異常伝搬シーズンで、自分の休みと受信実験が行える電波条件も合わないのでなかなか山岳回折の実証実験もできない。
 2022年7月4日(土)はせっかくの休日だったが、例のWilliam R. Hepburn氏のラジオダクト予報のページで日本海がかなり暖色系に塗りつぶされており、とても実験には使えない。

 なんたって移動中に、今まで実績のない場所でいきなりAKTフルセグ復調してみたり、逆に実績のある場所ではワンセグすら反応しなかったり。
 かなり不安定な日ではあったが、鶴岡局のSAYが飛んできているようだったので、旧西津軽郡地域某所の当地で新受信機に登録しようとチャンネルスキャンしてみたのである。

BSN
【当地でBSNを初観測】

 新潟・弥彦山波(新潟放送・BSN)を初登録。
 基本的には弥彦山の新潟親局から当地までは山岳回折1回での伝搬も成立しない地形条件だが、K型フェージングのK値が大きい場合に冷水岳のあたりで山岳回折が成立してしまうようだ。

 ただ、弥彦のBSNって17chなので、既に登録済みのHBC函館局が上書きされて消えてしまった。

NST
【当地でNSTも初観測】

 アンテナレベル一覧表示にしたらNST(新潟総合テレビ)も入っていた。
 NST19chなので、登録済みのTVh函館局も上書きされて消えてしまった。

 それにしても秋田・山形・新潟と系列問わずごちゃ混ぜになっており、内燃機関のクルマならメーカー問わない個人経営の自動車修理工場の看板みたいな趣である。
 ギャラン・ランサー・ミニキャブ・ミラ・ムーブ・アトレー・レガシィ・インプレッサ・サンバー・アルト・ワゴンRみたいなノリで楽しい。

 ともあれ、想定外の新潟波の襲来で、せっかく局ロゴ取得も終了していた北海道波のラインナップが大崩壊である。
 生き残ったSTVHTBは大丈夫そうだが、UHBの局ロゴが消滅しており、アンテナレベル一覧表示をよく見て気づく。

UHB福島
【アンテナレベル一覧表示1ページ目もカオスなことに】

 UHBの物理chが25じゃなく38ch!
 UHB渡島福島局だ!!

 秋田(大森山)向きのLS206TMHでは方向も全然合ってないし受信帯域(34chまで)から外れるので、恐らく青森(馬ノ神山)向きのスカイウォーリーが拾ったのだと思うが、それにしても直角に近い角度差である。

 新潟やら渡島福島やら、北からも南からも普段はお目にかかれない電波がガンガン飛び込んできているわけで、そりゃあAKTも不安定になるわけである。
 受信実験、強行しなくてよかった。

TOPPATOPPAN
AKTなら『バック・トゥ・ザ・フューチャー』もOK】

 AKTはこの日かなり不安定で、19〜20時台の「新しいカギ」はほぼ受信不可能に近い状況だった。
 受信電力が-70dBmを下回る場面や、逆に-30dBmまで伸びているのにBER破綻など、強烈なフェージングやどこか遠方の未知の21chの混信などもあったのだろう。

 それでも21時からの洋画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は全編通して視聴可能状態であり、最後は面白さを感じる一日であった。

 普段映らない局が異常伝搬で飛んでくるより、本命が安定して飛んでくる方がありがたいものである。


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