2017年11月1日より静岡県の新東名高速 新静岡−森掛川で、最高速度が110km/hに緩和された。

今回は国交省の平成27年の道路交通センサス(平成27年度 全国道路・街路交通情勢調査)の昼間12時間平均旅行速度のデータを基に、同区間の実勢速度についてみていきたい。

当ブログがいつもセンサスを使って遊ぶときは、データを簡略化するために「市町村境」を用いていなかったが、今回は各インターチェンジ市町村境の間のデータも拾っていきたいと思う。
また、従来だと上下線平均値を出してきたが、上下線それぞれの数値を出していこうと思う。

さっそく、新静岡−森掛川の各区間ごとの昼間12時間平均旅行速度を記したのが下の地図だ。
新東名新静岡森掛川
【画像はクリックで拡大します】

上の地図で、静岡SAスマート(下り)の下に92.3という数値があるが、これは下り線の静岡SAスマートIC静岡市葵区・藤枝市境の間の昼間12時間平均旅行速度が92.3km/hという意味である。

ご覧の通り、平均旅行速度が100km/hを超える記録が出たのは下り線の新静岡から静岡SAまでの11.2kmだけだった。

110km/h規制に緩和される区間外にも範囲を広げれば、平均旅行速度が100km/hを超える区間は上り線の富士宮市・静岡市清水区境から富士市・富士宮市境までの1.9kmの区間などでも観測されるが、意外と100km/hを超える区間は珍しいのだ。

というのは、やはり最高速度80km/h規制(リミッター制限は90km/h)の大型トラックが混在するからである。

大型トラックを除く、普通自動車はどのくらいの速度で走っているのだろうか?

センサスには、昼間12時間大型車混入率という指標がある。
これは昼間12時間の総交通量に占める大型車の台数から求められる比率だが、大型車がすべて80km/hで走行していると仮定して、方程式を解いて大型車以外の普通車の平均旅行速度を算出してみるとどのような数値になるだろうか?

例えば、平均旅行速度80km/hの大型車混入率が25%、全体の平均旅行速度が90km/hの場合、普通車の平均旅行速度をxとすると、
(0.75x+0.25×80)/1=90
       x=93.3
という式になろうか。

交通量に関しては上下別の数値ではないので、平均旅行速度は上下平均値を求めてから算出しようと思う。
結果が下表だ。

新東名高速 新静岡⇔森掛川 上下線普通車昼間12時間平均旅行速度 推定値
区間普通車推定平均旅行速度大型車混入率
新静岡IC−静岡SA(上り)114.4km/h40.6%
静岡SA(上り)−静岡SA(下り)113.1km/h40.1%
静岡SA(下り)−葵区・藤枝市境103.8km/h40.1%
葵区・藤枝市境−藤枝岡部IC106.2km/h40.1%
藤枝岡部IC−藤枝市・島田市境101.8km/h40.0%
藤枝市・島田市境−島田金谷IC103.2km/h40.0%
島田金谷IC−島田市・掛川市境107.8km/h39.9%
島田市・掛川市境−掛川市・森町境103.1km/h39.9%
掛川市・森町境−森掛川IC98.3km/h39.9%
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用し、大型車の速度は80.0km/hと仮定)


上表はあくまで大型車の平均旅行速度を80.0km/hと仮定した場合の数値ではあるが、いわゆる5ナンバーや3ナンバーの普通乗用車や、4ナンバーのバンなどは、規制緩和前から100〜120km/h近い速度で走行していたであろうと僕は推測する。

もっとも、大型車と一口にいってもリミッター設置が義務付けられていない大型バスなら100km/h走行可能だし、違法ではあるがリミッターを解除して爆走する大型トラックも少なからず混入しているだろう。
その一方で、会社規則で75km/h走行など速度を抑制する業者や、制限速度以下で走行している大型車も存在するだろうから、大型車が一律80km/hというのも、それを基に算出した上表の普通車の速度も、あくまでも当ブログの推計値である。



さて、ここからは根拠のない自分の予想。

今回の規制緩和で実勢速度がさらに上がるかどうかだが、高速になるほど燃費も悪くなるし、あまり実勢速度は伸びないんじゃないかと考える。
せいぜい、+5km/hくらいかなと思っている。
今乗ってる5ナンバーのMT車だと、5速でも120km/hだと回転数がけっこう上がってうるさいし(6速が欲しいぜ)、3ナンバー車でもスポーツタイプではない乗用車やミニバンで120km/hの長時間運転は疲れそうな予感がするからだ。
そんなに、規制緩和されたからってぶっ飛ばしまくるわけじゃあ無いと思うがなあ。

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