前回の記事「大津⇔上越 金沢経由VS長野経由 一般道最速ルート比較」にて、大津市の藤尾南ランプから新潟県上越市の下源入交差点までの一般道(下道、無料高速)最速ルートが確定した。

本州最北端の青森県の青森県庁前から計算を開始したこのシリーズ、いよいよ最終ステージは大阪市梅田新道交差点から藤尾南ランプまでの計算だ。
古の首都である京都市を含め、大都市圏ゆえに非常に計算は複雑化したが、書いていきたい。

なお、これまでの記事もお読みになられた方もいらっしゃるとは思うが、国交省の道路交通センサスの対象になっている路線のみの使用としたので、対象外の市町村道や農道、港湾道路、私道等の類は使用しないものとした。
また、京都市や大阪市には一方通行の府道や市道も存在するが、両方向通行可能な路線のみ利用した。

では、みていこう。

◆ 京阪間は第二京阪(一般部)での移動が大本命、ただし京都市の通過が……


大阪市と京都市間において国道1号は最重要ルートの一つであるが、従来の京阪国道と呼ばれるルートの他に、2010年3月に全線開通した第二京阪(一般部)がある。

第二京阪といえば高速道路のイメージがあるが、実は側道の一般道もきちんと整備されているのだ。
首都圏に暮らしていると、国道4号 東埼玉道路は一般部(それも一部)しかできていなかったり、東京湾岸道路は首都高速湾岸線が出来ているのに側道の国道357号がミッシングリンクになっていたり中途半端なわけだが、第二京阪のような近畿圏の道路整備の進捗をみると羨ましい。
東京外環道は未完成だが、大阪の場合は近畿道によって都心部の阪神高速を通過しなくても済む。

で、第二京阪はやはり速い。

梅田を出て鶴見までは国道1号大阪府道8号も流れが良くないが、市道の花博通から徐々に速度が上がり出し、直結する第二京阪一般部でさらに速度は上がる。
京田辺市内では0.7kmほどの短区間ながら平均旅行速度が60km/hを超える区間も出てくる。

(京田辺市内の国道1号第二京阪一般部。まるで高速道路のよう。)

問題は京都市内。
第二京阪は京都市道の油小路通に直結し京都市街へ入っていくが、やはり人口150万近い京都市を抜ける際に平均旅行速度が落ちてしまう。

そこで、複数の府道京都市道で構成される外環状通を利用し、伏見区(下三栖交差点)から山科区へと迂回するとどうなるか。

まあ、速いわけです。

だが、宇治市と伏見区で市街地が連続する六地蔵地区から山科へ抜けるにあたって、府道35号・36号ルートと、外環状通ルートという、悩ましい2路線が出てくるのだ……

ちなみに、速いのは前者の府道35号・36号ルートだが……

とにかく35号が狭い……

地元民にとっては、この狭い道に通り抜けの車両が殺到するのはまっぴらごめんだろう。


実は、六地蔵地区において、大津方面へと案内されているのも外環状通ルートなのだ。

こちらは、前者とは違い、大型車でもすれ違いが容易な幅員を有している。
決して平均旅行速度の速い路線ではないが、所要時間差はわずかだ。

六地蔵奈良町交差点から山科大塚交差点までの比較は下表のとおりである。
六地蔵奈良町⇔山科大塚距離平均旅行速度所要時間
府道35号・36号6.5km22.1km/h17分41秒
外環状通6.4km20.9km/h18分22秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)


本当は府道35号・36号ルートが速いが、道路事情を勘案し、外環状通ルート計算上の最速ルートとして選びたいと思う。

梅田新道藤尾南ランプ
【画像はクリックで拡大します】

こんなルートになる。

梅田新道交差点から藤尾南ランプまでは、距離=51.1km、平均旅行速度=30.6km/h、所要時間=1時間40分03秒、というところだろう。

まあ、この区間も、完全無料走行にこだわらないのであれば阪神高速−名神高速への課金が良いだろう。

◆ 青森県庁前から計算を始めたこれまでのルートをまとめてみる

梅田新道⇔青森県庁前距離平均旅行速度所要時間
梅田新道藤尾南ランプ51.1km30.6km/h1時間40分03秒
藤尾南ランプ疋田81.5km59.3km/h1時間22分32秒
疋田熊坂88.1km45.8km/h1時間55分32秒
熊坂R8・今町JCT59.7km47.7km/h1時間15分10秒
R8・今町JCT新潟・富山県境112.9km45.9km/h2時間27分41秒
新潟・富山県境鯨波(御野立公園)98.8km47.7km/h2時間04分24秒
鯨波(御野立公園)蓮野IC104.7km48.3km/h2時間09分59秒
蓮野IC温海温泉92.8km58.5km/h1時間35分14秒
温海温泉岩城IC134.2km62.8km/h2時間08分15秒
岩城IC大館北IC115.4km50.7km/h2時間16分34秒
大館北IC青森県庁前82.4km46.2km/h1時間47分07秒
合 計1021.6km50.6km/h20時間10分41秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)


長かったが、大阪市から青森市までの一般道(下道、無料高速)の計算が一応は終わったのだ……

次回、すべてを総括して、「大阪市⇔青森市 一般道最速ルートの計算」として公開したいと思う。

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