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【雨に濡れる袋掛け林檎】

 2021年7月10日の津軽は本降りの雨だった。北北西に70kmほど先の松前なら北海道なので梅雨は無いことになるくらいで、津軽の当地でAKTの遠距離受信を行うようになってから、本降りの雨の中にあたったのも今回が初めてになる。

 降雨減衰の影響を受けやすいBSやCSに比べると、地デジはあまり雨の影響はないと思っていたのだが、ちょっと違う原因で雨の影響はあるのかもしれないと思った今回2021年7月10日の秋田・山形の8波のデータを。

秋田・山形8波受信データ(2021/7/10)
FEM表示画面表示値
aktcn20秋田テレビ(AKT)
AntLV=52
POWER=-49dBm
C/N=20dB
BER 7.30E-5
aabcn24秋田朝日放送(AAB)
AntLV=63
POWER=-39dBm
C/N=24dB
BER 0.00E-0
abscn13秋田放送(ABS)
AntLV=34
POWER=-55dBm
C/N=13dB
BER 2.20E-2
nhkaktcn0NHK秋田
AntLV=0
POWER=-68dBm
C/N=0dB
BER 1.00E-0
nhkymgtcn13NHK山形
AntLV=34
POWER=-56dBm
C/N=13dB
BER 2.20E-2
ytscn13山形テレビ(YTS)
AntLV=35
POWER=-48dBm
C/N=9dB
BER 2.20E-2
tuycn16テレビユー山形(TUY)
AntLV=43
POWER=-48dBm
C/N=16dB
BER 2.20E-2
saycn4さくらんぼテレビ(SAY)
AntLV=10
POWER=-58dBm
C/N=4dB
BER 2.20E-2

 確たる根拠があるわけではないが、伝搬路での降雨減衰の影響というより、アンテナのLS206TMHに雨水が付着してVSWRが悪くなっているような気がする。
 2月にLS206TMHに湿雪が付着してAKTどころかAABまで受信不能に陥ったことがあったが、それに近い状態ではないかと。

 というのはLS206TMHの受信帯域(UHF34chまで)から大きく外れる、48chのNHK総合・秋田の数字が悪すぎるのである。
 C/Nが0、アンテナレベルも0、POWERも-68dBmとは悪すぎる。

 確かに降雨減衰は周波数が高いほど影響が出やすくなるが、こちらによれば影響が出てくるのは10GHzからということで、地デジの13ch(0.473GHz)から52ch(0.707GHz)のあいだの234MHzってのは誤差の範囲だろう。

 季節が夏に向かうにつれてAKTAABの受信状態が上向いてC/Nが20以上を連発するようになり、LS206TMHの帯域外にあたるABSもC/Nが15とか17を記録するようになって稀に復調出来たりもしていたが、ここに来て久しぶりのC/N=13dBである。
 NHK秋田といいABSといい、どうもアンテナのLS206TMHの受信帯域から外れる局ほど、成績の落ち込みがあるように感じるのである。
 現にLS206TMHの受信帯域に入る山形軍団は通常と比べて悪化しておらず、TUYは復調目前のC/N=16dBを出している。
 受信帯域内にあるAKTもBERがE-5だったがC/N=20dBをキープできた。

 原因が降雨減衰だとすれば、秋田局も鶴岡局も伝搬路上で同じように雨の影響を受けて来るはずだ。
 しかし、むしろ雨に降られて飛んでくる距離が長い分だけ不利になる山形軍団がほぼ通常どおりとなれば、やはり各局とも降雨減衰をほとんど受けず津軽まで飛んできて、雨水が付いてアンテナの性能が一時的に劣化して受信状況が悪くなったと思うのである。

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