青森県旧67市町村の美味いものを記事にしていく新企画の第10回。

 最初の節目の第10回記念は、有名どころだが佐井村のぬいどう食堂の「うに丼」を。

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 国道338号の佐井〜脇野沢間は1.5車線区間や急勾配の九十九折れが連続し、酷道の様相を呈している。青森県第3の民放テレビ局・ABA開局を控えた1991(平成3)年の夏、私は親の運転する車で下北半島一周旅行をしており、今回紹介の食堂はその時以来の訪問となる。
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 1991年の下北旅行には、青森市内のイベントで貰ったABA開局のうちわを持って出かけており、お見せ出来ないが記念写真がある。当時まだRABが放送していた「特救指令ソルブレイン」を見ようとしたところ、1chだとばかり思いこんでいたRABがむつ市では10chで放送されているのに驚いたが、それよりさらに驚いたのが国道338号国道なのに砂利道、ということだった。
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 当時まだ小学校低学年の私はファミリーレストランのお子様ランチを卒業しておらず、「こりゃあ絶対レストランなんかないぞ」とグネグネの砂利道を走って行った記憶が鮮明にある。Wikipediaには“昭和末期まで国道としては珍しい未舗装区間があった”などと書いてあるが、間違いなく平成3年時点で砂利道は普通に残っていた。
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 ダートと舗装を何度も繰り返す長い長いワインディングロードを越え、初めてぬいどう食堂に入った時の記憶と言えば、「食べたいメニューがない」に尽きる。当時はまだウニが食べられなかったからだ。ここからウニ嫌いの克服までに16年、ウニを美味いものと認識するまではさらに9年、計25年を要した。
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 ウニを美味いものと認識してから、ぬいどう食堂に是が非でも行かねばならぬと決意するも、実際にこうして再会するには3年を要した。よくぞ、平成を越え、令和の時代まで残っていてくれた!ぬいどう食堂!!
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 美味いんだなあ。

 我が子はというと、あの日の自分と同じように、中華ざるをすすっていた。
 子供たちがウニに目覚めたとき、あるいは子供たちが運転免許を持って下北まで来れるようになる日まで、ぬいどう食堂よ、残っていてくれないだろうか。



下北半島の樹海に屹立する岩肌が印象的な縫道石山
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 ぬいどう食堂がある佐井村福浦集落だが、ご覧の村道(かつての福浦林道)が野平地区まで舗装・整備され、県道253号県道46号とリレーすることでむつ市川内の国道338号まで快適に走行可能となっている。むつ市中心部方面からは村道経由が便利だろう。
 食べログでは交通手段の欄に“車・バイク以外は厳しいかと思います”とあるが、青森港からシィラインで往復可能だ。
 2019年現在のダイヤでは、青森発9:40→福浦着11:40、福浦発12:55→青森着15:00と、ちょうど昼飯に行って帰ってこれるダイヤにもなっているぞ。

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