前回の記事「R8今町JCT⇔新潟・富山県境 一般道最速ルートの計算計算」にて、金沢市の今町JCTから国道8号新潟・富山県境までの一般道(下道、無料高速)最速ルートが確定した。


今回は主に石川県内の縦断ルートの計算を行うものとするが、それに先立って、石川県の南に位置する福井県嶺北地方を通過するルートとどのように接続するかを考えておきたい。

嶺北の通過にあたって、内陸の国道8号の利用とするか、人口65万強に達する福井都市圏を迂回して日本海沿岸の国道305号の利用とするか、選択肢が出てくる。
とりあえず、石川県沿岸最南の都市である加賀市の熊坂交差点を今回の基準地に選んだが、その辺りの説明から始めたい。

◆ 沿岸・内陸ルートが集約される要衝・加賀市街をどう通過するか

前述の通り、福井嶺北沿岸部を北上してきた国道305号と、石川県沿岸部に位置する小松空港方面へ連絡する石川県道19号・20号は加賀市(大聖寺)に集約されている。
内陸を行く国道8号も加賀市を通過するので、加賀市から見れば沿岸・内陸の南北各方面への路線が放射状に出ていることになる。

加賀市は人口6万強の都市ではあるが、市街地の通過にはそれなりの時間を要するため、まずはここの最速ルートを見ておこう。
加賀市通過ルート
【画像はクリックで拡大します】

加賀市を最速で通過するルートは地図上で、
嶺北沿岸(福井港方面)⇔石川沿岸(小松空港方面)黄緑色の太線でトレースし、
嶺北沿岸(福井港方面)⇔石川内陸(黒瀬交差点方面)薄い橙色の太線でトレース
嶺北内陸(福井方面)⇔石川沿岸(小松空港方面)紫色の太線でトレースした。
嶺北内陸(福井方面)⇔石川内陸(黒瀬交差点方面)国道8号一本道だ。

それぞれのルートの概要は下表の通り。
加賀市 通過各ルート距離平均旅行速度所要時間
嶺北沿岸⇔石川沿岸
吉崎朝日町
7.0km44.7km/h09分23秒
嶺北沿岸⇔石川沿岸
吉崎黒瀬
5.1km44.9km/h06分49秒
嶺北内陸⇔石川沿岸
熊坂朝日町
4.3km30.1km/h08分34秒
嶺北内陸⇔石川内陸
熊坂黒瀬
4.3km52.2km/h04分56秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

本当はセンサス対象外の市道や農道を使えば(大聖寺川を渡る橋はたくさんある)、もう少し近道もあるだろうが、加賀市を通過するこの4パターンの数字を使って、熊坂交差点から今町JCTまでのルートをみていこう。

◆ 国道8号小松バイパス、速かった!

さて、加賀市と金沢市の間に位置するのが石川県第二都市の小松市になるが、国道8号小松バイパスの平均旅行速度が非常に高いのだ。


(Googleストビューには暫定2車線時代の画像しかないが、当時でも無料高速を彷彿とさせるセンターポールが)

国道8号小松バイパスは順次4車線化が進められているが、2015年3月までに粟津IC〜八幡ICの7.3kmが4車線化しており、粟津IC〜東山ICの5.1kmの昼間12時間の上下線平均旅行速度は72.4km/hにもおよぶ。
東側に膨らむ分、距離は長くなるが、それを補う高速度走行を担保するのである。

一方で、加賀市や小松市の市街地を抜けることが避けられない、小松空港経由の沿岸ルートの石川県道19号・20号国道360号は平均旅行速度が伸び悩み、国道8号ルートに所要時間で敗れた。


ということは、福井嶺北沿岸部を貫く国道305号とリレーするにも、小松以南は石川内陸を進む国道8号ルートが最速ということだ。
国道305号吉崎交差点を目指す場合にも、福井の嶺北内陸を行くにしても、基準とすべきポイントは国道8号熊坂交差点ということにしたのは、こうした計算結果からである。


ということで、熊坂交差点から今町JCTまでの計算に移ろうかと思う。

◆ やはり国道8号が速いが、加賀産−山側環状も速かった

小松から富山方面に向かうにあたっては、国道8号金沢西バイパス・金沢バイパスで金沢市街を西に迂回するか、石川県道22号加賀産業開発道路(通称・加賀産)国道159号山側環状で東に迂回するかの2ルートがある。


(加賀産からリレーし金沢市街を迂回する国道159号山側環状の4車線のトンネル)

かつて、加賀産こと石川県道22号は、手取川を渡河する際に川北大橋有料道路を通過する必要があったが、2013年に無料開放されている。
国道8号加賀産−山側環状、どちらが速いのであろうか。
加賀熊坂今町JCT
【画像はクリックで拡大します】


結論から言うと、加賀産−山側環状も悪くはないのだが、国道8号金沢西バイパス・金沢バイパスのルートの完勝だろう。


(能美市西任田町付近の国道8号金沢西バイパス。この付近で平均旅行速度は68km/hを超える)

そういえば、石川県加賀地方もまた元首相・森喜朗のお膝元であった。
田中角栄の新潟の無料高速・新潟西バイパスほどではないが、石川県も国道8号の整備状況はすこぶる良い。
(余談ながら、富山県も衆院議長まで上り詰めた綿貫民輔の出身地であり、国道8号バイパスの整備状況は進展している。しかし彼の選挙区であった富山3区内の福岡町前後のみ整備状況がよろしくないのであった……)

大物政治家と道路整備の進捗の関連性については、確実な根拠が乏しく憶測の域を出ないところではあるが、秋田の村岡兼造(元内閣官房長官)、庄内の加藤紘一(自民党元幹事長)、新潟の田中角栄(元首相)、富山の綿貫民輔(元参院議長)、加賀の森喜朗(元首相)と今回、計算をしてきた各地の沿線は賑やかである。

話がずれたが、各ルートをまとめたのが下表。

熊坂⇔R8今町JCT距離平均旅行速度所要時間
国道8号BPのみ経由59.7km47.7km/h1時間15分10秒
国道8号・加賀産-山側環状62.8km47.0km/h1時間20分07秒
小松空港・国道8号BP経由59.2km39.2km/h1時間30分35秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

次の福井は、稲田朋美とパンツ泥棒疑惑の高木毅か。というかわが青森県津軽だけ大物国会議員が思い浮ばネェorz


◆ 青森県庁前から計算を始めたこれまでのルートをまとめてみる

R8・今町JCT⇔青森県庁前距離平均旅行速度所要時間
熊坂R8・今町JCT59.7km47.7km/h1時間15分10秒
R8・今町JCT新潟・富山県境112.9km45.9km/h2時間27分41秒
新潟・富山県境鯨波(御野立公園)98.8km47.7km/h2時間04分24秒
鯨波(御野立公園)蓮野IC104.7km48.3km/h2時間09分59秒
蓮野IC温海温泉92.8km58.5km/h1時間35分14秒
温海温泉岩城IC134.2km62.8km/h2時間08分15秒
岩城IC大館北IC115.4km50.7km/h2時間16分34秒
大館北IC青森県庁前82.4km46.2km/h1時間47分07秒
合 計800.9km51.6km/h15時間31分56秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

とうとう800km超え。
東京⇔青森よりもだいぶ長い距離だ。
福井と県境を接する石川県加賀市の熊坂交差点から一般道(下道、無料高速)だけだと、青森市まで15時間半前後ってとこか。

だいぶ遠くまで計算してきたが、まだまだ長いなあ……

ま、さらに南側のルートも計算していきましょうか。

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