陸奥国と云えば、もともとは青森県と岩手県、秋田県鹿角、宮城県、福島県を含む大国であった。

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その陸奥国における一宮は、宮城の塩竈神社と、福島の都都古和気神社である。

陸奥国が明治新政府によって分割された後の、陸奥国の最期の範囲は云えば青森県と岩手県二戸がそれにあたる。ということで、今の陸奥国である青森県と岩手県二戸には、陸奥国一宮に該当する神社が存在しない。
一応、岩木山神社が津軽国一宮(新一宮)となっているが、同じように出羽国から分割されてしまった羽後国の秋田県と同様、旧国内に一宮が存在しない珍しい県である。



まぁうんちくは置いといて。

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福島県は棚倉にある、奥州一宮・都都古和気神社に公式参拝。
塩竈神社に行ったことはないので比べようがないけれど、これこそ陸奥国一宮という感じだけは何となくわかった。
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陸奥国は常国のにあるから、という話を聞いたことがあるが、茨城県と県境を接する福島県南部の町・棚倉の都都古和気神社には、徐々に範囲が北へと拡大していった陸奥国の入口にある神社という感じがする。日本人の北方拡大において、広大な北海道も当初は南端の松前が本拠地であったし、樺太も南端の白主や久春古丹から始まっていった。都都古和気神社の荘厳さに、松前や久春古丹に通ずる壮大な歴史の始まりを感じるのは筆者だけだろうか。
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奥州一宮の次は棚倉城跡へ。実はこちらが元々の 都都古和気神社があった場所だという。江戸時代に棚倉藩主・丹羽長重が都都古和気神社を遷宮させ、跡地に築城したという。平城ゆえ、ぶっちゃけ、浪岡城とか九戸城みたいな感じかと思ってたけど、立派な堀が残っててびっくり。
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江戸時代創建の城なので「信長の野望」には出て来ず印象になかったが、かなり規模の大きな城。徳川幕府の許可を受けた城ということで天守閣は造らなかったというが、堀の深さなら弘前城や仙台青葉城を凌いでいると思う。
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城内を散策していたら、夕立ち。
それでもヒグラシが鳴きまくってた。
夕立ちと蝉しぐれの共演というやつですなぁ。

計画は全部中止だ。楽しみはみんな忘れろ。嘘じゃないぞ。夕立だぞ。
夕立ちの城下町をぶらりと散策した後は、白河の「きつねうち温泉」でひとっ風呂。
受付のお姉さんが美人で、ものすごい福島なまり。
たまらん。
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〆は、白河ラーメン。
とら食堂はとても入れる感じじゃなかろうと、あずま食堂に入る。 麺は、お隣栃木の佐野ラーメンみたいに、竹で平打ちしたやつ。スープは、佐野でも喜多方でもないなぁ。津軽ラーメンみたいに、飲んだ後に食いたい味っすな。
それにしても、白河の国道289号って地方都市にしては別格と言えるほどの「ラーメン街道」。5万人都市だから、1か所にまとまれるのかもしれないけど、ご当地ラーメンのインパクトとしてはすごいと思う。「津軽ラーメン」売り出すなら、新青森駅の周りも白河みたいにラーメン屋だらけにしてしまえばいいのに。
そんなわけで、ドライブして温泉に入って美味いラーメンを食うという、青森時代はごく普通にありふれていた休日を堪能。毎回思うが、東京から福島くらいの距離に青森があればいいのに。
福島うらやましす。

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