東京⇔青森 一般道(下道、無料高速)最速ルートの計算をした」の記事でもそうしたように、一般道で移動する最大の理由は通行料金の節約だろうということで、無料供用中の自動車専用道路は一般道とみなして計算に使用した。

函館から稚内までの一般道最速ルートを文字で書くと、函館−長万部−豊浦−中山峠−札幌−新十津川−北竜−留萌幌糠−小平−天塩−稚内のルートである。

詳細は以下に書いて行こうと思う。

◆ 函館⇔札幌・南35西22 最速ルートのおさらい

まず、函館から札幌までの一般道(下道、無料高速)最速ルートの計算であるが、「函館⇔札幌 高速道利用 最速ルートの分析」の記事を援用したい。

この記事は道央道を使った場合の函館・札幌間の最速ルートの分析であるが、基本的には一般道の場合の比較としても利用可能である。

函館駅前・長万部間はとにかく国道5号函館新道の一本道である。

長万部以北は日本海側の寿都に抜けて、岩内・小樽と抜けるルートがライバルとして登場する。
このルートもなかなか良いルートで、函館・小樽間や、函館・手稲区や函館・西区間であれば最速ルートになりうる。

ただ、下図のルートを参照して頂ければと思うが、長万部から国道37号で豊浦、豊浦からは道道97号道道285号で洞爺湖町香川、洞爺湖町香川からは国道230号の中山峠を抜けて南35西11へと行くのが一般道でも最速となる(高速の場合は豊浦IC利用が良いだろう)。

函館札幌道路図
【画像はクリックで拡大します】


このルートで、
函館⇔札幌・南35西22は

距離=240.4km、
平均旅行速度=53.4km/h
所要時間=4時間29分52秒


となる。


◆ 札幌・南35西22⇔東苗穂1-3 最速ルートのおさらい

札幌市街地を抜けるルートだが、札幌以北をどのルートで行くかにもよるが、後の道央・道北での計算から国道275号にリレーすべきと算出されている。

国道230号で中山峠を越えてきて、南35西11から国道275号へ行くには、豊平川通(札幌市道真駒内篠路線)南7条米里通(札幌市道旭山公園米里線)道道89号で、東苗穂1-3に出るのが最速である。

なお、市街地を抜けるルートの計算についてはこちらの「国道230号中山峠方面⇔道北各方面 札幌市内通過最速ルートの分析」をご参照を。

詳細なルートは下図。

札幌南部道路図
【画像はクリックで拡大します】


とりあえず、豊平川通が北行と南行で分かれており、計算が複雑化するが、下表のような数値となる。

(R230)南35西11⇔東苗穂1-3(R275)距離平均旅行速度所要時間
豊平川・南7条米里通(豊平川通北行)10.6km27.8km/h22分54秒
豊平川・南7条米里通(豊平川通南行)10.7km26.5km/h24分14秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH22道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)


以上が、札幌市街地の最速の抜け方となる。

◆ 札幌東苗穂1-3⇔稚内駅前 最速ルートのおさらい

こちらは最近になって計算していたもの。

下図のルートを参照して頂ければと思うが、東苗穂1-3から国道275号で北竜町碧水、碧水からは国道233号深川留萌道北竜ひまわりICへ向かい、留萌幌糠ICまで深川留萌道を走行。
留萌幌糠ICからは道道550号で小平町本町へ、小平町本町から天塩町までは国道232号、天塩町からは海沿いに道道106号と行くのが一般道で最速
となる。

札樽新十津川美深天塩稚内道路図
【画像はクリックで拡大します】
礼文島だけ図の外へ行ってしまい、他意は無いのですが礼文の人にごめんなさい。


このルートで、
札幌・東苗穂1-3⇔稚内駅前は

距離=314.2km、
平均旅行速度=54.4km/h
所要時間=5時間46分44秒


となる。


以上を総括すると、当ブログの導き出した

函館・稚内間の一般道(下道)最速ルートは、

北行が565.2km、所要約10時間39分30秒

南行が565.3km、所要約10時間40分10秒

である。


さて、東京・青森間がおよそ14時間15分
青森・函館間のフェリーがおよそ3時間50分。

ということは、東京・稚内間を下道(無料高速)のみで
行くと約29時間
かかる計算になる…!


ちなみに、出来る限りJR各駅停車で行くと、下記の通り(2017年5月1日現在)。

◎東京発 7:50
<東北本線快速ラビット・宇都宮行>
◎宇都宮着 9:27

◎宇都宮発 9:32
<東北本線・黒磯行>
◎黒磯着 10:22

◎黒磯発 10:27
<東北本線・郡山行>
◎郡山着 11:30

◎郡山発 11:40
<東北本線・福島行>
◎福島着 12:28

◎福島発 12:40
<東北本線快速仙台シティラビット5号・仙台行>
◎仙台着 13:55

◎仙台発 14:35
<東北本線・小牛田行>
◎小牛田着 15:20

◎小牛田発 15:35
<東北本線・一ノ関行>
◎一ノ関着 16:23

◎一ノ関発 16:30
<東北本線・盛岡行>
◎盛岡着 18:04

◎盛岡発 18:15
<IGR/青い森鉄道・八戸行>
◎八戸着 19:57

◎八戸発 20:05
<青い森鉄道・青森行>
◎青森着 22:06

◎青森発 22:18
<奥羽本線・津軽新城行>
◎新青森着 22:23

◎新青森発 22:32
<北海道新幹線・新函館北斗行>
◎新函館北斗着 23:33

と、青函区間だけ新幹線に乗るが、東京から新函館北斗までで15時間43分
そしてここで一日目の夜を過ごす。

◎新函館北斗発 8:44
<函館本線・長万部行>
◎長万部着 11:19

◎長万部発 13:18
<函館本線・倶知安行>
◎倶知安着 14:57

◎倶知安発 15:18
<函館本線・小樽行>
◎小樽着 16:26

◎小樽発 16:40
<函館本線区間快速いしかりライナー・岩見沢行>
◎岩見沢着 18:21

◎岩見沢発 18:28
<函館本線・滝川行>
◎滝川着 19:07

◎滝川発 21:43
<函館本線・旭川行>
◎旭川着 22:34

二日目の夜を過ごす。

◎旭川発 6:03
<宗谷本線・稚内行>
◎稚内着 12:07

とまあ、52時間17分か(笑)


なお、新幹線と特急を使えるならば、

◎東京発 9:36
<東北北海道新幹線・新函館北斗行>
◎新函館北斗着 13:38

◎新函館北斗発 14:11
<函館本線特急北斗13号・札幌行>
◎札幌着 17:41

◎札幌発 18:00
<函館本線特急カムイ33号・旭川行>
◎旭川着 19:25

◎旭川発 20:06
<宗谷本線特急サロベツ3号・稚内行>
◎稚内着 23:47

と、14時間11分で行ける。

東京から稚内まで、陸路でも1日で行けるのである。


繰り返すが、有料の高速道路を使わずに行くと、東京・稚内は約29時間。
フェリーの乗下船のロスを考えると、30時間はかかるだろう。
休憩や給油の時間はもちろん含まれない値だ。

東京・青森でもがんばれるかどうか微妙なところだが、東京・稚内は自分には無理だろう。

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