DSC_6089
【五能線畑岡踏切と荒磯崎神社は烏帽子岳の山岳回折波の伝搬路上にある】

 県道37号柏と鶴田を経由し、岩木川を渡って板柳、そして南津軽郡藤崎町の林崎に移動。
 烏帽子岳と雷岳の山岳回折で津軽で秋田テレビが映るかもしれない地域でも紹介した通り、烏帽子岳の山岳回折によるフジテレビ系・秋田テレビ(AKT)の伝搬路にあたる。

 藤崎町では矢沢地区や旧常盤村側の福舘地区を含め、田代岳の山岳回折によるAKT受信可能地域の存在を確認しているが、烏帽子岳伝搬路での受信実験の成功で弾みをつけて弘前市に突入しようという算段である。

DSC_6091
【林檎果樹園地でマストを上げ5mの地上高を稼ぐ】

 ただここを貫く県道199号は路肩に駐車余地がなく、荒磯崎神社を囲む木々や林檎果樹園地のため見通しも良くなく、クルマをどこに置こうか難儀した。
 荒磯崎神社から見て西──五能線の畑岡踏切の南側から西に向かう松野木ふるさと農道なら交通量が少ないので、農道沿いで果樹園の林檎の木々を超えて烏帽子岳を見通せるように5mのマストを上げLS56をに向けてみる。

藤崎町林崎・荒磯崎神社西 AKT受信データ(2022/9/29)
FEM表示画面表示値
AKT林崎秋田テレビ(AKT)
AntLV=41
POWER=-64dBm
C/N=15dB
BER 3.46E-3

 なんとかAKTの復調確認。
 ちょっと言い訳すると、5mのマストを屋根馬で上げようとすると、手で押さえていないと簡単に倒れてしまうので、本当はCN=19dBくらいまで上がっているのだが、写真を撮ろうとスマホを持つとマストがあああああああの状態だった。

 この延長線上に五所川原市の七和受信点(持子沢)や、板柳町の常海橋受信点もあるので、受信できるのは間違いないと思うのだが、証拠映像も撮影する余裕がなく、仕方ないので次のポイントへ行こう。

AKT-HAYASHIZAKI
AKT秋田送信所−林崎受信点の伝搬路断面図】

 ちなみにAKT大森山送信所から林崎受信点は17.44°方向に116kmの旅だ。見事に烏帽子岳で山岳回折し降り注いでくるのである。

DSC_6092
【藤崎の岡本の平川土手から弘前市方面を撮影】

 林崎から南下して藤崎町岡本の平川右岸土手に到着。
 対岸は弘前市と言いたいところだが、平川の旧河道にそって藤崎町の領域が対岸にも食い込んでおり、それに隣接するのが弘前市の津賀野や岩賀になる。
 弘前市内では5月時点で岩賀のほか大久保と2地区3か所AKTの受信が可能であることを確認済だが、新しい受信可能地域の確認に先立つ藤崎の前哨戦だ。

 三脚を構え地上高2mでLS56烏帽子岳に向けロックオンだ。

藤崎町岡本・岡本警報所南 AKT受信データ(2022/9/29)
FEM表示画面表示値
AKT藤崎岡本秋田テレビ(AKT)
AntLV=43
POWER=-65dBm
C/N=16dB
BER 8.57E-4

 しっかりとAKTの復調確認。
 C/N値自体は決して褒められた数字ではないが、海上伝搬の遠距離受信のようにフェージングでC/Nが上下することもなく淡々とC/N=16をキープし、映像は乱れが無かった。なんといってもBERがE-4から落ちることが無いのが大きい。


 証拠映像。弘大の藤崎農場周辺の住宅地や、西側の白子の集落でも車載テレビでもワンセグならAKTが映っており、受信を試す価値のある地域である。
 残念ながら藤崎駅とかロータリーのある方は伝搬路から東になるので望みは薄いが。

林崎・藤崎
【藤崎町林崎、岡本の受信地詳細】

 藤崎町でも岡本・白子から林崎にかけての伝搬路上にあれば、LS206TMHなどの高性能アンテナを設置してブースターを組み合わせれば安定してフジテレビ系・秋田テレビ(AKT)受信できるだろう
 狙うは秋田市大森山の秋田局、UHFの21chである。

AKT-FUJISAKIOKAMOTO
AKT秋田送信所ー藤崎町岡本の伝搬路断面図】】

 大森山のAKT秋田送信所から見ると方角は17.46°方向、距離にして114.9kmである。
 ここもまた烏帽子岳(秋田県大館市)で山岳回折し、藤崎町まで到達するのである。

 弘前都市圏のベッドタウン・藤崎でもAKTの受信可能性がある地域は矢沢、榊、白子、岡本など複数存在するのである。

 この勢いそのままに、弘前市で新たな受信可能地点を発見した報告は次回。

blog_rankingクリックでブログランキングに投票!