毎日、William R. Hepburn氏のサイトを見ているわけではないが、おそらく今年初めてではないかと思われる小規模なダクトが青森県周辺に出た。
eas024 (3)
【2021年2月14日12時のダクト予報図】

 今回もWilliam R. Hepburn氏のサイトにリンクを貼っておく。

 以前にラジオダクトが無い時の方がAKTの受信状況は安定して優れている気がする。と書いたことがあるが、見立て通りあまりAKTが良くなかった。

秋田民放3波受信データ(2021/2/14)
FEM表示画面表示値
202102148秋田テレビ(AKT)
AntLV=44
POWER=-50dBm
C/N=17dB
BER 1.48E-2
202102145秋田朝日放送(AAB)
AntLV=53
POWER=-41dBm
C/N=20dB
BER 1.04E-4
202102144秋田放送(ABS)
AntLV=33
POWER=-54dBm
C/N=12dB
BER 2.20E-2

 AKTはBERがE-2で破綻も、AABはC/N=20dBと好成績。

 ABSはいつもとあまり変わらない感じであるが、AKTAABの受信状況は明暗を分けた。

 何となくだが、AKTの21chに遠方局が混信しているというよりは、秋田から津軽までの大気中の伝搬条件が良くなかったのかなという感じがする。

 ダクトの予想図をみると南方から入ってくる感じではないので、秋田向のLS206TMHより、青森向のスカイウォーリーに遠方局が混信している可能性を考えてみる。
 当地からは馬ノ神山の青森局と、野辺地の烏帽子岳の上北局の角度差があまりないので、青森局向けのスカイウォーリーにEテレ上北烏帽子局が入ってきて21ch同士でAKTとケンカする可能性もゼロではないと思うが、過去に上北局が飛来したという記憶があまりない。

 北海道方面からの異常伝搬は何度か経験しているが、もし北海道から21chが来るとすれば手稲山のSTV親局
 しかしダクトの範囲はせいぜい道南までのようだし、仮に手稲山から21chが飛来するような状況なら室蘭測量山から29chでNHK函館総合も飛んできて、AKTだけではなくAABとも乱闘になるはずだが、AABはC/N=20dBでいつもと変わらないのである。

 ということで遠方から21chが飛来して影響を受けているというより、秋田・津軽間で21chの伝搬状況があまり良くなかったのかなという考えになる。

2021021481
【数分様子を見ていたらC/N=19dBに回復】

 しばらく少し様子を見ているとAKTのアンテナレベルが上昇していったり下降したりし、良いときにはC/Nが21dBまで上がる瞬間もあった(最高値の瞬間を写真には撮れず)。

 AKTで「あさこ・梨乃・美里の5万円旅 軽井沢〜黒部ダム」を視聴していると、映っている時間と映らない時間を何度も繰り返しており、AABの「あいつ今何してる?」の再放送は安定していた。

 山岳回折は海上伝搬に比べるとフェージングは少ないとは聞くが、フェージングを食らうときは食らっちゃうんだなあという日であった。

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