津軽平野の一軒家での秋田テレビ(AKT)の受信データ記録のシリーズ6回目はとうとうお待ちかねの受信不良日の到来だ(完工日2回目3回目4回目 5回目)。

 これまでのところ秋田テレビ(AKT)は時々小さなブロックノイズが出ながらもおおむね安定してきたが、ここ3日ほどは復調とブラックアウトを繰り返す頻度が高くなってきたのである。
 11月8日、SHARPのアクオスで秋田3局のアンテナレベルやC/N、電力、BERなどを見てきた。

 まずは2020年11月1日のラジオダクトの発生状況はどんな感じであったかを、例のWilliam R. Hepburn氏のサイトの情報を見てみる。

1eas
 南日本方面を除き、広範囲でレベル0のNIG SILくらいの安定した状況だったようだ。

 まずはターゲットのフジ系・秋田テレビ(AKT)
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 C/N=17dBと低め。見ていてもノイズが時々入り、ブラックアウトする場面もしばしば発生した。
 POWERは-51dBmと悪くないが、BERはB-LayerのBERもE-3で、伝送1000ビットあたり3.48のエラーとかなり悪い。地デジの教科書的には誤り訂正技術の限界を超えているはず。
 電波の強さ自体は悪くなさそうだが、品質が悪いのがC/Nの低さに現れたのだろうか。

 次はテレ朝系・秋田朝日放送(AAB)
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 C/N=18dB、POWER=-61dBm、E-5(10万ビットあたり1.50のエラー)で、前回とあまり変わらない。
 青森県にないフジ系を見るための局として本命ターゲットのAKTほど存在感はないが、ABAが放送しない土曜朝の「週刊ニュースリーダー」とかの視聴に重宝している。土日の昼間は青森と秋田でガラッと編成が異なることも多く、好きな方を選べる感じだ。
 こうした本命狙いで受かってくる副産物的な局も、楽しみを与えてくれるのが遠距離受信の醍醐味の一つだ。
 最後は日テレ系・秋田放送(ABS)
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 秋田放送君はいつもC/N=13dBだな。POWER=-72dBm、E-2(100ビットあたり3.94のエラー)で、今日も映らない。
 元々アナログ時代に何もしなくても11chで受かっていて、きっかけを与えてくれた局なので復調させたい思いはあるのだが……
 周波数変更に追いやられる前の物理17ch時代も、移動受信では青森側であまり成績が良くなく、大森山の局舎の位置と陣場岳の山岳回折との相性が悪いのかもしれない。
復調失敗時のAKTの状況

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 C/N=15dB、POWER=-55dBm、E-3(1000ビットあたり4.88のエラー)に陥っていた。
 電波の強さ自体は悪くないが、やはり品質が悪いのだな。
 工事したばかりなので、新品のアンテナや同軸ケーブルといった受信設備の劣化はちょっと考えにくい。
 21chの同周波数を使う他局の微弱波の混信でもあるのだろうか。だとすれば青森側のアンテナにカットフィルターを追加すればクリアできるが、その可能性も現時点では低い気がする……
 一応、ここ数日は冬型の気圧配置で天気が荒れ気味なのは気になっている。
 UHF帯は雨や雪で減衰することはないとは言われているものの、かつてアナログ時代に青森ケーブルテレビの区域外再放送のTVhは、真冬の猛吹雪の日にグジャグジャの視聴不能画面になっていた記憶があるので、冬型の気圧配置というのは気になるところである。今年の冬の注目ポイントか。
 
2020_11_08 15_15 Office Lens
 それから、AKTががんばっている時に気が付いたのだが、秋田のマイベストプロはAKTなんだな。
 青森だとRABがやっているやつだ。

 秋田のローカルCMやローカル番組は、すべてが新鮮である。


()追記
 2020年11月11日、津軽と秋田沿岸の天気が回復し晴れ。
 AKTの受信状態が再び安定回復した。
 
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