以前、【未成道】青森市道3・4・25号 横内川橋梁という記事にて、青森市道3・4・24号筒井大矢沢線の筒井・幸畑間が開通して国道7号スポーツ公園入口交差点が渋滞ポイントになったことを紹介した。
 
 削除されたが青森市役所の市民の声にもクレーム投書はあり、地元の人間も酷いと感じている渋滞スポットである。
 国土交通省の道路交通センサスでも県道27号と交差する妙見東交差点と、県道40号と交差する環7筒井交差点の間の混雑時の平均旅行速度は非常に低く、上り線(西行き)車線は17.3km/h下り線(東行き)車線も21.5km/hしか出ない。

 地方都市の法定制限60キロの直轄国道の4車線バイパスで、実勢10キロ台とか酷すぎるでしょう。

青森 環状7号 混雑時平均旅行速度変化
【地図はクリックで拡大します】

 平成22年と平成27年で平均旅行速度の算出方法が微妙に変わったのはあるが、いずれの年度の調査でも荒川から古館付近までの国道7号青森環状道路の流れは悪い。 
 平均旅行速度17km/hだと、遅刻しないように機敏に漕いでいる高校生の自転車の方が速いのである。ああ、チャリンコに劣る環状線。

 実際によくここを走行する私の意見だが「信号の運用方法が悪い」に尽きるように思う。

 なぜこんな渋滞を招く信号システムにしたのかは、2013年12月1日の東奥日報9面「青森・筒井八ツ橋 環状7号丁字路交差点 あすから「上下線分離」 新方式導入、不安の声も」に詳しいので、下記に全文引用する。

◆ 青森・筒井八ツ橋 環状7号丁字路交差点 あすから「上下線分離」 新方式導入、不安の声も

 県警は2日午前6時から、青森市の国道7号青森環状道路の1カ所に、車が交差点内を上下線ごとに通行する「上下線分離方式」を新たに導入する。渋滞の緩和や安全性の向上が期待される一方、同環状道路には内回り、外回り、上下線分離の3種の交差点が混在することになり、ドライバーからは「混乱するのでは」との声もある。(大久保拓地)
 上下線分離方式が導入されるのは、同市筒井八ツ橋のスポーツ公園入り口の丁字路交差点。同日から、同交差点に接続している「市道筒井幸畑線」が同市の幸畑団地まで開通。この影響で同交差点の交通量が増加すると見込まれ、現在の外回り方式では渋滞を招きかねないため、新方式を導入することにした。
 内回り方式は、矢印信号に従って直進・左折車と右折車が別々に通行する方法。外回り方式は矢印信号を用いず、直進・右左折車が同時に交差点に入る。ただ、右折車は交差点内の停止線でいったん止まらなければならないため、右折車が増加すると、一度の青信号で全ての車両が曲がりきれなくなる。
 これに対して上下線分離方式は、弘前方面へ向かう上り線と浅虫方面へ向かう下り線および交差する市道の各路線ごとに進行する。青信号になるのは3路線のうちどれか一つで、直進車と右左折車が一斉に通行する。
 県警は導入後に交通調査を行い、問題がなければ同環状道路の他の交差点にも導入する方針。
 一方、実際に道路を走行する運転手たちはやや困惑気味だ。青森市の女性(26)は「通行方式が変更になることは全く知らなかった。変更後も知らずに通ってしまう人もいると思う」と不安げな表情。同市内のタクシー運転手男性(45)は「冬を間近に通行方法が変わるのは正直不安。われわれだけでなく一般ドライバーもかなり混乱するのでは」と指摘する。
 県警は2日から数日間は同交差点で交通誘導を行い、導入直後の混乱を防ぐ予定。また、ホームページ(HP)で動画による通行法の解説を行っている。アドレスは、http//www.police.pref.aomori.jp


 2013年12月の信号運用方法の変更の時には渋滞の緩和を見込んでたらしいが、2015年には国土交通省に新潟市から山形県酒田市や秋田市、弘前市を通って青森市に至る国道7号の渋滞のワーストだと名指しされる大渋滞を引き起こしているじゃないか。
 
 この区間の渋滞の要因は西側の妙見地区の国道103号などとの交通輻輳もあるのですべてがスポーツ公園入口交差点のせいだとはいわないが、この交差点の問題については青森市の市民の声に新しいのもあるので紹介する。

 スポーツ公園の渋滞緩和のための道路をと題した市民の声では、“スポーツ公園でテニスの大会があるとき、中高生のバス等での出席がほとんどできないので自家用車での送り迎えをしていますが、環状線に出るために大渋滞になり、30分以上待たされることが、かなりあります。”とある。

 ほれ見ろ。30分も渋滞する交差点を2020年にもなってまだ放置するのか?
 実際にここを走行するユーザーの声は、行政なり信号を管轄する青森県警察に伝わっているんだろうかと。

 内回り方式だの外回り方式だのごちゃごちゃ書いているが、「普通の丁字路として矢印右折信号で簡単に運用してくれ」と思うのである。
 まあ、青森市内の人以外には伝わりにくいと思うので、この交差点の信号の運用システムをアニメにする。
sppanime
 3枚の画像のGIFアニメにしたのだが、,旅袷唖浅虫・幸畑の青信号が60秒、△寮虫→弘前・幸畑の青信号が60秒、の幸畑→浅虫・弘前が45秒という時間配分らしい。
 
 青が60秒に赤が105秒となると国道7号青信号時間比率は36%しかなく、これは酷い。
 道路交通センサスには「青時間比」の欄もあるのだが、青森県庁前から碇ヶ関の県境までの国道7号でも30%台──つまり6割から7割もの時間で赤で止めるという交差点はここの他にない。

spp02 特に△寮虫から弘前と幸畑への青信号の時なのだが、弘前方面から来たクルマは、交差点内に入ってくる車両もほぼ皆無なのにただ赤で待たされているということが常態化している。

 △涼奮では幸畑方面からのクルマは赤信号なので当然のように交差点に入ってこない。
 浅虫方面からのクルマも大半は弘前や幸畑方面に向かうので、わざわざ浅虫方面からきて浅虫方面へUターンするクルマというのはほとんどいないのだ。


 △両態は完全に時間の無駄で渋滞をつくる原因になっている。

 なぜただの丁字路なのに、浅虫から弘前方面の車線にUターンの用途しか無い右折車線を設けたのかというと、もともとは青森市道3・4・24号筒井大矢沢線がここを南北に貫く予定があり、浅虫方面から筒井方面に右折するため準備した車線だったわけだが、青森市はその計画を廃止して2019年に市有地を売却して住宅分譲地にしてしまった。

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環状線の北側にあった市有地は売却され住宅分譲地になってしまった。
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筒井八ツ橋地区を数百メートルだけ貫き終わる筒井大矢沢線


 国道7号青森環状道路上り線スポーツ公園入口交差点の右折車線は、もう未来永劫「Uターン」しか用途が無いのである。


 私はこの殆ど利用者が居ない浅虫→弘前方面車線の右折車線の運用を直ちに廃止し、通常の丁字路の信号の運用方法に改正すべきだと訴えたい。
 
 浅虫→弘前はUターン禁止とし、原則として弘前方面(直進)と幸畑方面(左折)しか進行できない形の青信号とする。同時に、反対側の弘前→浅虫は直進矢印の青信号とし、75秒の運用にする。
 次いで弘前→幸畑方面の右折矢印青信号を30秒。
 これが済んだら幸畑方面からの市道を青信号で流せばよく、渋滞が厳しいのだから今より15秒長く60秒でもよい。
 今と同じ1回165秒の中で、弘前⇔浅虫の青信号時間は15秒ずつ30秒も回復し、幸畑方面も15秒も捻出される。
 まあ、本当に浅虫から浅虫方面へUターンするクルマは少ないの?という疑問を持つ人もいるだろうから、実際に調べた。

 まず、2020年7月19日の日曜。お昼時の11時59分から13時02分まで約1時間目視調査した。
 この交差点の北側には人気のあるラーメン店が2軒あり、昼時なので浅虫方面から来て浅虫方面へUターンしてラーメン店に入るクルマもいるかもしれないがどうだろうか?



 タイムラプスにまとめてみたが、日曜昼間のほぼ12時台の1時間で、浅虫→浅虫のUターンで右折車線を使った車両はわずかに3台!1時間で3台しかいないのだ。
 動画を見て頂ければ一目瞭然だが、大半のクルマは浅虫方面から弘前方面に直進し、それよりは少ない数が幸畑方面へ左折するが、右折車線からUターンするクルマは1時間で3台しかいないのだ。
 このUターンにしか使えない右折車線の運用、本当に必要?


 平日の朝ラッシュ時間はどうか?

 2020年7月20日の月曜。朝5時54分から9時00分まで約3時間目視調査した。



 朝の通勤ラッシュ3時間で、右折Uターン車線を利用した車両もわずかに7台!
 たった7台のUターンのためだけに今の信号の運用方法続ける?

 ぶっちゃけた話、浅虫方面からラーメン店や筒井南小学校など筒井方面へ用がある車両は、東寄りの環7筒井交差点から県道40号経由で別の市道を抜けるのが便利なので、スポーツ公園入口交差点での浅虫→浅虫のUターン需要はほとんどないのだ。

 県警は今すぐ、普通の丁字路の信号の運用方法に変えてくれ。
 
 西バイパス環状線入口交差点とか安田西交差点とか丁字路の運用例はあるのだから、浅虫→浅虫の右折車線を廃止し右折禁止の丁字路運用に変えて頂きたい。

 それから青森市役所!
 今のままの渋滞が常態化する信号の運用システムを続け、青森市民の声にあるような「30分の渋滞」を放置している県警も県警だが、元はと言えば青森市の道路計画がこの渋滞を招く要因の一つになのだから少しは当事者意識を持ちなさい。
 横内川遊水池の未成橋も放置するだけで道路新設予定がないのなら、せめて既存の道路の運用システムの改善くらい県警に働きかけてくれ。
 今、青森市は青森県警に対し、色々と言いやすいタイミングでしょうよ、ねえ。

 市議会議員、県議会議員の先生方で、ここの渋滞問題で県警とガチンコで取り組もうという方はいないものだろうか。

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