新型コロナウイルスのデルタ株が猛威を振るっており、お盆は帰省を諦めるよう小池東京都知事が言っているし、秋田ローカルCMでも県境をまたいだ移動は控えるよう言っている。

 各々の都道府県境を越えるなという話だが、あの世とこの世の境を越えてご先祖様が帰ってくるのがお盆である。
 山形の遊佐町では、お盆の風習として軒先にミニカーをぶら下げるのだという。
 全国的に知られるキュウリやナスでつくる精霊馬と同じように、亡くなった御先祖様が帰ってくる乗り物としてミニカーだという。

 当地はミニカーはもちろん精霊馬も作らない人が多い地区なのだが、高利得UHFアンテナを設置しているのでお盆もAKTAABをはじめとする出羽方面のテレビ局の電波が東白神の峰を越えて津軽に飛んできてくれた。
 ありがたいことである。

秋田・山形8波受信データ(2021/8/13)
FEM表示画面表示値
2021_08_14 0811秋田テレビ(AKT)
AntLV=55
POWER=-47dBm
C/N=21dB
BER 8.00E-6
2021_08_14 0511秋田朝日放送(AAB)
AntLV=67
POWER=-38dBm
C/N=25dB
BER 0.00E-0
2021_08_14 041秋田放送(ABS)
AntLV=40
POWER=-53dBm
C/N=15dB
BER 2.20E-2
2021_08_14 0112NHK秋田
AntLV=21
POWER=-61dBm
C/N=8dB
BER 2.20E-2
2021_08_14 0111NHK山形
AntLV=21
POWER=-60dBm
C/N=8dB
BER 2.20E-2
2021_08_14 0512山形テレビ(YTS)
AntLV=23
POWER=-53dBm
C/N=8dB
BER 2.20E-2
2021_08_14 0611テレビユー山形(TUY)
AntLV=28
POWER=-52dBm
C/N=10dB
BER 2.20E-2
2021_08_14 0812さくらんぼテレビ(SAY)
AntLV=13
POWER=-57dBm
C/N=4dB
BER 2.20E-2


 フルセグAKTAABの2局。ワンセグABSNHK総合の秋田と山形YTSTUYの5局が到来。

 さくらんぼテレビはQPSKの方も2.20E-2でERRORになっているのでワンセグも破綻状態であるが、8局の受信状態としてはこれが基本的な状態だろう。

 本記事を書きながら気づいたが、当地は受信実験ではUHF27chにはSAY鶴岡局ではなくABS花輪局が入っていたし、AABが放送休止の際にUHF29chに反応が出ていた
 UHF29chはAKT花輪局だったりするので、花輪局は実は結構良い感じで飛んできているのかもしれない。
 SAYが伸び悩むのは花輪局の影響を受けているからなのかもしれない(詳しく書くと場所を特定されてしまうので書かないが、当地と花輪局の間は回折1回で通る位置である)。
 レコーダーの方でAKTが「081-1ch」なのに他のフジ系が入っていないのも、AKT花輪局が入ってきてバグで081-1になったのではないかと疑念を持っている。
081-1
【再掲 アクオスBDのEPG画面】

 ご覧の通りレコーダーのEPGにはフジ系AKTしか登録されていないが「081-1」と枝番が付いている。
 TBS系ATVのように枝番が付かず「061」になるのが正常で、テレ朝系ABA「051」なので後から追加されたAABに枝番が付いて「051-1」となるのが通常の動作であり、AKT「081-1」は軽微なバグが起きているとみている。

DSC_2668
【大森山の秋田局を回折させる陣場岳も、水晶山の花輪局を回折させる嶺も雲の中】

 話を花輪局の到来に戻すと、少しぞっとするのは、もしも総務省の周波数割当で秋田局と花輪局が同一周波数になっていたら、津軽でAKT秋田局は受信不能だったのではないかということである。
 大森山から水晶山までの詳しい通信経路は分からないが、秋田−能代ー鷹巣ー大館ー花輪ー碇ヶ関の回折点−当地の順に大迂回して来る電波は、秋田ー陣場岳−当地と最短距離で来る電波より遅延量が大きいはずである。アナログ放送でいえばゴーストがド派手に出てしまう状況で、遅延の限界を超える状況だったかもしれない。AABが何ともないから杞憂かもしれないが……

 ところで、AABで「週刊ニュースリーダー」を見ていたら、りんご娘出演の太子食品工業のCMが流れていた。

 太子は三戸町の企業だが、十和田市にあるKNK上北農産加工と同じくりんご娘をCMキャラクターに採用していて興味深い。
 KNKはその昔、野津こうへいをCMキャラに起用していたくらいだから、そんなに津軽アレルギーがない企業なのだろうとわかるが、南部のお城があった三戸の企業が津軽弁丸出しのCMを「良し」として、しかも納豆業界4位・ヤマダフーズのおひざ元である秋田県でもそのまま流すというのは隔世の感がある。わたしは削りこぶしが入っているヤマダの納豆の方が子供の頃から好きな非県民ですすみません
 自分が小学生の頃は「津軽弁は汚いからやめなさい」と言う教師がまだ居たし、新社会人のころ「八戸で仕事するときは津軽弁ではなく標準語で」と上司に言われていた身としては、秋田で太子食品が津軽弁全開CMを流す事実に、時代が動いているのを感じずにはいられない。

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