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【十五夜翌日も青森周辺はラジオダクト日和】

 雲谷で中秋の名月を愛でた翌日、元宇田地区の通行止が復旧した国道280号で今別まで受信実験に出かけることにした。昨日に引き続いて、青森と北海道の間にはラジオダクトが起きそうな気配が漂っている。
 ともあれ2007年のカーナビでの実験でも好成績を叩き出している高野崎まで行くこととし、まずは対照実験的な意味も込めて平舘漁港にも立ち寄っておく。

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【2週間で秋が進んだ感じがする平舘漁港】

 2週間前の調査ではVK(NHK総合・函館)VB(Eテレ函館)はC/Nが28前後もあるという好成績を収めながら、民放は惨憺たる結果だった平舘漁港。
 この日は風が強く波も荒れ、漁港で竿を垂れる釣り人の影も少なく、前回より寂しい感じがした。
 同ポイントで同じようにLS56を函館に向けて実験する。

平舘漁港・函館7波受信データ(2022/9/11)
FEM表示画面表示値
平舘HBC北海道放送(HBC)
AntLV=17
POWER=-68dBm
C/N=6dB
BER 3.94E-2
平舘STV札幌テレビ放送(STV)
AntLV=28
POWER=-65dBm
C/N=10dB
BER 3.94E-2
平舘HTB北海道テレビ放送(HTB)
AntLV=10
POWER=-54dBm
C/N=4dB
BER 3.94E-2
平舘uhb北海道文化放送(UHB)
AntLV=0
POWER=-57dBm
C/N=0dB
BER 3.94E-2
平舘TVhテレビ北海道(TVh)
AntLV=13
POWER=-61dBm
C/N=5dB
BER 3.94E-2
平舘VKNHK総合・函館(JOVK)
AntLV=76
POWER=-49dBm
C/N=30dB
BER 0.00E-0
平舘VBNHK Eテレ函館(JOVB)
AntLV=67
POWER=-53dBm
C/N=25dB
BER 0.00E-0

 やはりVK(NHK総合)VB(Eテレ)のみ復調
 民放は前回よりも悪く、ワンセグにもHBCSTVTVhしか届かなかった。UHBはC/N=0dBって……

陸奥湾・津軽海峡境界
【環境省定義で、平舘燈台−焼山崎線が陸奥湾と津軽海峡の境界線】

 当ブログでは北海道民放5局とも、極力青森側に電波が漏れないように指向性をシビアに設定しているものと推測しているが、陸奥湾と津軽海峡の境界線となる平舘燈台−焼山崎線を挟んで平舘漁港と石崎ふ頭で結果がまるで違うのはただの偶然だろうか。
 石崎ふ頭なら本県で欠落系列となるUHBTVhが復調可能であることは2週間前に確認済みである。

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【今別町・高野崎】

 平舘から北上して今別町の高野崎へ移動。
 津軽海峡を挟んで北海道と向き合う青森の岬といえば、マグロで名高い本州最北端の大間崎、「津軽海峡・冬景色」でも歌われ知名度は抜群の竜飛崎、東北初の灯台と寒立馬で知られる尻屋崎の3つは代表的な存在だと思われるが、ダイナミックな自然景観としては高野崎は一番ではないかと思う。

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【高野崎の駐車場からLS56を函館向きに構える】

 青森市から移動中に聴いて来たFM青森(80.0MHz)にも雑音が増えて来たので、北海道のAir-G'(88.8MHz)にチューニングすると、最高の音質で最高の選曲の番組が聴取できた。
 来週もまたSame time,same channelで聴こうと思うと、また海峡側に来ないといけないが、FMが良いなら地デジも良いはず!

平舘漁港・函館7波受信データ(2022/9/11)
FEM表示画面表示値
高野崎HBC北海道放送(HBC)
AntLV=93
POWER=-33dBm
C/N=35dB
BER 0.00E-0
高野崎STV札幌テレビ放送(STV)
AntLV=86
POWER=-31dBm
C/N=32dB
BER 0.00E-0
高野崎HTB北海道テレビ放送(HTB)
AntLV=84
POWER=-29dBm
C/N=31dB
BER 0.00E-0
高野崎UHB北海道文化放送(UHB)
AntLV=76
POWER=-28dBm
C/N=29dB
BER 0.00E-0
高野崎TVhテレビ北海道(TVh)
AntLV=78
POWER=-34dBm
C/N=30dB
BER 0.00E-0
高野崎VKNHK総合・函館(JOVK)
AntLV=91
POWER=-28dBm
C/N=35dB
BER 0.00E-0
高野崎VBNHK Eテレ函館(JOVB)
AntLV=95
POWER=-27dBm
C/N=36dB
BER 0.00E-0

 函館全局ともBER=0.00E-0復調
 山下達郎なら「最高の品質」と絶賛してくれるだろう。

 それにしても函館山からの距離や方位角度的には、平舘漁港も高野崎もそう大差ないように思われるが、NHKの受信結果はそれほど差が無いのに民放の結果にこれほどの差があるとなれば、やはり送信側の都合──シビアな指向性の設定なのかなと思わずにいられない。

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【高野崎の食堂で休憩した】

 高野崎の食堂に入ると、HBCラジオの「サンデーファイターズ」が流れていたので、女将に「HBCラジオですね」と尋ねると、「そうです!HBC、北海道放送青森放送は入りません」という返答。
 青森市でもHBCラジオSTVラジオはかなり普及していると思うが、海峡側ではもはや北海道の放送がライフラインの一部なのである。

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【アイスコーヒーを頂いた】

 食堂を営む高齢の夫婦は袰月集落の人だという。8月の豪雨では元宇田ほどではないが袰月にも被害があり、一時は平舘にも今別中心部にも国道280号が寸断していたという。
 AMラジオはHBCSTVNHK函館しかロクに受信できないとなれば、停電の中で豪雨災害の情報はスマホでネットからとるか、北海道の放送からしか取れなかっただろうと想像する。
 だが、東北最大都市の仙台より3年も早く民放4系列受信が可能となり、未だに仙台で叶わない民放5系列受信もTVh函館送信所が開局して30年近い歴史になる。
 スマホさえ生きていればインターネットでWEB東奥など青森県内メディアの情報にもアクセスできるし、北海道のお陰で民放全系列も見られるのなら青森の放送など無くても不便はないのだろう。

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【国道280号今津バイパスの松並木】

 北海道へ思いを馳せつつ帰路につくと、国道280号今津バイパス松並木があることに気が付く。
 青森から蟹田まで伸びてきている国道280号バイパスいは、一応は内真部蓬田バイパスなどの名称があるのだが、いっそのこと国道280号バイパスには新松前街道の愛称を与えてはどうかと思うのである。
 残念ながら三福航路無き今、松前(福島)に渡ることは出来ないが、東京の青梅街道・新青梅街道みたいで良いと思うのである。

夕陽とダチョウ倶楽部
【かかしロード(愛称)のダチョウ倶楽部のかかし】

 ということで当ブログは勝手に国道280号バイパス新松前街道と呼ぶことにする。

 今別への往路、野木和でダチョウ倶楽部のかかしが目を引いたので往路に撮影。
 真ん中に上島竜兵がいるのが泣けてくる。生きていたら、今年の「ラフ&ミュージック」の熱湯風呂にも出ていたんだろうなあ。

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