2017年11月に宗谷・留萌の旅を実施し、2018年1月に釧路・根室の旅を実施してから1年。
道北・道東に続いては道南。2019年1月30日、函館へ行ってきた。

<新青森駅ー新函館北斗駅>
09:51〜
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1月29日の最終便で青森に帰り、実家から新青森駅へ。今まで幾度となく乗って来た東京行「はやぶさ」を反対側ホームに望みながら、今回は新函館北斗行に乗車する。
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ようやく、北の大地へと向かってフル規格の新幹線が延伸したのが2015年春。そろそろ開業4周年か。八戸延伸からは早かったが、長い長い盛岡止まり時代を知っている世代としては感慨ひとしお。

新青森駅から北海道新幹線にて北上する。動画で39秒頃、進行方向左側に見えてくるのが函館から青森に進出した青森新都市病院。国道280号バイパスと交差し、青森市北西部の山沿いの平地を一気に加速していく。

八戸終着時代だと思うが、JR東日本の車内誌のトランヴェールに作家の誰かが「東北新幹線で北へ向かう時は進行方向左の座席の眺めがよい。奥羽山脈が見えるからだ」と書いていたのが印象深く記憶に残っているが、新青森駅以北の北海道新幹線区間では絶対に北へ向かって右側の座席の眺めがよいように思う。なぜって、海が見えるからだ。A席ではなくE席を選んでしまったことを今さら後悔する。

青森平野から津軽蓬田トンネルを抜けるとあっという間に海峡線区間に突入し、奥津軽いまべつ駅に到着する。
車窓自体は在来線の津軽海峡線時代と変わらないはずなのに、単線の津軽線を油川、奥内、後潟、蓬田、蟹田とゆっくり北上していた時代とは比較にならない速さで到着する事実を、とても新鮮に感じる。
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奥津軽いまべつ駅の駅名票はしっかりJR北海道仕様で、サッポロビールマーク付き。
昔ながらの本場の味 サッポロビールのホーロー看板ではないけれど、ビールが飲みたくなってしまうぜ。
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奥津軽いまべつ駅を出るとJR北海道らしく車掌が青函トンネルの説明をしているが、青森県人にとっては在来線の快速「海峡」時代からよく聞いて慣れていたもの。海底トンネルならではの湿気で窓ガラスが曇りだして、ああ、青函トンネルに入ったなと気が付く。
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青函トンネルは約54kmに渡って暗闇なので、車内誌のトランヴェールでも読んで過ごそうと思うが、1月号があまり面白くない。暇を持て余して社内の電光掲示板をみると、おや、見慣れない新聞社の名前が。

さすがは北海道新聞。JR北海道区間だけだと思うが、ニュース提供か。東北新幹線区間では読売、朝日、毎日、日経、産経の全国5紙のニュースと、道新と同じブロック紙である東京新聞は見かけたことがあると思うのだが、東奥日報とか岩手日報とか河北とか県紙レベルではまだ出せていないはず。

動画で8秒頃の明るくなるところが、青函トンネルと第一湯の里トンネルの間にあるコモナイ川橋梁のスノーシェルター部で、ここが正式な青函トンネルの終点になるのだが、JR北海道が青函トンネルを抜け北海道に上陸したのをアナウンスするのは第一湯の里トンネルを抜けきった45秒頃からである。

海峡線区間を抜けて木古内駅の発車風景。松前方面や江差方面への玄関口である。江差の人は新函館北斗駅の方が便数も多いし便利そうだが……ともあれ、かつてここから江差線木古内ー江差に乗りに行ったなあ。懐かしい。
北海道に上陸してからも、やっぱり海が見える進行方向右側の座席の方が良さそうだ。

木古内駅以北は新青森−新中小国信号場以来の高速走行だ。右側のA席が空いていたので移動し、函館山を車窓におさめた。
56秒頃から約1秒ほどで東京行とすれ違う。
札幌を目指してカーブすると函館山は視界の外へ。代わって、横津岳とその裾野に広がる七飯町の住宅街が見えてくる。フェリーやクルマで北海道に上陸しても、旧大野町方面から見上げる七飯の景色は雄大で好きである。
そろそろ駒ケ岳が見えるのかなと思う頃に、列車は現在の暫定終点・新函館北斗駅に到着する。

<新函館北斗駅ー函館駅>
11:00〜
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乗換の際に、中国人か台湾人の集団旅行客の一行がいたので大急ぎで改札を抜けて振り返る。
本当は新函館北斗駅もちゃんと見たいのだが、時間が無い。
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新函館北斗駅は函館都心部から20km弱離れているため、アクセス列車の快速はこだてライナーに乗らねばならない。
大中山や七飯など各駅停車の函館行もあったが、急ぎの旅なので五稜郭にしか途中停まらないライナーを選ぶ。
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札幌行の特急スーパー北斗の表示をみると、本当に早く札幌まで開業してほしい!と思う。
札幌開業の暁には、青森からだと東名阪札福の5大都市圏の中で、東京よりも近くなるのだ。そりゃあ都市規模では札幌は東京には到底敵わないが、鉄道で出かける大都会の選択肢が東京と札幌の2つに増えるインパクトは非常に大きい。
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快速はこだてライナーの乗り場。始発駅なので、新幹線到着時には既に居る車両に乗り込めるというポイントは大きい。新青森駅だと、青森行や弘前行を待つためにホームで風雪に晒されながら待たなければならないこともあるのでな…。
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サッポロクラシックの車内広告がこんにちは。
早く飲みてえよ、サッポロクラシック
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中国人か台湾人かの集団を追い抜いて来たので余裕のある状態で座れたが、この後は満席に。
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JR北海道道南エリア路線図。よくみると奥津軽いまべつ駅もちゃんと入ってるが、一応、境界駅の新青森駅まで載せてもええんやで。
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発車すると15分かそこらで函館駅に到着。
青森市民の中には、函館まで乗り換えの無かった特急白鳥の方が良かったなんて声も一部にあるようだが、乗り換えが嫌ならフェリー使えばと思う。
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かつて青函連絡船に接続していたことから、桟橋へ向かって湾曲している函館駅ホームに停まる札幌行の特急。
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はこだてライナーのロゴに描かれた函館山、ちゃんと山頂の送信所の鉄塔まで描かれているんだな(笑)これが全部、指向性のある双ループアンテナ3面から無指向性のスーパーターンスタイルアンテナに変われば青森市内や弘前でも希望が、と思うのだが。
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まあ今日の予定は函館山の送信所ではない。函館の街へ出るべく改札を目指すと、中国語だけではなく朝鮮語も聞こえてくる。アジア系の訪日外国人客の数がすごいが、どこからともなく湧いてくる津軽弁の集団旅行客も負けてはいない。函館駅の駅員やスタッフは大変だろう。

<函館駅前>
11:30〜
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〽はーるばる来たぜはーこだてー
函館に来るのは10年ぶりか。札幌や小樽、旭川、稚内、留萌、釧路、根室には行っていたが久しぶりだ。
新幹線開業の頃、北島三郎が「くっせえの」と語っていた魚介類を扱う朝市が見える。
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〽ひらっかれーたるっ きたのしーま とーびらのみなと はっこーだてー
函館ラ・サール高校の校歌の3番の歌い出しは「〽開かれたる北の島 扉の港函館」である。連絡船ではないが、北の島の新幹線の扉は函館に来た(正確な所在地は北斗市)。
青森近隣の同規模の都市――弘前、八戸、盛岡、秋田と比べても、やはり函館の駅前が最も街の風格があるように思う。
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とりあえず、適当に昼飯でも食うところで第一回は終わろうかと思う。
ノープランで、駅前にあるラーメン屋「しなの」に入ることにする。
函館は青森からいつでも来れるので、ノープランだ。これが釧路とか帯広とか遠隔地なら、せっかくだから有名店に入ろう、と迷うところだが。
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かぁ〜〜ッ!うめえぇ……

まだ午前11時台だが、いきなりサッポロクラシック生を発注する。
だって、本州じゃ生は飲めないのよ。缶なら東京駅の八重洲口のアンテナショップに行けばいつでも売ってるし、Amazonでも発注できるが、生中となれば道内だ。
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注文したのは函館しおラーメン。チャーシューがうめえ。つまみに頼めばよかった。
最近は函館でも、「青森系」煮干ラーメンの店が出来てきているというが、駅前付近にはまだないようだ。バイクやクルマなら函館の煮干を食いに行けるのに、とも思うが、運転するならサッポロクラシック生はあきらめないといけない。
まあ、これで良いのだろう。
店内ではHBC北海道放送の昼ニュースが流れていたが、さすがに今日はまだニュースになってないか。

つづく

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