秋田の花輪SA松屋シリーズ(青森から花輪SA松屋まで1時間45分もかからない八戸から最も近い松屋は花輪か盛岡か花輪SAで松屋の醤油ラーメンを食い北東北のSAを想う話)に続き、今回は一般道ドライブインネタを。

 青森県旧67市町村の美味いものを記事にしていく企画の番外編として、秋田県大館市にある、風穴ドライブインの「津軽ラーメン」を。

DSC_3122
 秋田県大館市北部の国道7号沿いに、一年を通して5℃前後の冷風を吹き出す国の天然記念物の長走風穴がある。
 付近一帯は路肩が駐車帯となっており、夏場はババヘラアイスの屋台も出現したりして、青森市や弘前市から非常に近いババヘラスポットでもある。

大館市東北道アクセス
【画像はクリックで拡大します】
 長走風穴はその津軽地方からの利便性の高さから、大正時代には津軽林檎の貯蔵庫として利用されてきた歴史があり、秋田道 大館北−小坂が開通した今も、大館⇔弘前の移動では距離が短い国道7号を選択するクルマも多い。

有浦1丁目⇔碇ヶ関IC距離平均旅行速度所要時間
国道7号 矢立峠経由23.1km49.3km/h28分07秒
秋田道 小坂Jct経由31.9km78.5km/h24分24秒
県道2号 小坂IC経由38.6km71.0km/h32分38秒
(いずれも平均旅行速度は国交省の平成27年道路交通センサス昼間12時間の数値を使用)

DSC_3121
 今も主要幹線らしく長距離トラックも多数走る国道7号を挟んで、風穴の向かいにある風穴ドライブインには秋田なのに「津軽ラーメン」があると聞き、訪ねてみることにしたのである。
 朝10時開店、到着時は11時前だったので客はいなかった。

DSC_3118
 メニューに本当に「津軽ラーメン」があった。メニューの麺類の部では「ラーメン」に次いで二番手の表記なのだから、おススメなのだろう。しかも、なんとテーブルにはDCMサンワの青森ねぶたのうちわまである。大館の津軽(弘前)志向の強さは色々なところで見かけるが、本当にすごいな。

DSC_3119
 うまいんだなあ。
 いわゆるまるかい系とかたかはし系のような鮮烈な煮干ではないけれど、弘前とか五所川原の昔ながらの食堂で出てくるオーソドックスな津軽ラーメンの趣があって好き。
 って、これだけならわざわざブログで記事化しないんですよ。

DSC_3120
 出ました「車をはこぶ 心をはこぶ 東日本フェリー」!!

北国の海を行く ただひとりカーフェリー
あのひとが待つ街へ 一言をだきしめて
話したい夢がある 伝えたい愛がある
海鳴をいくつ聞いたら あのひとに届くだろう
東日本フェリー

 ♪ルルルルカーフェリー ルルルルカーフェリー

 生き証人が大館にいた。もちろん、フェリーの青函航路自体が死んだわけではないのだが、東日本フェリーの生き証人が秋田・大館の地に残っていたのである。
 往年の東日本フェリー華やかなりし頃は、このラックにフェリーの時刻表が挟まっていたのではないかと推測する。
 日本海東北道などまだない時代にはるばる国道7号を北上してきて、HBCラジオのフェリーガイドを聞きながら青森県を目前に風穴ドライブインで食事休憩をとりながら、東日本フェリーの営業所に北海道へ渡る便の予約を入れる長距離トラックの運転手の姿が目に浮かぶ。

 高速道路のSAやPAは公共の休憩施設として道路地図にも載るし数も限られているが、一般道で民間人が経営するドライブインの類は記録として網羅されていないではないかと思っている。
 今でこそ道の駅が普及しているが、昔はここ風穴ドライブインや、大鰐のさばいしドライブインや天間林の天間林ドライブインなど純民間のドライブインが幹線国道を往く長距離トラックの物流を支えていたはず。
 こういう記録は残していきたいものである。
 風穴ドライブイン、長く営業が続きますように……!

blog_rankingクリックでブログランキングに投票!