2020年10月28日の記事陣場岳山岳回折で津軽で秋田テレビが映るかもしれない地域にて、下の図と共に、以下のような文章を書いていた。
陣場岳山岳回折推定電界強度図(弘前北部)
【画像はクリックで拡大します】

 三和中心部の新和郵便局の西側と南側は36〜42dBμV/mの萌黄色であり、AKT受信の可能性が高い地域として非常に興味深い。
 弘前市三和は、移動受信でフルセグ復調可能と確認している鶴田町野木に隣接する集落であり、野木の南外れのお宮と三和集落の最北部は約100mという、目と鼻の先の位置関係である。
 弘前市内でも陣場岳の山岳回折秋田テレビ受信の可能性はあるようだ。
◆実際に行ってみた
DSC_4102
【弘前市三和 土淵堰を跨ぐ川村橋上にて】

 3月20日もカッチョ日和のぐずついた天候となったが、晴天なら陣場岳を望める弘前市三和の川村橋にて受信を行った。

 理論上、有望な地点だとは思うが、愛車のカーナビではワンセグすら受かったことが無い。
 確かに、フロントガラスのフィルムアンテナに対し電波到来方向はほぼ真横になるので、クルマの場合のロケーションは良くないのだが、ガチで電波が強い岩木の新法師では真横からの電波でも反応があるわけで、実際に八木宇田アンテナを振って見なければわからないポイントである。
 高まる緊張感。

DSC_4106

【マスプロ電工 LS56を投入した】

 今回はアンテナはマスプロ電工製5素子パラスタックアンテナ・LS56を投入である。
 先に紹介した金木の藤枝同様、(たぶん)日本アンテナ製の4素子アンテナ・AU5FSPでも良かったのだが、理由があってLS56
 理由はいずれ書くとして、土淵堰の水面(みなも)を見ながらアンテナを振ってみる。

20220320_200526
 AKTキタ────(゚∀゚)──── !!
 周波数521142850Hz、紛れもなくAKT秋田局(21ch)である。
 陣場岳の山岳回折による遠距離受信成功だ!

三和の秋田民放2波受信データ(2021/3/20)
FEM表示画面表示値
miwaakt秋田テレビ(AKT)
AntLV=53
POWER=-58dBm
C/N=20dB
BER 1.07E-4
miwaaab秋田朝日放送(AAB)
AntLV=61
POWER=-54dBm
C/N=23dB
BER 0.00E-0

 秋田放送(ABS)NHK総合・秋田Eテレ秋田は奮わなかった。
 まあ、欠落系列を補完する本命・AKTが受かったからそれでよい。

DSC_4101
【新和郵便局と目と鼻の先での受信成功である】

 弘前市内でフジテレビ系地上波受信成功である。
 確かに弘前でも中心市街地やその周辺の住宅地ではないが、岩木山とか大鰐山地とかの人が住まない特殊な場所や僻地でもない。
 三和はご覧の通り郵便局もあれば商店もあり、今も多くの人々が暮らす農村集落である。昨年までは市立三和小学校もあった。
 そして標高はわずか約15m。完全に津軽平野の一角であるが、そういう条件でせいぜい地上2mの高さにアンテナを構えることで、陣場岳の山岳回折でフジテレビ系・秋田テレビ(AKT)が受信可能なのである。

 鶴田、柏、五所川原、木造、金木でAKTの受信可能地点を確認してきたが、とうとう三和とはいえ弘前の平野部も加わった。感無量。

 といったところなんだけど、秋田波の遠距離受信はフジ系の秋田テレビさえ受信出来れば他は無くても良いから楽なんだよな。と。
 
 ここから先は、なぜAU5FSPではなくLS56を使ったかという話にもなってくるので、そのうちまた。
 念のため、異常伝搬ではないことを示すため例の図も貼っておこう。

duct2
William R. Hepburn氏のラジオダクト予報のページの予報図】


blog_rankingクリックでブログランキングに投票!