津軽平野の一軒家での秋田テレビ(AKT)の受信データ記録のシリーズ4回目(完工日、3日目、第3回)。
引き続きSHARPのアクオスでAKTのアンテナレベルやC/N、電力、BERなどを記録し、今回は青森局と秋田局、鶴岡局のうち重複しない13局を観察してきた。
まずは2020年10月25日のラジオダクトの発生状況はどんな感じであったかを、例のWilliam R. Hepburn氏のサイトの情報を見てみる。
津軽どころか北日本は広い範囲でレベル0のNIG SILの状況であったようだ。
夏に頻繁に起こる日本海側のダクトも完全に鳴りを潜め、電波気象も冬という感じだ。
では、2020年10月25日13時前後の各局の様子を以下にまとめる。
(使用しているアンテナはマスプロ電工製・LS206TMH)
きちんとアクオスで復調したのは地元青森局5波(NHK青森、Eテレ青森、RAB、ATV、ABA)と秋田局2波(AKT、AAB)の計7波だが、スマホに整合器を噛ませてワンセグ復調となったのはNHK秋田、ABS、NHK山形、YTS、TUYの5波にものぼった。
ラジオダクトが発生しなくても陣場岳の山岳回折で山形・鶴岡局の電波も津軽平野まで届いていると確信。
秋田県の人にとってはTBS系・TUYテレビユー山形鶴岡局の電波が遠くまで良く飛ぶというのは良い情報かもしれないが、津軽でAKTを受信するにあたっては遠慮してほしいのが鶴岡局である。
ともあれ大規模ラジオダクトで鶴岡局からEテレ山形やYBCが到達してしまった時には、今回のNHK青森とABAのデータがどれほど劣化するのか、興味深い。
もう一つ。
ラジオダクトが無い時の方がAKTの受信状況は安定して優れている気がする。
過去に、大森山にある秋田局が見通し内に入り直接波受信が可能な岩木山スカイライン8合目駐車場にて2回ほど移動受信を実施しているが、ラジオダクトが発生していない時にAKTがフルセグ受信出来たのに対し、ラジオダクト時にはワンセグに甘んじている。
津軽平野にて山岳回折受信でも、同じような傾向が出ている。
今回のAKTはC/N=20dBと安定しており、POWERも初めての-40dBm台。
14時から16時まで「THEカラオケバトル」→「ちゃんねるはそのまんま」→「みんなのKEIBA」と視聴し続けたが、ブラックアウトは1回もなく、小さなブロックノイズが2時間で7回出ただけであった。
AKTでの「みんなのKEIBA」視聴はこれで3回目になるが、毎回、番組終盤にCMが流される秋田駅西口・丸秋ビル2階の焼肉店・煙屋 司の焼肉が美味そうなので紹介する。
そういえば私が子供の頃も、親父が競馬を当てれば日曜の夕方は焼肉屋というパターンだった。
煙屋 司の経営者が「競馬で当てたら来てくれ」とAKTにCMを出しているのであれば、なかなか素晴らしいセンスであると思う。
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引き続きSHARPのアクオスでAKTのアンテナレベルやC/N、電力、BERなどを記録し、今回は青森局と秋田局、鶴岡局のうち重複しない13局を観察してきた。
まずは2020年10月25日のラジオダクトの発生状況はどんな感じであったかを、例のWilliam R. Hepburn氏のサイトの情報を見てみる。
津軽どころか北日本は広い範囲でレベル0のNIG SILの状況であったようだ。
夏に頻繁に起こる日本海側のダクトも完全に鳴りを潜め、電波気象も冬という感じだ。
では、2020年10月25日13時前後の各局の様子を以下にまとめる。
| 受信状況(2020年10月25日) | |
 RAB青森局 物理ch=28ch レベル:78 POWER:-21dBm C/N=30dB BER=0.000000 |  Eテレ青森青森局 物理ch=13ch レベル:67 POWER:-22dBm C/N=25dB BER=0.000000 |
 NHK青森青森局 物理ch=16ch レベル:80 POWER:-18dBm C/N=30dB BER=0.000000 |  ABA青森局 物理ch=32ch レベル:87 POWER:-19dBm C/N=32dB BER=0.000000 |
 ATV青森局 物理ch=30ch レベル:82 POWER:-22dBm C/N=32dB BER=0.000000 |  NHK秋田秋田局 物理ch=48ch レベル:14 POWER:-65dBm C/N=5dB BER=0.022 |
 Eテレ秋田秋田局 物理ch=50ch レベル:0 POWER:-71dBm C/N=0dB BER=ERROR |  ABS秋田局 物理ch=35ch レベル:36 POWER:-56dBm C/N=13dB BER=0.022 |
 AAB秋田局 物理ch=29ch レベル:56 POWER:-45dBm C/N=21dB BER=0.000003 |  AKT秋田局 物理ch=21ch レベル:53 POWER:-49dBm C/N=20dB BER=0.000078 |
 NHK山形鶴岡局 物理ch=34ch レベル:14 POWER:-64dBm C/N=5dB BER=0.022 |  YTS鶴岡局 物理ch=18ch レベル:18 POWER:-55dBm C/N=7dB BER=0.022 |
 TUY鶴岡局 物理ch=20ch レベル:15 POWER:-55dBm C/N=5dB BER=0.022 |  SAY鶴岡局 物理ch=27ch レベル:7 POWER:-63dBm C/N=2dB BER=0.022 |
きちんとアクオスで復調したのは地元青森局5波(NHK青森、Eテレ青森、RAB、ATV、ABA)と秋田局2波(AKT、AAB)の計7波だが、スマホに整合器を噛ませてワンセグ復調となったのはNHK秋田、ABS、NHK山形、YTS、TUYの5波にものぼった。
ラジオダクトが発生しなくても陣場岳の山岳回折で山形・鶴岡局の電波も津軽平野まで届いていると確信。
秋田県の人にとってはTBS系・TUYテレビユー山形鶴岡局の電波が遠くまで良く飛ぶというのは良い情報かもしれないが、津軽でAKTを受信するにあたっては遠慮してほしいのが鶴岡局である。
ともあれ大規模ラジオダクトで鶴岡局からEテレ山形やYBCが到達してしまった時には、今回のNHK青森とABAのデータがどれほど劣化するのか、興味深い。
もう一つ。
ラジオダクトが無い時の方がAKTの受信状況は安定して優れている気がする。
過去に、大森山にある秋田局が見通し内に入り直接波受信が可能な岩木山スカイライン8合目駐車場にて2回ほど移動受信を実施しているが、ラジオダクトが発生していない時にAKTがフルセグ受信出来たのに対し、ラジオダクト時にはワンセグに甘んじている。
津軽平野にて山岳回折受信でも、同じような傾向が出ている。
今回のAKTはC/N=20dBと安定しており、POWERも初めての-40dBm台。
14時から16時まで「THEカラオケバトル」→「ちゃんねるはそのまんま」→「みんなのKEIBA」と視聴し続けたが、ブラックアウトは1回もなく、小さなブロックノイズが2時間で7回出ただけであった。
AKTでの「みんなのKEIBA」視聴はこれで3回目になるが、毎回、番組終盤にCMが流される秋田駅西口・丸秋ビル2階の焼肉店・煙屋 司の焼肉が美味そうなので紹介する。
そういえば私が子供の頃も、親父が競馬を当てれば日曜の夕方は焼肉屋というパターンだった。
煙屋 司の経営者が「競馬で当てたら来てくれ」とAKTにCMを出しているのであれば、なかなか素晴らしいセンスであると思う。
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