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弘前市三和から撮影した陣場岳と岩木山】

 AKTの受信が可能な地点があることを確認した弘前市三和の集落から離れた岩木川土手である。
 陣場岳の山岳回折の伝搬路が三和集落の中心部を貫いているわけだが、実はまだきちんと電波の出元を訪問していない。
 
秋田テレビ(AKT)大森山送信所

 今までに函館山と折爪岳は見てきたが、大森山はきちんと見たことが無かった。
 一応、秋田市内からもよく見えるので見えてはいたが、すぐ近くで見るのは初めてなのである。

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【東北を代表する動物園の一つである大森山動物園】

 2022年4月29日は青森県以外の東北地方は雨や雪の予報となったが、秋田市は日中まではなんとか天気が持ってくれた。

 秋田北IC秋田道を降りようかというタイミングで、AKT「石垣政和のあっぱれ!昼飯前」をO.A。
 ちょうど秋田市上新城の一軒家から生中継をしており、石垣政和さんが「あそこが北インター」と言うので画面を見ると、数秒前に通過したと思われる我が愛車とその前を走るミニバンに酷似した車列が映っており、「とうとうAKTに映った!」と自分では勝手に思っている。

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【ライオンが吠えまくる場面に偶然会えて感動した】

 大森山送信所が初めてなら大森山動物園も初めてである。
 大森山動物園はとても良い。
 ライオンのほかにもアムールトラ、キリン、アフリカゾウ、オランウータンなども居るし、決して規模は大きくないが遊園地も併設されており満足だ。
 惜しむらくは動物園の無い青森市から遠いことだが、一刻も早く秋田道の二ツ井のミッシングリンクが解消して少しでも4車線区間が増えてくれればと思う。
 秋田は良いゾ。

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【大森山の観覧車から望む秋田送信所鉄塔群】

 午前中、国道7号秋田南バイパスからは薄っすらと白く鳥海山が見えていたが、午後は雲が厚くなり始めた。それでも観覧車から望む日本海の眺めと、北東北最大都市の秋田市街の都会的な景色は格別である。
 ひと通り動物園と遊園地の遊具を堪能したあたりで小雨が降りだしてきたので、秋田市街へ向かう前に鉄塔を見に行くことにした。

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秋田朝日放送(AAB)大森山送信所

 大森山動物園から向かうと、一番最初に見えてくる鉄塔が秋田朝日放送(AAB)大森山送信所である。
 道路から真西を向いて撮影しているので、どうやら鉄塔最上部の双ループアンテナの送信方向はこちら東側──すなわち90°方向と、直角に南北の0°と180°方向のようだ。ネットに出ている情報と間違いなさそう。
 当地の場合、AKTよりもAABの方がC/NやBERなど受信実績は優れている。

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秋田テレビ(AKT)・エフエム秋田(AFM)大森山送信所

 続いて出てくるのがAKTエフエム秋田(AFM)の大森山送信所。
 ご本尊です。
 青森県でも民放2局目のATVエフエム青森(AFB)が相互にCMを流していたりと関係があるように、秋田も民放2局目のAKTエフエム秋田(AFM)が親密なようだ。
 それぞれ、ラジオとテレビの兼営のRABABSと対峙しているのだろうか。

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AKT・AFM親局鉄塔

 ありがたや。
 こちらが津軽平野の当地まで、陣場岳の山岳回折によってフジテレビ系地上波を届けてくれるAKT親局である。
 AFMの82.8MHzならさらに受信が容易で、山岳回折の伝搬路から多少ずれても良好に聴取可能なことが多い。初めて認知した頃は「Co-much FM」を名乗っていたがいつのまにか正式名称のエフエム秋田を名乗るようになっている。

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AKT・AFM親局送信アンテナ

 AKT親局舎は真北からいくらかずれており、最上部の双ループアンテナも局舎壁面から斜めに取り付けられているようだが、送信方向はAABと同じく0°と90°、180°方向で間違いなさそうである。
 AFMは局舎の面と同じ方向に取り付けられているようにも見えるので、もしかすると送信面の方向はAKTと違うのかもしれない。

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秋田放送(ABS)大森山送信所

 そして秋田放送(ABS)大森山送信所
 Googleストリートビューで見て来た事前情報では鉄塔が2本あったようだが、今は1本だけになっているようだ。
 当地ではアナログ放送時代に、馬ノ神山に向けている14素子アンテナ(VHFではない)に入感するほど強く11chが飛来してきており、秋田波遠距離受信のきっかけになった局である。
 アンテナをローチャンネル用のLS206TMHにしているので帯域外になってしまうが、オールチャンネル用のLS206などに付け替えればABSも受信可能だろうとみている。

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NHK秋田放送局 大森山送信所

 最後はNHK秋田放送局の親局。
 総合テレビEテレNHK FMを送信している。
 大森山動物園から来るとNHKが一番奥にあり、この先の駐車場までは車両で行けるが一方通行となるため通り抜けできない。

 来た道を戻って、国道7号秋田南バイパスを快走してAABの本社がよく見える臨海十字路交差点から山王大通りを秋田都心へと直進。
 アトリオン地下の秋田県産品プラザで土産品類を買い込んだ後、AKTABSの本社前を通過し、秋田中央道路経由で秋田中央ICで帰路に就いた。

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【東北では仙台と秋田のみ進出の札幌かに本家 実は北海道発祥ではない】

 自動車で秋田市内を走り回れば、やはり秋田市が北東北最大都市であると実感せざるを得ない賑わいや街の造りを感じることができ、我が青森市は逆立ちしても出せなさそうな「県都の風格」も出ている。
 県紙・秋田魁新報社とJAのビルが鎮座する臨海十字路から都心に向かうとまずは「Mercedes Benz AKITA」の高級車ショールームが輝き、6車線の街路を挟んで対峙する秋田県庁と秋田市役所、そして駅に近づくにつれ賑わいを増す市街地というのは圧巻である。

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【鈴木水産のはたはた寿司】

 文化、というかスポーツの話になるが、プロスポーツチームも北東北で最初にサッカーのJ2昇格を果たしたのはブラウブリッツ秋田だったし、バスケもチャンピオンシップ進出を懸けて死闘を繰り広げるB1のノーザンハピネッツを見ていると青森市民としては羨ましくもある。
 ブラウブリッツの試合はAKTで見ていたし、この連休はAABが京都ハンナリーズ戦を生中継していた。
 やはり東北では仙台、郡山の次の都会は秋田だろう。


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弘前市三和から撮影した陣場岳

 青森から片道3時間かけて秋田市まで行って帰ってきて改めて見ると、陣場岳の山岳回折が神秘的にさえ思えてくる。
 今でも津軽平野でフジテレビ系地上波の安定受信に成功していることが奇跡的にも思うのである。

 最後に、4月30日の当地の秋田波の受信データをまとめて締めよう。

秋田4波受信データ(2021/4/29)
FEM表示画面表示値
2022_05_01 AKT秋田テレビ(AKT)
AntLV=52
POWER=-49dBm
C/N=20dB
BER 7.90E-5
2022_05_01 AAB秋田朝日放送(AAB)
AntLV=54
POWER=-43dBm
C/N=20dB
BER 2.80E-5
2022_05_01 ABS秋田放送(ABS)
AntLV=37
POWER=-54dBm
C/N=14dB
BER 2.20E-2
2022_05_01 NHKGAkitaNHK秋田
AntLV=14
POWER=-63dBm
C/N=5dB
BER 2.20E-2

 本命AKTAAB復調し、ワンセグ復調ABSNHK秋田
 やっぱりAKTでもAABでも、C/Nが20dBもあればBERはE-5を出すんだよな。

 データの記録は省略するが、鶴岡のNHK総合YTSTUYSAYワンセグ復調には至っており、TUYはアンテナレベルが35まで上がってABSに迫る勢いだった。

2022_0430 EPG
【遠距離受信なら洋画も見れるぞ】

 TVerのリアルタイム配信が始まって1か月ほど経ったが、周りで話題にしている人をあまり聞かない。青森市民でフジ系テレ東系を見たい人はもう青森ケーブルテレビに加入しているので、何をいまさらという感じなのかもしれないし、市民も少しずつテレビ自体に興味がなくなってきているのだろう。

 それでも弘前から通勤してくる同僚から聞こえてきた話はあって、「映画『ドラゴンボール超 ブロリー』がTVerで見れなかった」と。
 AKTの遠距離受信なら問題ないのだが、山岳回折の伝搬路から外れると弘前も厳しいからな……。

 映画は権利の関係とか事情があるんだろうとは思うが、ゴールデンだけと言われていたTVer同時配信も、見られる番組と見られない番組があると聞くと、やっぱ遠距離受信はやめられないし、ケーブルテレビって偉大だなと。

 青森で北海道や秋田や岩手の放送を遠距離受信すると、ローカル番組やローカルCMで旅気分も味わえるし楽しいぞ。

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