前回の記事東京日本橋⇔福島南部 一般道最速ルートの計算で、日本橋から青森を目指して北へ向かう各ルートの福島県南部までの計算を行った。

平成22年の道路交通センサスで最速ルートであった野岩羽ルートの場合の目的地は、国道121号国道289号甲子道路が接続する福島県下郷町の会津下郷の交差点。
国道4号のみで行く場合は、福島県道281号と接続する西郷村(白河市隣接)の大清水交差点
国道6号で行く場合は、国道49号平バイパスと接続するいわき市の常磐上矢田立体交差

下郷、白河(西郷村)、いわきまでの各ルートのデータは下表のとおりとなった。
東京から会津下郷・白河・いわきまで距離平均旅行速度所要時間
野岩羽ルートで会津下郷まで212.7km45.0km/h4時間43分26秒
4号で白河まで179.5km42.9km/h4時間10分56秒
6号でいわきまで197.7km34.6km/h5時間42分36秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

今回は各地点からさらに北上していくことになる。

まずは仙台都市圏までのルート確定をすべく、国道4号のみルートと国道6号ルートの比較からみていこう。
◆ 東京⇔岩沼(宮城県)は4号経由に軍配

JR東北本線常磐線が上野(正確には日暮里駅)で分かれてから宮城県の岩沼駅で合流するように、国道4号国道6号も日本橋本町で分かれた後に宮城県岩沼市の岩沼市藤浪交差点で合流する。

高速道路で行く場合は東北道に対して常磐道が距離面で優位に立ち、今後の4車線化の進展で速達ルートの地位を確固たるものにしそうだが、一般道だとどうだろうか。
東京日本橋⇔岩沼市藤浪距離平均旅行速度所要時間
国道4号ルート328.7km42.6km/h7時間42分49秒
国道6号ルート334.1km38.2km/h8時間44分19秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

国道6号の場合、都内はもとより千葉県内や茨城県内の流れも悪く、首都圏の低速地帯の通過で浪費した時間を福島県内区間で取り戻すことはできないようだ。

普通に、新4号バイパスあさか野バイパス福島南バイパスなどのバイパス網が充実する4号で行くのが首都圏⇔仙台都市圏の一般道移動の王道だろう。


余談ながら、国道6号は福島第一原発事故に伴う帰還困難区域を通過するわけだが、帰還困難区域を挟む月の下交差点⇔知命寺交差点の18.3kmの平均旅行速度は、平成22年の昼間12時間上下平均旅行速度が40.8km/hだったのが平成27年データでは51.9km/hと10km/h以上も向上し、所要時間は26分53秒から21分10秒へと5分43秒も短縮している。
昼間12時間交通量は約15,000台から約7,600台へと、ほぼ半減していた。
◆ 会津盆地には400号塩原経由294号勢至堂経由がまたもや僅差に

平成22年のデータで算出した際には43秒という僅差で最速路の座を得た野岩羽ルート(塩原経由)だが、今回も白河都市圏から会津若松へと勢至堂トンネルを経由する国道294号ルートと接戦になった。

会津若松市付近の通過ルートについては既に算出しているので、これを援用したい。
早速比較してみよう。
東京日本橋⇔湯川南IC距離平均旅行速度所要時間
国道400号塩原経由ルート253.4km44.9km/h5時間38分34秒
国道294号勢至堂経由ルート256.6km45.4km/h5時間38分53秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)
今回も野岩羽ルートが勝利だが、その差はわずかに19秒

渋滞情報をみながら、塩原廻りか勢至堂廻りか、選択する必要が出てきそうだ。
センサス対象外の農道等を利用すれば双方ともまだまだ所要時間短縮は可能だろうが、それを始めるとキリがないので、東京から会津への最速路も野岩羽ルートとしたい。
◆ 東京⇔米沢は野岩羽の大峠道路か、国道4号福島縦断&東北中央道

当ブログでは平成27年のセンサスに開通が間に合わずデータの無い東北中央道 福島大笹生−米沢北の平均旅行速度について、こちらの記事にて81.4km/hという推計値を採用することにした。

この81.4km/hという値で東北中央道 福島大笹生−米沢北を走行し、国道4号ルートの東京・福島市間とリレーした場合、野岩羽ルートに勝てるのかどうか。
福島南部−山形宮城南部

各区間の詳しい数値は地図をご覧いただくとして、東北中央道の平均旅行速度で低速の場合を想定して秋田道から導き出した69.8km/hという数字も用意はしていたが、杞憂に終わるようだ。

計算上、東京日本橋から野岩羽ルートで米沢に向かう場合、同じ所要時間で国道4号ルートの場合は県境を越えたあたりまでしか行けないことになる。
福島市内のセンサス対象外の市道や農道などの抜け道を駆使しても、野岩羽ルートの方が米沢に早着するのだ。

東京日本橋⇔米沢北IC距離平均旅行速度所要時間
国道4号・東北中央道ルート318.3km46.9km/h6時間47分07秒
野岩羽ルート313.7km47.1km/h6時間39分34秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

今回もやはり喜多方・米沢間の国道121号大峠道路が速すぎる。
喜多方市の道の駅喜多の郷にほど近い福島県道333号交差点から、米沢市の舘山バイパスと山形県道233号の交差点までの35.6kmの平均旅行速度は61.7km/hと、下手な無料高速並の快速ぶりを記録するのだ。

以前、信三鉄道さんのコメントに東北中央道で福島大笹生〜米沢北を使うのが速いと思いますと返答しているのだが、どうやら私の見当違いだったようだ…。


ということで、今回も野岩羽ルートがかなり速そう。

国道4号で北上する場合、仙台以北でどのくらい時短可能な路線があるだろうか。
次回以降も、比較は続く。

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