tropoduct20221103JAPAN
William R. Hepburn氏の予報サイトから引用】

 弘前市藤野1丁目の藤代工業団地内で、烏帽子岳(秋田県大館市)の山岳回折によってフジテレビ系・秋田テレビ(AKT)の遠距離受信に成功した報告の反響が良い。
 9月29日の受信が「まぐれ」ではないことを確認しなければならない。

 William R. Hepburn氏の予報サイトによれば、令和4年の文化の日(2022/11/3)はラジオダクトとは程遠い状況のようだった。弘前市藤野1丁目の現地は断続的に雨が降り続き、時折すわみぞれかと思うような大粒の雨が叩きつける場面もあった。
 良いね良いねェ!この悪条件。


 LS56もびしょ濡れである。これで受かれば本物だ。

弘前市藤野1丁目・やちなか橋 AKT受信データ(2022/11/3)
FEM表示画面表示値
20221103521秋田テレビ(AKT)
AntLV=43
POWER=-63dBm
C/N=16dB
BER 5.24E-4

 やっぱりAKT、弘前でも復調した!
 29chのAAB、35chのABS、48chのNHK総合秋田も復調に成功した。
 受信電力は-63dBm(この受信機は7デシ下に振れる)だから前回と変わらず。C/Nは前回適当にやって17dBだったが今回も適当にやって16dB。BERもE-4だからあまり変わってないと見る。

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【一瞬の晴れ間の弘前市藤野1丁目・土淵堰】

 雨の中でAKTの受信成功を確認し、撤収作業を終えると晴れ間があった。お天道様や田代岳連峰の山の神々にも祝福されている気分である。

 偶然、藤野工業団地で祝日だろうが関係なく働くクルマが通りかかり、アンテナを支えていた三脚を見て“までー”に3秒一時停止し、徐行し、交差点を確認して曲がって行った。警察のネズミ捕りかと思われたようだ。
◆どの辺りからAKTが復調してくれるだろうか?

 「弘前市南部の住宅地である桜ヶ丘付近から電界強度の色が付き始めるが、住宅が立ち並んでいるせいか県道126号からは見通しが良くなく移動受信でのワンセグ復調経験はない。試してみるのは面白いかもしれないが、このエリアはあまり自信がない。」とは、2021年1月8日の記事「烏帽子岳と雷岳の山岳回折で津軽で秋田テレビが映るかもしれない地域」で書いた一文。
 山岳回折も、あまり山に近すぎると電波が良好な状態で降り注いでこないからだ。

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【ツルハドラッグ弘前樹木店】

 ツルハでAQUOSのリモコンの乾電池と栄養ドリンクを買って、駐車場を間借りして密かにLS56を駐車枠内で烏帽子岳に向かって出してみる。もっとも、駐車場内からは烏帽子岳が見えないが……やるだけやってみよう。

弘前市藤野1丁目・やちなか橋 AKT受信データ(2022/11/3)
FEM表示画面表示値
AKTツルハ弘前樹木秋田テレビ(AKT)
AntLV=9
POWER=-77dBm
C/N=3dB
BER 3.94E-2

 非常に微弱ながらAKTがC/N=3dBだけ出た。
 やっぱり山に近すぎると辛いのだな。地形にもよるので何とも言えないと思うが、山岳回折でも山頂・尾根の回折点からガクンと急角度で麓に降りてくるとは考えづらい。適度に距離があった方が良いのだろう。

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県道126号から望む久渡寺山。烏帽子岳は雨雲の中】

 新寺町から久渡寺に向かって折れる県道126号は、烏帽子岳の山岳回折波の伝搬路とツルハドラッグ弘前樹木店付近で重なっており、適地だと思うのだが成績は良くない。車両でワンセグの移動受信もかなわなかった。
 それでももう少し離れて弘前城本丸付近まで行けば、ガラケーでもAKTワンセグで受かるのだから面白い。
 
 本当は機材を持ち込んで弘前城本丸に入ってやろうかとも思ったのだが、弘前城菊と紅葉まつりの真っ最中。さすがに、そんな中で遠距離受信実験をやるのはできない(そもそも弘前市から許可されるのかもわからないが)。
 
 というわけで、続いて鯵ヶ沢に向かったのであった。

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