3月4日付で西日本高速道路がE2A 中国自動車道 吉和SA(上下線)の営業内容変更についてというプレスリリースを出した。

 2022年3月31日17時を以てインフォメーション、20時を以てスナックコーナー及びショッピングコーナーの営業を終了し、6月に「セブン自販機」を自動販売機コーナーに設置することで、パンなど軽食類の販売を予定しているという。

 道東道 十勝平原SA秋田道 八郎湖SA日本海東北道 豊栄SAなどに続く、売店も飲食施設も存在しない名ばかりSAの登場か。

 当ブログもだいぶ昔にガソリンスタンド廃止が相次ぐ中国道のSA・PAを考察したという記事を書いて、E2 山陽道の全通後に西日本国土軸(主に福岡・北九州大都市圏⇔広島大都市圏⇔京阪神大都市圏)の自動車交通の主流の座を奪われたE2A 中国道SA・PAの規模縮小を嘆いたことがあったが、とうとうSAを冠する施設の無人化か。


【側道から撮影された吉和SA(下り線) 大型トラックの姿が見えない】

 山陽道 広島Jctから約53kmに位置し、広島大都市圏を出発して最初のSAになることもあって、広島を発ったばかりのドライバーの休憩需要が小さいためか、大型トラックの駐車が見えない(上り線側には停まっているのが見えるので、偶然かもしれないが)。

 そもそも中国道でも広島北Jct−山口Jct間は交通量が少ない区間というのもあり、絶対的な交通量が少ない。

 これは厳しい経営環境だっただろう。

E2A中国道交通量図2019
【図はクリック/タップで拡大します】

 E2 山陽道との比較は今回は省略する。
 E2A 中国道だって米子道・岡山道との接続需要もある北房Jct以東は1日平均交通量が11,000台以上を維持する。

 このほかにも山陰方面と瀬戸内方面にアクセスする松江道・尾道道浜田道・広島道と接続する需要もあって、三次東Jct−広島北Jct間も10,000〜18,000台程度の交通量があるが、広島北Jct以西は本当に交通量が少なく、吉和SAが位置する吉和−六日市間の交通量は1日平均3,485台しかない。

 2005年にハイウェイショップとスナックコーナー、ガソリンスタンドが廃止され無人化した帝釈峡PAのある東城−庄原間よりも交通量が少ないのだ。
東北道末端の津軽SAも大丈夫か不安になる


【コーヒーカップやガソリンスタンドのピクトグラムが消された帝釈峡PA 案内標識

 規模の縮小が続く東北道 津軽SAが位置する大鰐弘前−黒石間は東北道で交通量が最小となる区間だが、それでも6,177台あって、吉和SAより2,000台以上も交通量が多いことになる。
 が、今は一応、上下線ともコンビニがあるが、末端区間ゆえ休憩需要は小さいと思っている。

 有料高速道路なのだから、東名 海老名SAのようなフルスペックである必要はないが、吉和津軽もせめて有人施設の維持くらいはしてもらいたいというのが私の本音。

 無料高速道路であれば、無料であることがユーザーに提供する最大のサービスだから休憩は一般道に降りろ、という理論もあると思うのだが、なんとか維持できないものなのだろうか。

 次は津軽SAがセブン自販機にされる番かもしれんなあ。

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