地デジ版(東日本編西日本編南日本編・資料編)に続いてFMラジオ版を。

2020年3月15日追記
神奈川県域局AM第1波(RFラジオ日本)のFM補完横浜送信所のERPを追記しました。
香川県域局AM第1波(RNCラジオ)のFM補完高松送信所のERPを追記しました。
高知県域局AM第1波(RKCラジオ)のFM補完高地送信所のERPを追記しました。


テレビの場合、系列体制が強固なものになっているので民放は系列ごとの表にしたが、ラジオ局は系列体制があいまいなことが多いため、民放はFM第1波第2波というような書き方にしていきたい。
北海道を例にすると、民放FM第1波はAir-G'、第2波がFM NORTHWAVE、AM補完第1波がHBCラジオ、第2波がSTVラジオという形になる。

また、NHKは従来のNHK FMのみならず中波(AM)のラジオ第一放送までFM補完を開始している所もあるが、今回は割愛する。
国内には放送大学および沖縄県で在日アメリカ軍のAFN OKINAWAもFM放送を実施しているが、そちらも今回は割愛する(AFNって総務省の無線局等情報検索でも調べられないのね)。

地デジでは親局およびプラン局を対象に掲載したが、FMラジオが該当する(超短波)放送ではプラン局の指定がないため、送信出力250W以上の局とそれに準ずる出力の主要局を当ブログが恣意的に選定し、表にまとめていくものとする。

送信場所送信出力
(W)
実効輻射電力(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
札幌5,00033,00032,00032,000 27,00027,000 
函館2501,250790790    
小樽100110110110    
旭川5002,9001,7001,700    
室蘭2501,1001,100     
釧路2501,350790790    
帯広250890830830    
北見100260260     
網走2501,6001,050     
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
青森3,00020,000      
1,000 2,600  2,200  
八戸5001,7501,750     
100    1,250  
盛岡1,0004,8004,700  3,900  
仙台5,00031,00023,000  22,000  
秋田3,00019,50016,000     
1,000    1,800  
山形1,0005,5005,400  2,600  
福島1,0004,9004,800     
500    1,300  
郡山500    1,300  
会津若松2501,2001,200  1,150  
いわき100160155  175  
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
水戸1,0005,800   5,200  
宇都宮1,0003,9003,900  2,700  
前橋1,0005,4005,500     
さいたま5,00041,00037,000     
千葉5,00025,00023,000     
東京10,000 125,000 13,000   
7,00057,000 57,000 57,00057,00057,000
檜原300 800     
横浜5,00019,00021,000  41,000  
300   3,700   
甲府1,0004,6004,400  3,100  
富士吉田300 2,600     
100155   155  
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
新潟1,0005,6005,2004,900 3,300  
魚沼1,0001,0001,000     
500  1,450    
長野
(美ヶ原)
1,000 2,400  2,400  
5002,700      
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
富山1,0005,5004,500  5,500  
金沢1,0003,7004,100  2,200  
福井1,0005,0004,400  4,100  
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
静岡1,0005,4005,400  3,000  
浜松2501,9001,600  1,350  
名古屋10,00039,00039,00039,000    
7,000    46,00046,000 
5,000   18,000   
岐阜1,0009,3008,700  8,300  
3,00012,50012,500     
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
大津1,0009,50012,500     
京都3,000 5,450  5,500  
1,0002,400      
舞鶴100340340     
大阪10,00025,00025,00025,00020,000   
7,000    11,00012,50011,000
神戸1,000 3,700  930  
500810      
姫路1,0002,8002,800     
100    340  
香美100220220     
奈良5001,200      
和歌山5001,450   1,050  
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
鳥取5004,5005,500  3,000  
松江5002,3001,250  2,100  
浜田1,0005,5004,100     
岡山1,0003,7002,600     
700    2,500  
広島1,0004,8004,700  3,900  
尾道500 2,500     
2502,800      
福山100    250  
30120120     
山口
(防府)
1,000 6,500  6,300  
5005,200      
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
徳島1,0001,5001,500  1,400  
高松1,0007,1006,000  4,500  
松山1,0005,1002,500  1,350  
高知5002,300600  570  
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
福岡3,00010,0009,4009,300    
100   790   
久留米
(九千部山)
1,000   1,8503,0003,000 
30140140140    
北九州250790970790970910910 
佐賀(唐津)5002,1002,300  930  
長崎1,000 2,400  2,400  
5001,600      
佐世保300 1,050  990  
2501,700      
熊本1,0002,5002,500     
810    2,200  
大分1,0004,5009,300  2,500  
宮崎1,000 3,400  3,200  
5002,900      
延岡200 730     
100650   400  
鹿児島1,0005,9003,800  3,450  
西之表1,0003,300   4,400  
名瀬100430      
送信場所送信出力
(W)
NHK民放FM
第1波
民放FM
第2波
外国語
FM
AM補完
第1波
AM補完
第2波
AM補完
第3波
那覇1,0009,5008,500  7,4003,000 
平良1,0004,900      
100 430  470470 
石垣100230   430430 
(総務省 電波利用ホームページ | 無線局等情報検索を基に作成)

予備知識として、多くの県では民放ラジオは中波放送(AM)1局と超短波放送(FM)1局の民放2波体制だ。
全国に11か所ある総務省の総合通信局・総合通信事務所のうち、東北(仙台)、北陸(金沢)、中国(広島)、四国(松山)の4管内には民放ラジオ2波以下の地域しかないのである。

外国語放送を含め民放3波以上という聴取者側にとって恵まれた地域は、関東・中京・近畿の広域圏と札幌と福岡までを含むいわゆる5大都市を擁する東京都(6波)・大阪府(6波)、愛知県(5波)・福岡県(5波)、北海道(4波)などを筆頭に、新潟や沖縄などが該当する。
聴取者側にとってとしたのは、ラジオ局では既に経営破綻した例もあり、外国語FMを実施していたRADIO-i(愛知国際放送)が放送免許と周波数を返上した結果、静岡県の浜松地区はかつての民放3波地区から2波地域に転落したままとなっている。

放送事業者側にとっては、現在の局数でも厳しいと感じている地区もあるかもしれない。
AM局はAMを廃止してFM化(テレビ兼営局だとラジオ自体を廃業したがってるかもしれないが……)したいだろうし、FM局はAM局がFM化なんてもってのほかだと感じている所もあるだろう。

ざっと見た感じでは、送信出力・実効輻射電力ともに北日本ほど大きく、南西日本では低い傾向にあるように思う。
北日本では瀬戸内海のような電波銀座が存在せず(強いて言えば津軽海峡ぐらいか)、道・県ごとの面積も広いことから、放送区域外へのスピルオーバーによる周波数の枯渇を心配する必要がないのかもしれない。

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