当ブログは過去に平成22(2010)年の国交省の道路交通センサスのデータを基に函館・札幌⇔稚内 一般道(下道、無料高速)最速ルートの計算をしたという記事を発表しているが、道南の函館から最北端の稚内(宗谷岬)まで一般道(下道、無料高速)で行く場合は札幌都心部の通過が不可欠との計算結果を出している。

その中で、札幌以北を国道275号(新十津川方面)で北上する場合には豊平川通(札幌市道真駒内篠路線)南7条米里通(札幌市道旭山公園米里線)国道231号(増毛方面)で北上する場合には豊平川通(札幌市道真駒内篠路線)創成トンネルという主要地方道指定されている札幌市道で札幌都心部を通過するのが良いだろうとの結果を出している。

今回は平成27(2015)年のセンサスのデータを基に、札幌都心部の通過方法を探ってみたいと思う。

さっそく、函館方面からは国道230号(中山峠方面)で北上してくる想定で、札幌都心部通過に適しそうな各路線のデータをまとめてみる。
札幌都心部道路データ2015
【地図はクリックで拡大します】

2010年のデータと比較すると、区間距離(単位:km)が0.1単位で変わっている部分もあるが、おおむね前回よりやや平均旅行速度が落ちている区間が多いように思う。
一か所だけ、道道89号札幌環状線[菊水元町6-1]⇔[東苗穂1-3]の区間距離が0.6から0.3に大きく変更になっており、なんとなく前回調査の数字が正しいような気もするが、とりあえずこのまま引用する。
とりあえず、各ルートをみていこう。

◆ 南35西11北1西1の速達路は今回も230号(石山通)ではなく豊平川通に。

中山峠経由で函館方面と札幌都心部の北1西1間連絡の場合、2010年のデータと同様に2015年版も豊平川通創成川通で縦断するのが良いようだ。

(R230)南35西11⇔北1西1(R5)距離平均旅行速度所要時間
国道230号(石山通)7.1km21.7km/h19分38秒
豊平川・創成川通(豊平川通北行)6.7km32.6km/h12分20秒
豊平川・創成川通(豊平川通南行)7.3km30.0km/h14分37秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH27道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

こんな感じで、豊平川通の南行きは国道230号(石山通)より距離が長いにも関わらず速達効果が得られた。


(札幌市豊平区中の島1条8丁目付近の豊平川通南行車線。この範囲では見通し内に信号機がない)


(札幌市中央区南24条西10丁目付近の国道230号石山通南行車線。信号機が2つ見える)

Googleストリートビューで両路線を見比べると一目瞭然で、豊平川通の方が信号も少なく見通しも良いので自動車の走行に適しているのだろう。
実際、大通バスセンター発着の定山渓温泉の各ホテルの送迎バスの多くも、札幌都心部・定山渓間は豊平川通で往復しているようだ。

では、豊平川通を応用して、日本海沿岸の国道231号との連絡を考えよう。

創成TN部計算豊平川通から創成川通(市道9900号真駒内篠路線、国道5号)を経て国道231号で日本海沿いに留萌方面に至る場合は、札幌都心部の地上区間を行く必要がない。

創成川通(市道9900号真駒内篠路線、国道5号)のうち南5条から北2条にかけては創成トンネルが地下を貫いており、これを利用すれば国道36号国道12号と完全立体交差にて通過できるからだ。

無料自動車専用道路ということで、この1.1kmの平均旅行速度は60km/hと仮定して、創成トンネルで通過した場合の南7東2北7西1の2.0km区間の計算をしていこう。

地上部の平均旅行速度は道路交通センサスの値を利用するものとし、創成トンネル部分だけ60.0km/hとして計算式を立てると、

(0.4×19.51.1×60.00.3×18.10.2×15.4)/2.0
≒41.14・・・創成トンネル利用時の平均旅行速度

ということで、創成トンネル利用時の南7東2北7西1のデータは、
「距離=2.0km、平均旅行速度=41.1km/h、所要時間=2分55秒」
と当ブログでは仮定したいと思う。

この数字を援用して、南35西11北7西1の計算をすると下表のようになる。
(R230)南35西11⇔北7西1(R5)距離平均旅行速度所要時間
豊平川・創成川通(豊平川通北行)7.5km35.7km/h12分36秒
豊平川・創成川通(豊平川通南行)8.1km33.1km/h14分41秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH27道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

いずれは函館・中山峠方面⇔石狩・留萌方面の計算もしていこうと思うが、それは後々に。


◆ 南35西11東苗穂1-3の速達路は豊平川通−南7条米里通か、道道89号環状通か?

前回の2010年データだと豊平川通−南7条米里通道道89号環状通よりも速達との結果が出たわけだが、今回はどうだろうか。

(R230)南35西11⇔北1西1(R5)距離平均旅行速度所要時間
豊平川・南7条米里通(豊平川通北行)10.3km27.8km/h22分13秒
豊平川・南7条米里通(豊平川通南行)10.4km26.4km/h23分40秒
道道89号(環状通北行)11.0km28.4km/h23分16秒
道道89号(豊平川通南行)11.3km27.2km/h24分55秒
(いずれも平均旅行速度は国交省のH27道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

2015年データでも南7条米里通が速いようで。

(本記事は3/5に一旦UPしましたが、計算ミスで環状通が速いという結果を出し、その後に訂正したため、最初に見た方は申し訳ありません)


(札幌市豊平区美園8条6丁目付近の道道89号環状通。地下鉄東豊線美園駅付近。片側3車線の広い道路)


(札幌市豊平区豊平5条5丁目付近の南7条米里通。この他、第2走行車線が右折車線を兼ねる交差点も多い)

ただ、Googleストリートビューで両路線を見比べると、札幌都心部を離れて走る道道89号環状通の方が条件は良さそうではある。
道路交通センサス非掲載の抜け道も多数あるだろう。

交通量の多い大都市なので、刻一刻と変わる交通状況に応じ道道89号環状通なり南7条米里通なり、走るルートを選択するのが良いだろう。

ひとまず、札幌都心の通過方法を見ていくのが目的の今回は、ここまで。

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