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【板柳町常海橋の板柳東小学校】

 持子沢から十川を渡って南下して板柳町常海橋に移動。
 ここ板柳町立板柳東小学校は、旧北津軽郡沿川村地区の沿川第一小と沿川第二小の統廃合で2001(平成13)年に開校され、常海橋地区に位置する。
 持子沢と同じく烏帽子岳の山岳回折伝搬路の線上にあり、烏帽子岳と雷岳の山岳回折で津軽で秋田テレビが映るかもしれない地域では「微妙」と判定していた。
 というのも、この横を通るこめ米ロードを南下していてもAKTワンセグ止まりのことが多く、本当にフルセグが映るのかわからなかったからである。
 (当ブログが車載カーナビで異常伝搬時を除いてフルセグを確認できているのは鶴田町野木や強巻、五所川原市桜田など数カ所しかない)

 ここでもアンテナはマスプロ電工・LS56、ブースターはサイトウコムウェア・AMP-UK、ケーブルはマスプロ電工・S5CFB20Mを3mで勝負する。

akt@itayanagi-e-s
【板柳町常海橋のAKT受信データ】

 AKTがC/N=25dBという高記録で、BERはE-0のエラーフリーでフルセグ達成!!
 常海橋すげえ!板柳町内で初となるAKT受信可能地点確認だ。

 ちょうどこの時間、AKT「石垣政和のあっぱれ!昼飯前」をやっており、秋田市の画家・小寺正さんのアトリエから中継をしていたのだが、石垣さんが「コレ映しちゃマズいか」と言いながら映しちゃったのが小寺画伯のABS秋田放送の絵。
 せっかくなのでABSも測定してみる。

abs@itayanagi-e-s
【板柳町常海橋のABS受信データ】

 ABSもC/N=24dBでBERがE-0エラーフリーとはビビる。
 一方で前田野目や持子沢と同じく、NHK総合秋田Eテレ秋田フルセグを達成したが、AABだけがまたワンセグ止まり

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【板柳東小学校から水田地帯越しに烏帽子岳方面を望む】

 どうもAABの相性があまり良くないが、ひとまずABSの局ロゴ取得を狙って041chで11時00分を待つ。
 が、11時01分、11時02分、11時03分……待てども待てどもABSの局ロゴが入らないので撤収。これなら石垣さん見てた方が良かったわな。

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【板柳町常海橋の受信実験地詳細】

 実験を実施した位置は上記の位置で、常海橋の旧道沿いの集落地でもカーナビでワンセグに至る地点もチラホラある。
 常海橋東小学校から、先に紹介した五所川原持子沢にかけての線上ならAKTの受信可能性はあるといえる。
 少なくとも、既にAKTの固定受信に成功している旧西津軽郡地域の当地よりだいぶ条件は良い。
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【藤崎町福舘の集落と水田】

 1954(昭和29)年まで存在した旧富木舘村を構成した邑の一つである福舘地区の住宅地裏手の水田に移動。現在の地名では南津軽郡藤崎町福舘で、平成の大合併前の領域では旧常盤村の領域になる。

 こちらは前田野目と同じく田代岳の山岳回折伝搬路の線上にある。
 2019(令和元)年10月に付近の久井名舘地区の西端で車載テレビで受信実験を実施した際はワンセグだったがレベル30前後に達しており、期待がかかる。

akt@fukudate
【藤崎町福舘のAKT受信データ】

 AKTがC/N=26dBで常海橋を上回り、BERはE-0のエラーフリーでフルセグ達成!!
 藤崎にもAKT受信可能地点確認がいるとは噂で聞いているし、弘前タワーさんからも近隣の藤崎町俵舛地区で成功したと聞いているが、当ブログとしては藤崎町内で初のAKT受信可能地点確認だ。

 ABSNHK総合秋田Eテレ秋田フルセグを達成したが、AABだけはワンセグ止まり
 ABSの局ロゴ取得に再度挑戦すると、11時30分に「ABSストレートニュース」が始まってほどなく取得。ABSの局ロゴ送出タイミングはよくわからないが、平日11時30分のニュース開始時には間違いなくあるだろう。

 福舘もまた当地より受信状況が良いようだ。羨ましくもある。
 これほど好条件なら、13〜34chに受信帯域を特化したLS206TMHを投入せず、AKTの21chでの動作利得は2dB落ちてしまうが全ch対応のLS206で秋田5波全局コンプリートも可能だろうと思う。

 それにしても福舘でこれほど好成績が出るのなら……(後述)

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【藤崎町福舘の受信実験地詳細】

 実験を実施した位置は上記の位置で、集落内では家に遮られて芳しくないが、少しだけそれて水田地帯に出れば路上2mに設置したアンテナでもこの通りの好成績。
 福舘の住宅地も屋根の上やコンクリート柱にアンテナを取り付ければAKTが受信可能だろうと思う。
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【藤崎町矢沢の水田 新潟運輸弘前支店裏】

 福舘から南下して藤崎町矢沢(と藤崎町藤崎の境界)に。
 矢沢も田代岳の山岳回折伝搬路が通過するが、集落内に受信実験の適地が無いため、集落南側の水田の農道を選択した。
 位置的には新潟運輸弘前支店(藤崎町藤崎中豊田)の裏手にあたる。

 好成績を収めてきた前田野目、持子沢、常海橋、福舘の勢いそのままに藤崎矢沢も!と思いきや、少々難儀した。難儀した理由はこのあとわかる。

akt@yazawa
【藤崎町矢沢のAKT受信データ】

 AKTはC/N=19dBでBERはE-3と、フルセグ達成だが先ほどまでの勢いはどこへ?

 どうもアンテナの向きや位置は問題ないようだが、ケーブルが風で揺れると映像断になる場面があり、なんだか怪しいと思っているとブースター給電部の端子の接触不良が判明。

AMP-UK-PS
【AMP-UK 給電部】

 給電部の根元(写真で赤丸の部分)を触ると、受信状況が劇的に改善したり悪化したり、どうも“荒らげねぐちょして”しまったため芯線が破断したらしい。
 AQUOSのアンテナ端子に固定する部分になるが、移動受信でしょっちゅうケーブルやアンテナが振り回されることを想定されて製造されてはいないのだろう。

 このためこの後は、給電部が手負いの状態で弘前市内での受信実験に向かう事となったのである。

 帰宅後に外科手術。同軸を切断し、赤丸の部分側の芯線をラジオペンチで引っ張ると破断した個所から手前が抜けた。今後はもう少し優しく扱わなければ……
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【受信実験地の背後にあたる矢沢集落】

 ただ、受信データを見ると旧西津軽郡地域の当地と遜色はない。当地並みの受信機材を揃えれば、矢沢もAKTの受信が可能な家があると思われる。
 藤崎に成功者がいるというのは聞いており、矢沢から藤越にかけての田代岳の山岳回折伝搬路上か、弘大の農場のある方面の烏帽子岳の山岳回折伝搬路上かと思っている。

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【藤崎町矢沢の受信実験地詳細】

 実験を実施した位置は上記の位置で、国道7号の東側にあたる。国道7号AKTにチャンネルを合わせ青森から弘前に向かうと、常盤のパチンコガイアを過ぎた辺りで一度復調し、いったん途絶えてまた復活するのがこの周辺である。
 国道7号沿いでも受信実験をしてみたいのだが、本線にクルマを停めるのも迷惑極まりないし、青森県内有数の交通量を誇る津軽の大幹線の衆目に晒されながらアンテナを振り回す勇気はない。

 とりあえず、板柳町、旧常盤村、旧藤崎町でもAKT受信可能地域が存在することは確認できた。

 この後、次回はいよいよ弘前市内に突入である。

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