私は2017年11月に宗谷と留萌を巡る旅をしたばかりだが、その記憶もまだ新しい2018年1月20日、また北海道へ行ってきた。

<釧路駅−根室駅>
10:50〜
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JR釧路駅に入る。前回の旭川からの旅だと指定席特急券を持っていたので着席保証があったが、今回乗る列車は1両編成の快速列車だ。座席は取れるだろうか。
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ちょうど札幌行の特急が出る時間のようで駅構内は混みあっていた。根室行のきっぷを買った所で、旭川駅みたいに黄金に輝くサッポロクラシックの生を売ってる所はないかと探しに行く。
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サッポロクラシックを求めていると、マリモ。そうだ、釧路市は旧阿寒町と合併したから阿寒湖も釧路市なのだ。懐かしい。小学校の修学旅行で函館の棒二デパートでマリモをお土産に買ったのを思い出す。子供の頃は酒なんか飲まなくても楽しかったのにね。
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ショッピングゾーンを回ってみるがサッポロクラシックの生を売ってる店を発見できないまま改札の反対側のトイレに。まあ長旅に控えて用を済ませておこう。そうしてトイレから出てくると、青森大学薬学部の学生募集広告があったので撮っておく。ここで買ったばかりの根室行のきっぷを落とし、改札前で気が付き、往復する羽目に。
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きっぷ捜索に時間を取られ、乗り込んだ根室本線(花咲線)の「快速ノサップ」はこの状態。窓側を押さえることに失敗orzさすが都市圏人口では今も20万を超える釧路だけある。
稚内発名寄行の宗谷本線普通列車がガラガラだったのに比べると根室本線は宗谷北線より存続の可能性がありそうに思う。
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ちゃっかり買っておいた缶のサッポロクラシック。車内で同じように飲んでる客もいたが、騒いだり長くダラダラ飲むと顰蹙を買うことになるので、早めに流し込もう。ああ、美味ぇ・・・
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窓側の座席に人がいたので車窓の写真は釧路からしばらく撮れず、ようやく厚岸湾の辺りで一枚だけ収めることが出来た。写真も撮れなければ車窓もろくに見えないのでradikoでSTVラジオを聴いていたのだが、国道44号が近くを併走している区間では携帯の電波もあるものの、別保と上尾幌の間や、上尾幌と尾幌の間など、原野の区間では携帯無感地帯に。しかたがないのでAMラジオの882kHzで聴いていたが、携帯ラジオゆえ感度があまり良くなく…。
12:00〜
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釧路から座席を埋め尽くしてきた乗客たちの1/3くらいがどっと降りて行ったのがこの厚岸駅。山側ながら窓側に移動。厚岸といえば氏家待合所のかきめしだ。東京駅東北新幹線に乗る時はたいてい厚岸の「かきめし」を買うほど好きだが、降りていては旅の予定が破綻するので我慢。
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厚岸湖岸沿いに入ると、窓側の乗客がカメラ片手に運転席の方に出て行ったので、その隙に車窓を見に行く。
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全然雪が無いので、茨城の霞ヶ浦か北浦でも見てる気分だ。
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厚岸湖は面積32.31k屐L明僂脇本で17位である。18位の八郎潟、19位の田沢湖、20位の摩周湖、21位の十三湖より少し広い湖ということになる。

ちょうど松原健之の「花咲線〜いま君に会いたい〜」のPVで厚岸湖岸を通る所があるのだった。演歌とか歌謡曲が好きな人は北海道に来て、JRなり路線バスなり公共交通機関で聴きながら移動するのがたまらなく良いぞ。
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茶内駅には銭型警部のパネルが。ここ、浜中町は「ルパン三世」のモンキー・パンチの故郷なのだ。
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「浜浜浜浜、浜中町!ウニやホッキ、チーズに牛乳!花の湿原、三つの岬!日帰り温泉ゆうゆでのーんびり。なかなか、浜中、やるではないか!モンキーパンチのふるさと浜中町!」 浜中町の平成29年7月の議会だよりによれば、8月から3月までSTVラジオでCMソングを流すのに支出した額は138万円だという。元は取れているだろう。
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やっぱりスマホだと、走行中に写す近くの景色はどうも歪みますなあ。
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睡魔に襲われ、目が覚めたのはちょうど根室管内最初の駅である厚床駅。かつては標津線が分岐していた駅だ。ここからは根室市でもあり、ここまでは子供の頃に来たことがある。
13:10〜
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釧路駅から列車に揺られること2時間10分、ようやく終点の根室駅に到着。 DSC_0302
稚内駅
では到着した旅行客がこぞって記念に写真を撮影していたのとはうって変わって、ほとんどの乗客はあっさりと改札外へ出てしまった。同じ終着駅でも稚内駅が日本最北端の駅であるのに対し、日本最東端の駅の座は東根室駅だというのもあるかもしれない。 DSC_0300 今来た列車は折り返し13:33発の釧路行普通列車となり、釧路16:14発の「特急スーパーおおぞら10号」に接続する。これを待つ人々の中には遠くまで旅行に行きそうな大きなカバンを持つ人もちらほら見えたが、仮に札幌まで行くとすると到着時刻は20:15ということで、根室から6時間42分の旅となる。
DSC_0303 まだ13時半にもなっていないというのに、影が随分と長いのがお分かり頂けるだろうか。北緯45度を超える稚内には及ばないが、根室も北緯43度19分で日本ではじゅうぶん高緯度と呼べる位置にあり、1月20日の太陽高度は東京などに比べるとずいぶん低い。それを言い訳にするわけではないが、太陽高度が低いから南を向いて写真を撮ると正面から太陽光が刺さってくるような状態になり、非常に強い逆光で写真を撮るのは難しい。もっとも、根室は東経145度を越えていて、子午線の通る兵庫県明石より10度も東に進んでいるので、40分くらい進んでいるのもあるが。
DSC_0304 翻って太陽を背に撮れば、順光なので写真素人の私でも綺麗な青空を撮れる。この通りは北海道道312号根室停車場線。なんと駅前通りが片側3車線ずつの6車線道路だとは、根室すげえ。 DSC_0305駅前ロータリーに聳え立つ、塔というかポールというか、街灯というか、まあ駅前のモニュメントの一つ。影が長い長い。 DSC_0306 駅前一等地と呼ぶべき場所には、てるい商店。「照井」姓といえば青森よりも秋田や岩手に多い苗字。秋田や岩手も、多くのご先祖様が北海道開拓に渡っている。そういった人達の末裔かもしれない。 DSC_0307 北海道道312号根室停車場線は全長100mほどなので徒歩で全線踏破。国道44号との交差点まで来ると、返せ!北方領土の塔。稚内とは全く別の、国境都市(北方領土もあるので国境という表現は正しくないが)の雰囲気を出している。 DSC_0308 しかし国道44号からみると、道路が広すぎる割に沿道には低層建築物が並ぶので、根室駅の駅前には繁華な気配より「最果ての終着駅」という雰囲気に包まれているように思う。 DSC_0309 一通り、駅前通りを散策したところで、次の目的地への移動をしなくてはならないので再び駅前へ。てるい商店さんの軒先の日陰をお借りして、駅舎を撮ってみるとさっきよりはマシな写真になった。
DSC_0310 向かった先は根室バスの駅前ターミナル。2,040円の1日フリー乗車券を買おうと思っていたが、窓口のお姉さんに聞くと「往復乗車券の方がお得ですよ」というのでそちらにする。沿岸バス以来の北海道のローカル路線バスに乗るぜ。 DSC_0311 で。何か、睨みつけるような視線を感じるのでありますが。。。視線の主は待合所にいるおばさん。しかも何かひとり言を呟いている。こちらは何も咎められるようなことはしていないし、関わらないでおく。 DSC_0313 外に出ると、釧根自動車協会の交通安全の黄色い旗。そして「北方領土は日本固有の領土です」の文字。

風に揺られてパタパタ。根室は風が強い街。
DSC_0312 納沙布岬行のバスはこの1番乗り場から13:45に出る。列の先頭は私で、二番目には同じく旅行者風情の男性。13:40頃、バスが入線。ドアが開き乗り込もうとすると、例の待合室のおばさんが、私と二番目の男性にわざと体当たりし、強引に真っ先にバスへ乗っていった。私は二番目の男性と目配せすると、見知らぬ他人同士でお互い苦笑を漏らすしかなかった。

(3)につづく

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