2017年 宗谷・留萌の旅(3)はコチラ


<稚内駅−豊富駅>
10:00〜
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稚内駅近くのレンタカー店にクルマを返却する頃には稚内市街地でも吹雪になりつつあり、これからの旅程を再検討する。予定通り行けるようであれば良いが、難しそうであれば稚内にもう少し滞在するか、一旦札幌まで出ることも検討しなくてはならない。レンタカーの男性店員によれば、稚内空港からの空の便は全便欠航だという。そして「バスが一番強いですよ」というアドバイスを得る。なるほど。今日の予定はバスだから安心する。なのに稚内駅で名寄行の列車を待つ。
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予定では早くとも次にクルマを運転するのは22時過ぎで12時間あるので、最後に北海道限定のサッポロクラシック 生を一杯だけ。午前から飲酒するなんてのは正月ぐらいしかないから身体がびっくりする。でも美味い。
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稚内駅にはカフェがあって、こうしてカウンターでサッポロクラシックを飲めるのだ。なんという幸福♡つまみにフライドポテトもセットで頼もうかと思ったが、「これから揚げますので10分くらいお待ちいただけますか」と言う。列車発時刻に間に合わない可能性があったし、ポテトがあったら2杯目の誘惑も有り得るので、生ビールだけにする。
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北海道日本ハムファイターズを今シーズン限りで退団する大谷翔平
のポスター。わしが青森に居た頃はJR北海道のCMと言えば稲葉篤紀だったのを思い出す。「レール&ホテルパーックッ!!」
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今のところ、宗谷本線も平常運転のようだ。沿岸バスの豊富営業所に運行状況を電話で問い合わせると、バスも今のところは平常だと言うので、10:27の名寄行に乗ることを決断する。それにしてもこのダイヤよ……宗谷岬を往復してこの名寄行に間に合わせるには、宗谷バスでは不可能だったのでレンタカーにしたのだ。
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一駅目の南稚内までは170円だが、二駅目の抜海で260円。三駅目の勇知で450円、四駅目の兜沼で640円、五駅目の徳満で840円、六駅目の豊富で930円と、なかなか迫力のある料金表(笑)北海道の古い廃駅跡や、昔の映画やドラマで国鉄時代の駅の映像を見ると、道北や道東であっても運賃表には「函館」や「青森」と共に東北本線や奥羽・羽越本線沿線の「尻内(八戸)」とか「秋田」とか、遠くは「上野」や「大阪」までの運賃が載ってるのも確認出来るが、一番遠くても「新千歳空港」までの運賃表だ。
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稚内を去るのが名残惜しくなってくる。稚内、今度は夏に来たいぞ。でも、真冬にまた来たい気もする。函館出身のGLAYも「Winter,Again」で"生まれた街のあの白さをあなたにも見せたい"と歌い上げていたし、雪を纏った真冬の都市の景観はもっと評価されてよいように思う。
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稚内駅を訪れる観光客はみな考えることが同じなようで、到着時もそうだったが出発前もみな一様に駅のオブジェにカメラを向けていたのが印象深い。
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名寄行のキハ54形列車、一両編成。頼むぞ、昨日みたいにエゾシカに衝突して遅延とかしないでおくれ。
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ボックスシートではなかったが、進行方向を向いて座れる座席になっていた。名寄に向かって右側に座れば、天気が良ければ利尻富士が見えるはずだが、今日は望めまい。左側の窓側を確保して、出発を待つ。稚内発車時点で、ざっと12、3人くらいが乗車だ。運転席近くのロングシートで、15歳くらいの少年が一人でカードゲームに興じていた。
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南稚内駅。街の成り立ち方は違うが、市街地に二つの有人(みどりの窓口もある)駅が所在というのはわが青森県のむつ市とも共通する。むつの場合は、終点の大湊と一駅手前の下北駅になるが、下北駅と同様に南稚内駅もかつては乗換え駅だった。下北駅は大畑線(下北交通大畑線)、南稚内駅は天北線、いずれも廃止されている。大湊駅に対する下北駅同様、南稚内駅の方が稚内駅周辺よりホテルとかビジネス需要に応じた建物が多いようにも見えた。
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南稚内を出ると、あっという間に納寒布岬から南に連なる丘陵の無人地帯に入る。昨晩の「網元」の女将さんが言っていた「稚内には農家さんはほとんどいない」の言葉がよぎる。車窓に農耕地が全くと言ってよいほどないのだ。さすがにハイマツは無さそうにみえるが、雪原から所々でチシマザサが顔を覗かせるこの景観は本州ではなかなか見られない。
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それにしても素晴らしいまでのTHE・亜寒帯という景観じゃないか…!稚内市は最寒月の平均気温が-4.7℃と-3℃を下回り、最暖月平均気温が19.6℃と22℃を下回り、6〜10月の5か月間に渡って平均気温が10℃を上回るので、ケッペンの気候区分上はDfbになるようだ(気象庁の1981-2010年の30年間の平年値より)。同じ亜寒帯でも最暖月平均気温が22.3℃になる札幌市はケッペンの気候区分上はDfaになるので、稚内は一段階上のレベルと言うことになろうか。大学入試から20年近く過ぎ、ケッペンの気候区分も大分うろ覚えだから間違ってるかもしれない(国立難関大の二次試験でもC(温帯)との判定の境目とDfDwの区別がつけばほぼ対応できると思うけどね)。
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凍えそうな兜沼駅。稚内市を抜け、豊富町に入ったことになる。抜海駅は反対側の車窓だったので撮影しなかった。それにしてもカードゲーム少年、まだ一人遊びに興じている。リュックサックに、ジュースとスナック菓子の入った袋を持っているし、豊富か幌延辺りまで行く子だろうか。
宗谷本線音威子府以北 色別標高図
昨日は天塩中川を過ぎたところで日没となって何も見えなかった区間だが、この兜沼駅以南はサロベツ原野の低湿地帯になる。上の図は、国土地理院の地理院地図の色別標高図を加工した、宗谷本線音威子府以北の沿線の色別標高図である。音威子府−南稚内間は、樺太連絡のための短絡新線として1926(大正15)年に開通した区間になる。確かに浜頓別経由の旧天北線ルートよりは稚内への距離を短縮しているものの、色別標高図を見ると、愚直なまでに元の地形に沿った線形になっているのがお分かり頂けるかと思う。
音威子府−天塩中川間の神路渓谷の区間は天塩川の峡谷にへばり付くように蛇行する。天塩中川−幌延−兜沼にかけては平地も広がるが、天塩川流域やサロベツ原野の低湿地を思うように直線化することが出来ず、やはり地盤が安定する山沿いを曲がりくねっている。並行する国道40号も雄信内−天塩大橋間の低湿地を克服できず、1958(昭和33)年までは天塩町市街を経由するルートだったという。
短絡新線とはいうものの、宗谷本線音威子府以北線形的にかなり厳しい区間なのだ。
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列車は定刻で豊富駅に到着。降りたのは自分含め二人だけだったが、高齢者が7人ほどグループで乗って来た。
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本数の少ない宗谷本線では珍しい交換の光景を撮影する。稚内行が先に出て行った。
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北海道では駅と言う駅の名票にサッポロビールのロゴが一緒に掲出されているが、広告料金はどの程度、JR北海道にもたらされているのだろうか…
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駅舎は大きく、豊富町の代表駅という風情だが、明かりはついておらずカーテンも閉まったまま。この日は駅員が不在だった。駅舎の大きさが、かえって寂しく見える。
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子供の頃の正月に、年始のあいさつで郡部の親戚宅を訪問する際に利用した国鉄の駅にいるかのような錯覚を覚える、豊富駅の改札。さて、町さ出るか。
<豊富町 市街>
11:20〜
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駅を出た。ようこそ サロベツ 豊富温泉のゲート。広大な駅前広場があり、これから乗る沿岸バスもここが始発なのだが、出発時刻まで30分弱の時間があるのでバスの姿は無し。
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豊富駅は無人だったが、向かって右側の建物は観光案内センターで、町の職員なのか二人が居て親切に対応してくれた。留萌までバスで行くと伝えると、駅からは少し距離があるが沿岸バスの豊富営業所の窓口に行けば、お得な1日フリーの切符もあるという。営業所もなんとか間に合う距離だ。
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夏に来ればサロベツ原野と日本海越しに利尻富士という絶景が見られる豊富町。冬に、自分のような観光客は珍しいだろうよ。
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Google mapに最短距離のルートを案内させると、祖父母の住む津軽の郡部の町の駅裏の住宅街に雰囲気が似ていて、豊富町にも居心地の良さを覚えてしまう。雪国の建物は基本的に構造が似ているせいだろう。
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国道40号から1本西側を並行する町道。かつて賑わっていたことを思わせるように、意匠を凝らした街頭が並ぶが空き地も目立つ。
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北海道新聞販売店を見つけて、「♪どーしんよんでるおともだちー おしえておげてねこのばんごー よーむよどーしん もちろんぼくらもよんでるよっ」と口ずさみかけて、クルマの雪下ろしをする人がいることに気が付く。気まずい。
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豊富町のスナック。青森の津軽のスナックもこんな感じだ。本当に、祖父母の暮らす津軽の町を歩いているようだ。
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残念ながら閉業の「とよとみスーパー」。僕が子供の頃は、こういう個人商店とほぼ同じくらいの間口幅の小さいスーパーマーケットがよくあったように思う。青森市あたりだと、大型スーパーに淘汰されながらしぶとくコンビニに業態転換して生き残る所もあるが、祖父母の暮らす町をはじめとする郡部では業態転換できず廃業のパターンが多いように思う。豊富町も同じか。
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ほどなく、ナビに従って国道40号に出る。浪岡の町はずれの方の7号の旧道とか鶴田や板柳の339号の旧道みたいだ。
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こちらが沿岸バス豊富営業所。同じ建物の酒屋さんは……日曜の昼間でシャッター下りてるってことは閉業かな。。。ここからでも乗れるらしいが、始発から乗ってみたいし座席も良いのが取れそうだから、さくっと一日券を買って駅に戻ろう。
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ぼく「すいませーん。豊富留萌線に乗る予定なんですが、一日フリー切符みたいなのがあると聞いたんですけど…?」
沿岸バス女性社員「一日券ですね。ございますよ。2,370円です」
ぼく「(お金を渡す)はい!」
沿岸「はいどうぞ〜♪」
ぼく「ファッ!」

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なんじゃこりゃwwwwwww
留萌に行くから「萌えっ子」なのか?    嫌いじゃないぞ。
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とにもかくにも萌えっ子フリーきっぷを確保したから、次は留萌に至る長期戦に備えて食料の確保だ。しかし、空いてる商店が無いぞ。食堂や美味そうな小さいレストランはあるが、食べてる時間はないから入れない。
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国道40号を歩いてみても、他に店は無く。でも豊富町もセイコーマートあるべ?と検索するも、その場所は目視できないカーブの先。徒歩の時間を考えると少し危ういようだ。来る時に通らなかった大通りを歩いて駅まで戻れば、何かあるだろう。
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あ!あった、いかにもご先祖様が青森県から出たぞと言う感じの苗字・鹿内商店さん!やってない!!まだまだ!
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Aコープかあ。車内で食べられそうなものあるかなあ。お惣菜とかならありそうだけど、家メシじゃないからなあ。菓子パンよりは美味いもん食いたいしなあ。もうちょっと探してみるべ。
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って何も買わずに駅に戻ってきちまった。ああ、Aコープで菓子パンでもよいから確保すればよかったのだ!もうバス来るぞ時間ねーぞ!
こうして、宗谷岬に行く前にセイコーマート稚内駅前店で買った山わさび醤油漬けたらこバター醤油のおにぎりを最後に、昼食は無いことが確定したのである!なんという馬鹿な決断をしたんだ俺はあああああああああ!

<豊富町−宗谷・留萌地方境>
11:50〜
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始発の豊富駅前から沿岸バスに乗った客は私の他に男性一名。萌えっ子フリーきっぷを運転士に提示し、乗る。当たり前ながら萌えっ子を見せられることに運転士は慣れている。定刻の11:50に発車する。
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豊富営業所でもう一人男性が乗車すると、「おろ!珍しいな」と。どうやら、駅から乗って来た客の友人らしく、独特のイントネーションの北海道弁で会話が開始する。乗客3名でバスは進む。
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豊富の市街地を抜けて町はずれが近い所に豊富高校バス停があるが、バス停のだいぶ手前でバスに手を振る高齢男性が登場。沿岸バスの運転士も、本来のバス停に乗客がいない事もあって、バス停より手前に停まって高齢男性を待つ。しかしなかなか追いつかない。

高齢男性はバスのステップを上がるのもやっとという感じの動きでやってきて、運転士に「ややや、めやぐかげました。わ、脚いぐねぇどごでやぁ。はい、はい。すいませんすいません」と、思いっきり津軽弁イントネーションwワイーーハ、ずんぶとまだ強烈だ地元の爺様(ジサマ)乗ってきたでばし。
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しかしこの爺様(ジサマ)、どごまで行ぐにこのバスさ乗ってきたんだべの。こっから先だば地図見る限りだば山ばりだぁ。幌延さでも行ぐんだべが。
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豊富バイパスの高架をくぐる手前で、軽自動車に追い越される。しかし、この後に車は来ず、対向車も来ない状態がかなり長く続いた。

バスは原野を進むと久しぶりに表れる信号交差点を左に折れて豊富温泉街へ。ここで1名乗車。そして、次の豊富町ふれあいセンターのバス停で、駅と営業所から別々に乗って来た二人組と、先ほどの爺様(ジサマ)が降りて行った。

爺様(ジサマ)は小銭をまとめて運賃箱に投げ入れると運転士に「かんぞいでけぇ。あっちゃあべ?いべ?」とまた津軽弁そっくりの北海道弁。「数えてくれ、運賃合ってるでしょ?降りていいでしょ?」と意訳しよう。
これに対し、運転士が「一気に小銭いっぱい入れられちゃうとわかんないんですよ。だから良いですよ」と答えると、爺様(ジサマ)は「めやぐだ。ダラばりへで。どうもどうも」と降りて行った。
爺様(ジサマ)あんまり津軽弁で、わもどってんしてまったじゃ。
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バスは豊富温泉街を抜けると山の中へ。このまま行けば、オホーツク海側のクッチャロ湖で有名な浜頓別に至る北海道道84号豊富浜頓別線だ。いつかは浜頓別や猿払、北見枝幸にも行ってみたいところである。
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だいぶ深い山間部みたいな雪景色だが、実は標高100mもないところである。11月中旬だというのにさすが宗谷である…!
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沿岸バスは幌延へ向かって道道121号へと右折する。
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幌延町に入ると再び青空が広がってくる。この日は強い冬型の気圧配置すじ状の雲と言うのを本当に体感している。猛吹雪の宗谷岬、吹雪の稚内市街、薄曇りの豊富町、快晴の幌延町。雲の谷間と中を繰り返し、めまぐるしく天気は変わる。
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トナカイ牧場前。しかし豊富温泉を出てから、バス停での乗降は全くなく、ノンストップで進んで行く。
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無人地帯を走り抜けてきたバスは唐突に幌延の町に入っていく。
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右折して幌延の市街地へ向かっていくと、大きなお寺が。真宗大谷派だそうだ。そういえば、幌延町の開拓には本願寺と法華宗が関わっているという。稚内市内にも最北大師があったりと大きな寺が建ち並んでいたりしたが、北方開拓と仏教の関連を調べるのは面白いかもしれない。
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幌延の中心部にバスは入ってくるが、乗降はあいかわらずない。信号で停止したので運転士に留萌方面のダイヤ乱れはないかと尋ねると、「留萌から札幌方面は道央道の奈井江砂川から南が吹雪で通行止めなんでにーななごに迂回してるんで遅れてるみたいですけど、留萌の沿岸はまったく問題ないですよ」との答え。一安心だ。
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バスは幌延駅に到着。幌延の方が豊富より人口が少ないが、駅は幌延の方が立派にみえる。かつて国鉄羽幌線が分岐していたし、北海道の組織改正前は幌延町は留萌支庁に位置し、一応は宗谷や北部上川と接する留萌の北の玄関口という交通の要衝にあったからだろうか。
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幌延駅のロータリーでバスが回ろうとする際に、貨物コンテナが目に入る。宗谷本線の北旭川駅以北では貨物列車の運行がないはずなのだが、割と新しそうで意外に思う。トラック輸送だろうか。
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幌延駅からは数人が乗車してきたが、稚内発名寄行の普通列車に乗っていたカードゲームの少年も乗って来た。思いもよらぬ再会劇。少年、どこまで行くんだろうか。
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幌延町の市街を抜けて、バスは郊外の国道40号を目指してひた走る。幌延では降りる客より乗る客が多かったので、バスも少し賑やかになった。
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北緯45度線を通過する。そういえば、北緯45度以北に来たのは初めてである。45度以北の豊富や稚内の滞在を経験したわけだが、北緯50度近い樺太や千島にもいずれは行ってみたいものだ。
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北海道らしい気持ち良い平坦な直線路。サロベツ原野の最南端部の辺りにいるのだ。景色を見るのに飽きないねえ。
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ようやく国道40号に出る。幌延の市街地は40号からは結構離れており、もしクルマで旭川方面から北上する場合は、幌延の町で休憩のつもりがいつの間にか豊富町の市街地に入っちゃった、なんてこともありそう。
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国道40号天塩大橋。久しぶりに天塩川を渡るぞ。
無題
上流の方を撮影した動画のキャプチャ。本当に天塩川は雄大だ。新しい橋脚が建っているのが見え、この時は将来の北海道縦貫自動車道の一部になるものだと思っていた。しかし帰宅後に、[E5]音威子府バイパス中川IC[E5]幌富バイパス幌延ICの間はまだ予定路線区間で建設に着手していないことがわかる。調べてみると、国道40号天塩大橋の架け替えのようだ。歩道も出来るという事なので、一般道の橋になるのだろう。
もし、中川−幌延の建設が決まった暁には、鳥取自動車道 志戸坂トンネルのように新しい天塩大橋部分のみ一般道併用とされるのかもしれない。
<宗谷・留萌地方境−天塩>
12:30〜

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天塩川を渡って、国道232号に入ると、↑ 留萌 123kmの標識が。稚内を主都とする宗谷から、留萌の領域に入ったんだなあと実感する。宗谷への惜別とともに、未踏の地である留萌に入っていくことに高揚感も覚える。
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天塩町に入ると、セイコーマートとともにホクレンが向かい合う交差点に。幼い頃に北海道に旅行した際に、あちこちにホクレンのガソリンスタンドがある光景が記憶にあり、これぞ北海道だよねえという思いになる。
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ホクレンで貰った25万分の1の地図は今も大事に取ってある。しかしセルフ式か。ホクレンのスタンドはいっぱいあったのに、設備更新が出来ずに廃業とか、セルフ式のオカモトとかモダの台頭もあって、20年前に比べると見かける機会が減ったように思う。時代は変わったよなあと思う。
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天塩高校。今は小さい町の道立高校というイメージが強いかと思うが(平成28年度の進路実績では国立では弘前大学のみ2名合格者を出しているそうだ)、過去に東京大学合格者、それも財務省事務次官に上り詰める津田広喜を輩出しているから凄い。昔は留萌北部から宗谷にかけての中心的な街だったということを思わせる話である。留萌は炭鉱もあったし津田の出身地の幌延は国鉄の拠点だったし、エネルギー関連企業や国鉄に勤務するエリート層も多く住んでいたのだろう。
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津田の存在を知っていたからわざわざ天塩高校にカメラを向けていた訳だが、そうしていると興味深いサロベツ原野経由 稚内 稚内→という標識が。
どうやら、開発局的には道道106号ではなく国道40号豊富バイパスで稚内に行って欲しいらしいw でも道道106号(オロロンライン)で行った方が速いんだけどな。
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ほどなく天塩高校の停留所に到着。野球部など部活帰りと思われる大勢の高校生が乗ってくる。みな運転士に「こんにちは、ありがとうございます!」と挨拶している。素晴らしいではないか。
豊富を出た直後はほとんど乗っていなかったが、天塩まで来るとバスも混んできた。さあ、皆と留萌沿岸のバス旅は続くぞ。

(5に続きます)

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